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きちんと中身のある本。転職を勧めるわけでもなく、止めるわけでもない。どういう視点で転職を考えるべきかを教えてくれる。
転職市場のことや、天職とは?とか、転職で失うものを考えよとか。
キャリアにおいて「いい偶然」をどう捉えるかということは、まだ働いたことがない若者や、何のために勉強するの?思っている高校生や中学生に教えたい。
偉人や著名人の言葉が載っているのも魅力。一言に含まれる重みのある言葉。哲学書も読んで見たくなるような、なんとも心にしみる一言です。
『未来を予知しようとするのは、夜中に田舎道をライトもつけずに走りながら、後ろの窓から外を見るようなものだ。一番確実な未来予知の方法は、未来自体を作り出してしまうことである。』ドラッガー
ビジョンを描きながら、自分で未来を作るという意識で、前に進む強さを持ちたい。そう考えると、一歩先にいく勇気が湧いてくる。
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好き、得意で仕事を選ぶべきではないのか?
→大事なのは未来ごどうなるか?ではなく、みらをどうしたいかということを自らに問うこと
仕事での達成感は最低でも2.3年程度の経験を積まないと得られない
いい偶然をキャリアの契機につなげるためには、種まき加え、好奇心も重要な役割を果たす
人脈でいうと、人脈の広さと信用の深さ
自由を獲得するためには、大いなる不自由を一度受け入れなければならない
課題先行と好奇心駆動の2つのタイプがある
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読み終わったのずっと前なのに読了にしてなかった。タイトル以上の中身あり。ビジネスパーソンだけではなく人生を豊かにしたい人に読んで欲しい。
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リスク回避性向が強い日本だからこそ、積極的にリスクをとりにいく期待効用は大きい。まず目の前の仕事を誠実にこなす、いま、周りにいる人に誠実に対応する、ということが、大前提ということが、道徳論ではなくハプンタンスセオリーから分かる。いい奴でいくという戦略は、ゲーム理論において非常に強力な戦略。ビジネス書は記憶任せに読み捨てしてると、費用対効果は100分の1になってしまうので、エバーノートに書き写すようにしているとのこと。見習いたい。
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○引用
「転職が、思いも寄らない時期と場所で他者から与えられるものであると考えた場合、そのような偶然をより良い形で起こさせるための思考様式と行動パターンこそが、「天職への転職」に最も必要な技術なのではないか」
「社会心理学では「グループダイナミクス」という概念で整理しますが、全体がある意見に傾きつつある中で自分だけ違う意見を言う、というのは、心が自由でないとできない行動です。」
「自由に生きるためには技術が必要であり、それを身に付けるための訓練という側面から不自由な時期を甘んじて受け入れざるを得ない、というのがその趣旨ですが、それに加えて自由には相当の心の強靭さが必要なのだということもよく意識しておいて欲しい」
「「世界三大幸福論」が共通して示唆しているのは、肩書とか会社のステータスが大事だとかということではなくて、「世の中に確固とした価値を提供している。誰かの役に立っている、必要とされているという実感」が、精神の健康を保つためには必要なのだ、ということです。」
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仕事に対する考え方についての本。
章の終わりに挟まる名言録みたいなのが良い。
印象に残ったのは、職業パーソナリティに合わない仕事では「努力しだいで成功はできるが、幸せにはなれない」というところ。仕事の幸せは人それぞれであって、成功とイコール関係ではないということ。
「幸せになるためには仕事に全力を注ぐしかない」みたいな価値観に対して以前から何となくもやもやしていたので、そのもやもやに説明がついたように思い、少しだけすっきりした。
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勤めてる会社があんまりにあんまりで、転職してやる…!と思って思わず購入した。
でもいい歳だし、今更どうするの…と思ってもいた。
という気持ちに、そうだよね、という気付きを与えてくれたのと、まずは今を頑張れば、何か変わるのかもしれないと、踏みとどまらせてくれた本だった。
転職という視点だけでなく、自分が分からなくなったときに読んでもいいと思う。ぐさっとくることもあり、自分の立ち位置に気づくことができる(痛いんだけども 笑)
