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本当の議論が今されているのだろうか。議論だと思い込まれているものが、実は論点がずれていたり、お互いに噛み合わせようとしていなかったり、議論として成立していないケースが多いと力説している。前半部でダメな実例をたくさん示した上で、どうすればいい議論ができるか書かれている。
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インターネット上などで、「議論」がうまくいかない場面が見受けてられます。その原因を分析するととともに、議論の定義や上手に議論するためのルールをまとめられています。議論を有意義にするための姿勢や考え方が書かれていて参考になりました。(2007.11.14)
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ネット上ではなく、最近オフィスの
隣の席で交わされる不毛な議論。
なにが原因か。
お互い人の話を聞かないからね。
議論を壊さないよう、
加わる資格なしといわれぬよう。
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タイトルからしてずいぶんとうがった本だなあと思ったけれど、何となく気になって手に取ってみた。議論する上で、相手との信頼関係が大事なんだってことが妙にささった。今までは論破する方にどうしても注力しがちだったが相手との信頼関係を築けていないと議論の意味が薄れてしまうことに気付かされました。
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衝動買い
参考になるような、ならないような…
読んだ人によると思う
ちなみに、私「ならなかった」人(笑)
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http://blog.livedoor.jp/daimon27/archives/652911.html
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議論とは人の話を聞くことである。相手は自分のいったことなど聞いてくれないのが当たり前、はなから自分のいったことを疑ってかかる方が自然と考えて下さい。感情論を避けるための原則 わからなかったら聞いてみる。ネットの情報を過大評価しないこと。匿名の発現はただのゴミ。匿名で発言する場合には、せめてその中に少しでもきらりと光るものを入れるように努力しなくてはなりません。そして匿名の発言を読む側は、自分がゴミあさりをしているのだということを念頭において、そのなから価値のあるものを自分で選り分けなくてはなりません。議論とは、それぞれが相手の話を聞き、分からない点を質問して、共通の問題について理解を深めていく過程です。 個人がそれぞれの自由意志を殺して、社会と同化することによって社会はなりたっていくと考えるのが、日本人のムラ社会的な発想です。そこには個人の自由は存在せず、個人は社会全体の利益のために存在します。これは最終的にファシズムと呼ばれる考え方にもつながりかねません。 西洋的な考え方では、個人は、自分の自由意志の基づいて、社会に参加することを決めたものと見なされます。好き勝手な発言が許されないのではなく、好き勝手な発言は自分の意志でしないのです。 日本人的な考えでは、ルールというものはそこに存在するもので、とにかく守らなければならないものです。これはムラ社会におけるオキテであり、昔からそういうことになっているというだけの理由で肯定されるべきものだと思われています。これによってルールは固定化し、存在理由をなくしています。 ルールとはこれを守れば皆が幸せになれるという一種のノウハウです。だからこそ、皆が自発的に守ろうとするはずのものなのです。 議論では発言の自発性が重要です。
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議論とは他者を否定することではない。
焦点はあくまでも論点であり、相手の人格ではない。
議論、論争と呼ぶに値しない不毛のやり取りをする相手とは一切やりあうつもりはありません。
議論できる人と議論したいです。
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感情的な発言を問題にしてはいけない。
発言の意図を曲解してはいけない。
不信の連鎖に注意する。
わからなければ聞いてみる。
相手を信頼することが議論の第一歩。
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議論は結論を出すためでも、相手を論破するためにするためにやるわけではない。問題に対して、自説を述べたり、反論をしてりして、理解を深めていくために利用するもの。
しかも、、議論は誰の為にやるかによって形式も変わってくる。
この本を読んで、人と話す時に、どのような姿勢で臨むか変わるかもしれない。
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[ 内容 ]
建設的な話し合いのはずがいつの間にか揚げ足取りの応酬に。
楽しい雑談のはずがひょんなことから不毛な中傷合戦に。
ネット上の「炎上」は、議論のルールを身につけていないことから起こる人災である。
議論の種類、匿名性の問題、インチキ理論や感情論への対処法、発言者の心得等、議論を知的に分解し、共有すべきルールを考える。
頭をすっきり整理させて議論に臨むための格好の道しるべとなるルールブック。
[ 目次 ]
1 議論の破壊者たち(感情論に振り回されない インチキ理論を振り回す人たち 冷笑主義者にご用心 匿名という問題)
2 そもそも議論とは何か(議論の定義 客観性とは何か 正しさの相対性 意見とは何か)
3 発言者の心得(発言の自由とは何か 謝罪とは何か)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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岩田宗之著「議論のルールブック」新潮社(2007)
*今の議論に大切なのは人の話を聞く能力である。
*存在命題は、ある条件に該当するものを1つでも探し出せればよいため、全称命題より証明が簡単です。特に「〜は存在しない」という大変難しい命題を証明することを属に悪魔の証明という。
*「〜が存在する」という存在命題を自分から言ってしまえば、それを否定しようとする相手は証明が難しい「〜は存在しない」という全称命題を使わなければならなくなる。
*「間違っている」ではなく「まだ足りない所がある」というべきです。
*議論でわかるという言葉の意味は、必ずしも分かる=正しいということではないということです。納得できるという意味なのです。
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小飼弾さんが紹介されていた本。議論の理論武装をしてやろうと手に取りました。
本書はまず、議論を行う際に現れる典型的な考え方を提示します。具体的には感情論・インチキ理論・冷笑主義者といったようなものです。
続いて、そもそも「議論」とは何かが掘り下げられ、最後に議論における発言者の心得が記述される。
本書ではくどいほど述べられていますが、そもそも「議論」のルールを知らないために議論が正しく行われないことが問題である、と筆者は主張しています。
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自分が議論をするときはもちろんのこと、誰かが議論をしているものを自身で考えるときにも生かせる考え方が満載。本書は、今までなんとなく「まぁ、そうなんだろうな」と思っていたことを、ちゃんと言語化し説明してくれるので、理解がしやすい。
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ネット時代の議論は不毛なことが多い。その原因は、自己主張をすることではなく、相手の話を聞くことだとしているが、その問題性を書いた書。
いろいろな例があり、現実に即しているので、具体的な事例から技術を学ぶ、もしくは参考にしたい人には向いているが、理論全体を学ぼうとする人にはちょっと物足りないかもしれない。
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議論のゴールとは何か?
議論には目的がある。
それを実現するためにやってはいけないこと、意識することが書かれている。
有意義な議論をするためには本書にあるように求めているものに近づくための方向性が必要。
いくら話しても積み上らない時は本書にあるルールから逸脱しているのかもしれない。
そんな時には振り返りたい一冊。