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ここに地終わり 海始まる

著者 宮本輝

大西洋に突き出したポルトガルのロカ岬から、18年ものあいだ結核の療養生活を送っていた天野志穂子のもとに一枚の絵葉書が舞い込んだ。一世を風靡したコーラスグループ〈サモワール〉のリーダー梶井克哉の書いた言葉が、諦念に縛られていた志穂子に奇蹟をもたらす。人間の生きる力の源泉を描いた力作長編!

ここに地終わり 海始まる(下)

税込 693 6pt

ここに地終わり 海始まる(下)

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みんなのレビュー8件

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評価内訳

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冬は必ず春となる。 必ず、春となるのだ。 宮本輝の人間賛歌が、心を包みこむ。 そして、生命を包み返していく歓喜が広がる。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ポルトガルのロカ岬はヨーロッパ最西端の地なのですが、そこに<ここに地終わり 海始まる>という碑文が刻まれていて、私はこの文章になぜか烈しく心を揺すられました。どうしてなのか、私にはよくわかりません」(「あとがき」より)


 結核病棟で18年の時を過ごした志穂子は、社会復帰を果たそうとしている。

 梶井克哉からの絵葉書がきっかけだったのだ。

「私、梶井さんの気まぐれだったにしても、あの絵葉書で元気が出たんです。それ、ただの元気じゃありませんもの。病気がなおるっていう、もうあきらめかけてたことがおこるほどの元気だったんです」

「きっと、それまで自覚したこともない、私のなかの、不幸とか無気力を乗り超えられるエネルギーそのものが、歓喜したんだと思います。無自覚な部分での歓喜だから、私には、その歓喜の質がわからなかったんです」

 梶井との出会いをきっかけに、24歳にしてはじめて家族以外の人間関係の渦の中に放り込まれていく志穂子。

「幸福という料理は、不幸という俎板の上で調理されるものなのだと、私はいつも思っています」(「あとがき」より)

冬は必ず春となる。
必ず、春となるのだ。

宮本輝の人間賛歌が、心を包みこむ。
そして、生命を包み返していく歓喜が広がる。

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ここに地終わり海始まる 新装版 下

2023/03/10 09:40

冬は必ず春となる。 必ず、春となるのだ。 宮本輝の人間賛歌が、心を包みこむ。 そして、生命を包み返していく歓喜が広がる。

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「ポルトガルのロカ岬はヨーロッパ最西端の地なのですが、そこに<ここに地終わり 海始まる>という碑文が刻まれていて、私はこの文章になぜか烈しく心を揺すられました。どうしてなのか、私にはよくわかりません」(「あとがき」より)


 結核病棟で18年の時を過ごした志穂子は、社会復帰を果たそうとしている。

 梶井克哉からの絵葉書がきっかけだったのだ。

「私、梶井さんの気まぐれだったにしても、あの絵葉書で元気が出たんです。それ、ただの元気じゃありませんもの。病気がなおるっていう、もうあきらめかけてたことがおこるほどの元気だったんです」

「きっと、それまで自覚したこともない、私のなかの、不幸とか無気力を乗り超えられるエネルギーそのものが、歓喜したんだと思います。無自覚な部分での歓喜だから、私には、その歓喜の質がわからなかったんです」

 梶井との出会いをきっかけに、24歳にしてはじめて家族以外の人間関係の渦の中に放り込まれていく志穂子。

「幸福という料理は、不幸という俎板の上で調理されるものなのだと、私はいつも思っています」(「あとがき」より)

冬は必ず春となる。
必ず、春となるのだ。

宮本輝の人間賛歌が、心を包みこむ。
そして、生命を包み返していく歓喜が広がる。

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人間は、宿命に翻弄される。 だが、その宿命を使命に変える力も持ち合わせている。 時代を越えて伝わっていく宮本輝の人間賛歌。

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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

「あす24歳の誕生日を迎えるという日の午後10時ごろ、天野志穂子は生まれて初めて、ひとりで電車に乗った」

18年の歳月を結核療養所で過ごした。

長い入院生活を脱する大きなきっかけが、彼女のもとに届いた一枚の絵葉書だった。

「ここに地終わり 海始まる」

ヨーロッパの最西端。ポルトガル・リスボンのロカ岬から届いた葉書には、その岬に立つ碑文が書かれていた。

「大西洋からのものすごい風にあおられながら、断崖に立って眼下の荒れる海に見入り、北軽井沢の病院で見たあなたのことを思い出しました」

梶井克哉という青年から送られた一枚の絵葉書が、志穂子の中の生命力を沸き立たせ、病に打ち勝つ原動力となった。

だがその絵葉書は、ただのラブレターではなかった。

退院後、初めて過ごす「娑婆世界」のなかで、志穂子は少しづつ新たな出会いを刻んでいく。

病院で感じたものとは違う喜怒哀楽を味わっていく。

世間から取り残されたように感じる彼女に、父は語りかける。

「お前は、あの18年間で、とんでもない素敵な人間になったんだよ」

「6歳から23歳まで、病気と闘いながらすごした療養所での18年間が、いつか、とんでもない宝物を、志穂子に与えてくれるってことは、いまは誰にもわからないよ」

そして、この言葉を送る。

「冬は必ず春となる」と。

ただ、冬が春になるのではない。

「必ず」なるのだ。

人間は、宿命に翻弄される。
だが、その宿命を使命に変える力も持ち合わせている。

宮本輝の人間賛歌が、時代を越えて伝わっていく。

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