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未来を予知しようとするのは 、夜中に田舎道をライトもつけずに走りながら 、後ろの窓から外を見るようなものだ 。一番確実な未来予知の方法は 、未来自体を作り出してしまうことである 。ピ ータ ー ・ドラッカ ー 『マネジメント 』
違う考え方とは 、すなわち 、日本ではむしろリスクをとったほうが有利だ 、という考え方です 。なぜか ?理由は単純で 、リスクをとる人が少ないからです 。リスクをとる人が少ないということは 、 「チャンスがそこにある 」ときに 、リスクをとってそれを獲得しようとする人が少ない 、ということを意味します 。これを競争戦略の枠組みで言えば 、心理的な参入障壁が高いために競合が少ない 、ということになります
必要に迫られた際に大胆で不敵であるのは 、思慮に富むのと同じである 。マキアヴェッリ 『フィレンツェ史 』
かつてサッカ ー日本代表の監督を務めたフィリップ ・トルシエは 、初めて来日した際 、 「誰も赤信号を渡らないことにショックを受けた 」と述懐しています 。なぜ 、赤信号を渡らないことにそれほどまでにびっくりしたのでしょうか ?彼にとって 「赤信号をただ待っている 」というのは 「自分で状況判断して行動できない証拠 」だというのです 。こういう文化の中で育った選手はフィ ールド上でも主体的な判断ができない 、まず 、自分で状況を判断しリスクをとって主体的に動くというメンタリティを選手に植え付ける必要がある 、というのが彼の最初の日本人観だったそうです 。私を含めて日本人の多くは 、 「たとえ車が来なくても 、赤信号は待つものだ 」と思っているわけで 、このトルシエのコメントには大変戸惑うわけですが 、裏を返せば 、それだけ 「抜け駆け 」に対する社会的な圧力や規範に 、我々が強く縛られているということでしょう 。 「出る杭は打たれる 」ということです 。
*リスクテ ークは競争戦略的には有効 2 0 0 5年から 2 0 0 8年にかけて世界各国で実施された世界価値観調査によると 、日本は世界でもっともリスク回避性向が強い ( * 5 )という結果が出ています 。転職についてネガティブな先入観を持っている人は 、このデ ータを見て 「ほら見ろ 、だから転職は日本の民族性や文化には合わないのだ 。やはり一度入った会社で勤め上げるのが日本人には合っている 」と言い放ちそうです。すが 、私はちょっと違う考え方をします 。違う考え方とは 、すなわち 、日本ではむしろリスクをとったほうが有利だ 、という考え方です 。なぜか ?理由は単純で 、リスクをとる人が少ないからです 。リスクをとる人が少ないということは 、 「チャンスがそこにある 」ときに 、リスクをとってそれを獲得しようとする人が少ない 、ということを意味します 。これを競争戦略の枠組みで言えば 、心理的な参入障壁が高いために競合が少ない 、ということになります 。いま 、目の前に大きなぶどうの房がぶらさがっているという
人生を見つけるためには 、人生を浪費しなければならない 。アン ・モロ ー ・リンドバ ーグ
何々になろうという者は多いが、何々をしようという人は少ない。
長岡半太郎
速��を上げるばかりが 、人生ではない 。ガンジ ー
これがどん底だ といっていられる間は、たいていどん底にはなっていないものだ。シェイクスピア「リア王」
過ぎたことを悔やんでも仕方ないじゃないか。目はどうして前についていると思う?前向きに進んでいくためだよ。
ドラえもん
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転職の話とコンサルの話がごっちゃになって、頭に入ってこなかった。リスクテイクして転職するのもまた人生というのは理解出来る。
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「毎日丁寧に生きる」といった当たり前の結論だが、そこに至るまでの丁寧な思考に好感が持てる。転職はいいこともあれば悪いこともある。
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転職を考えているわけではないが、周りに転職して来る人、転職していく人も多く、どんな心持ちで転職を考えているのか知りたくて読んでみた。電通、BCGと広告、コンサル業界について著者の実感も含めて知れたのは大きかった。コンサル業界で働いている自分に憧れて、コンサルという仕事が好きというわけではないケースにはグサッときた。しかしスタートはそれでも辛抱強く続けていると不思議と能力もついて自分のやりたいことが芽生えて来るというのもまた起こりうる。とにもかくにもせっかく考えて選んだ・選ばれた会社を数年足らずで辞めてしまう人には読んでもらいたい一冊。
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聖マタイの召命
Vocation=天職
天職が思いもよらない時期と場所で他者から与えられるものであると考えた場合、
そのような偶然をよりよい形で起こさせるための思考様式や行動パターンこそが、
「天職への転職」に最も必要な技術なのではないか?
