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《読んだ時期:2008年7月》
たまに読みたくなる宮本作品。さらっとしていながらも、どことなく深さを感じる。
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早い人なら1日で読んじゃうかもしれないような量だったかな。
毎度芸がない感想だけどとても面白かった。(^_^;)
18年間結核で療養生活をしていた志穂子。治らないと思っていた病魔に奇跡が起こったのはたった一枚の絵葉書だった。
退院した24歳の志穂子が、真っ先にしたかった事は絵葉書を出した主に会うこと・・・
志穂子という主人公の心がとても綺麗で、実生活という中では子供と同じなのに、病院という小さな世界で生きてきた彼女は実はとても大人で・・・
何だか、自分に正直でいるという事に私はすごく気持ちを惹かれました。
志穂子の父親がまた素敵な人でねえ(〃∇〃)
コレは若い男女のお話なんだけれど、
行き着くところ、またまたおじさまにジーンとしちゃいました。
志穂子は24歳。
でも、私には通り過ぎてしまった過去という感じがしなくて(笑) すごくスルリと、心に沁みこんだ話でした。
ああ、それにしても面白い本は、途中で止めて夏休み中に行くであろう 日帰りの遠出に取っておく予定だったのにうっかり全部読んでしまいました(^_^;)
電車に乗るときに面白い本がないと、恐ろしく苦痛な移動になってしまう私。
最近、次々面白い本を手にすることが出来なくなっているので、これは深刻な問題です(-_-;)
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ポルトガルのロカ岬からの絵葉書が、結核で入院している志穂子に間違って届く。しかし、その絵葉書に心躍らせ、奇跡的に18年間治らなかった結核が完治するが、そこから絵葉書を送ったジゴロと恋物語。ロカ岬はユーラシア大陸の西の果てで、自分もリスボンに行ったが、物語になると途端にロマンティックな場所になる。行ったときはそんな風には思わなかったけどなぁ。
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志穂子の内面が成長していくにつれ変化していく彼女の心理描写が「結局、宮本輝も、男なんだな。」と思う。アニメのヒロインとかわらない。本当の女性の心理はこーいうものではない。(上巻はオモシロかったのに…)
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テンポや空気感が心地よい。生きていることの奇蹟、人間の無常さを穏やかに、押し付けがましくなく感じられる。人の心が変わっていくのは自然なことだし、その時その時で自分を深く見つめて、何をやりたいかを見極める、それが幸福なのかなと感じた。
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自分の思いを重視して突っ走ったなぁ。長い期間がまんしてきた分、はじけたということかも。自分の人生だから他人にとやかく言われることはないか。良くも悪くも自分の責任だしな。