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紙の本
「恋は偉大」(笑)
2002/07/17 18:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は遥視点の旦那様シリーズ。
いよいよ以前より引きずっている遥のマミーの問題を解決していく二人。
テキパキ出来る母の前では、いつもグズな息子になってしまう惨めな遥。
それでも遥を狙う人物たちが、望月との関係をマミーが知らないのをいいことに、卑怯な手を使うことにも耐えられず、いつまでも隠しおおせるわけではないということから、精一杯の勇気を持ってマミーに望月との関係を打ち明けることに———。
結局口では何だかんだ言っても、マミーが遥を思っていることはよくわかり、割りに合わない母親業という立場も理解できるのだけれど、やっぱりわかってはいても、頭ごなしに頑張る遥をグズだの何だのと言いたい放題のマミーは苦手。
でも子供には言いたい放題なのに、見栄っ張りで、いい格好したがり、という調子のいい母親を、愛する遥の母親ということで、精一杯もてなそうとする望月は随分健気。
人間嫌いだったとは思えない頑張りぶりに、恋は偉大だと感じさせられる。(笑)
そんな母親へのカミングアウトという、辛い大仕事によって、また二人の絆はさらに深まる二人の「二人きりの時間」はとにかく濃密。
普段、恥ずかしがりな遥が、タガが外れたように旦那様を求めてしまうやりとりは小道具のクリームより甘いのでは。(笑)
さて、今回は本編の話とは別に、望月視点の出会い編と、お手伝いのキヌヨさん視点のお話が収録。
口では使用人ながら、年上の気安さで旦那様をからかったり言いたいことを言いつつ、内心、旦那様を実の息子のように心配し、気遣っていたキヌヨさん。
もともと人間嫌いなはずの旦那様も、口では無愛想だったり、口が悪かったりするものの、こちらも内心では、やっぱりキヌヨさんを母のように思っているのだということが、不器用な態度の一端に表れ、キヌヨとの別れのシーンでは涙を誘う。
表には見えにくいその優しい愛情の深さを、口では照れくさくて隠しているくせに、態度では隠し切れない、素直になれない子供のような旦那様の態度が、すごく愛しくて、優しい気持ちになれた。
私的には、普段、好きな話の必須条件に、恋愛要素メインの話、という項目があるぐらい(笑)なのですが、ボーイズラブでなければ、本来家族愛的な話もすごく弱いので、このキヌヨさんの話はすごくジーンときてよかった。
紙の本
一難去ってまた一難
2002/06/06 15:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
傲岸不遜な敏腕社長・望月と、若いがよく気がつく有能な執事・遥。仕事上では二人三脚の2人だが、プライベートでは秘密の恋人同士。紆余曲折を経て、ようやく互いへの思いを確固たるものにした2人だったが、今回は突然、イギリス在住の遥の母親がやって来て…?
善人だが俗っぽく図々しい母の注文に、望月はありったけの愛想で尽し、遥はハラハラしっぱなし。
「次回マミーに会ったら、社長との関係を打ち明けよう」と秘かに決心していた遥は、思いつめた目でタイミングを測るが…。
相変わらずお互いしか目に入っていない2人のバカップルぶりは、しかし嫌味ではなく、なんとも微笑ましい。
本編も面白かったが、番外編の「ある別れ」が印象的で、とても良かった。
続きが楽しみなおすすめのシリーズ。
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