■従来の天職への転職
戦略策定:ありたい姿と現在の姿のギャップを解消するための一連の計画(バックキャスティング)
産業や社会が安定的に発展していた20世紀後半のような時期ならともかく、
現在のような変化の激しい時代には、こういったバックキャスティングのようなキャリア設計は、
上手く機能しないのではないか?
戦略論としての理屈はわかるが、実態とは乖離している。
<クランボルツの調査結果>
ビジネスマンのキャリア形成のきっかけは、80%の人が偶然。
キャリアは偶発的に形成される以上、中長期的なゴールを設定して、
がんばるのはナンセンス。
むしろ「いい偶然」を招き寄せるための計画や週間にこそ努力は向けられるべき。
<20年前の就職人気ランキング>
50社のうち、16社はもう存在しない。
20年前に入社した人はちょうど会社人生の折り返し地点を回っているところ。
たった20年でこうなので、現在はさらに予測しにくい。
<ピータードラッカー>
「一番確実な未来予知の方法は、未来自体を作り出してしまうこと」
■転職の是非
・「成功」「失敗」と安易に決めない。
転職の目的は、「充実した職業人生を送る」こと。
さらには「幸福な人生を送る」こと。
それぞれの職場や実生活の体験は、タペストリーの横糸と縦糸のように
複雑に絡み合いながら、その人の人生を紡いでいく。
そのように考えた上で、転職の前後で線を区切って「成功だ」「失敗だ」と
評価するのは難しいを通り越してナンセンス。
・ポジティブでいこう。
「確率が低いからやめておけ」は、ネガティブかつ短絡的な答え。
飲料分野の新商品が生き残る確率は1%。
成功確率が低いからこそ、ビジネスマンは必死になって確率を高める努力をしている。
■なぜ転職の技術が求められるのか?
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「何々になろう」とする者は多いが、「何々をしよう」とするものは少ない 長岡半太郎
サン=テグジュペリ 愛するとは、お互いを見つめ合うことでなく、一緒に同じ方向をみることだ
TOEIC
730点 どんな状況でもコミュニケーションができる素地を備えている
860点 non-nativeとしは十分なコミュニケーションがとれる
ショーペンハウエル 読書とは、他人の頭に考えてもらったことをなぞるだけなので自分の頭で考えなくなる
ベイジル・リデル=ハート 外交の要諦は、「宙ぶらりんの状態に耐えること」である
困難は忍耐を生み、忍耐は練達を生み、練達は希望を生む 新約聖書 ローマ書
デビアス社 ロスチャイルド家の資金バックを得て、キンバリー地区の鉱山会社をすべて買収し、カルテルを形成して供給量を制限することで、ダイヤモンドの希少性を回復した
三大幸福論 ラッセル、アラン、ヒルティ
「これがどん底だ」などと言っていられる間は、どん底にはなっていない シェイクスピア リア王
過ぎたことを悔やんでも、しょうがないじゃないか。目はどうして前についていると思う?前向きに進んでいくためだよ ドラエもん
バーバラ・ミント 考える技術 書く技術
照屋花子、岡田恵子 ロジカルシンキング
齋藤嘉則 問題解決プロフェッショナル
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https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334036775
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転職初心者向け。「天職」を待つ者が期待する内容と違った。心理学者、哲学者などの研究成果・主張を引用しながら理論を展開し、最後に書物や名言・格言の引用で各章を締めるパターンがたいくつでだんだん嫌になってくる。