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紙の本
分かり易くを前提に書かれた一冊。
2010/01/27 18:12
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書を目にされた方の多くは、また、バラ色の保険商品の説明書だろうと先入観から思われるはず。
しかし、そこまで保険会社や保険を販売している方々を追及しても、大丈夫ですか、暴露してもいいんですか、と心配したくなるような言葉が並んでいるが、実例をもとに解説されているので、他人事とは思えない。
そして、何といっても、本書は生命保険に加入している方、これから加入を検討している方は一読しても損は無い内容になっている。
まずは、「アカウント型保険」という保険加入者には美味しい話が盛り込まれた生命保険だが、これについて、裏表が易しく説明されている。保険と聞いただけで分からない、という人でも分かり易く説明してある。おまけに、漢字にはルビがたっぷりと振ってあるので、某総理大臣だった方も読了できるようになっている。
次に、医療保険、変額年金保険という保険の役目と活用方法について説明されているが、医療保険などは何を目的に加入するのかを再考するきっかけになる。
著者は生命保険会社の運営において必須である保険計理人(アクチュアリー)という肩書を有する方。保険販売のプロは巷に多いが、保険計理人という方は日本広しといえどもザラにいるわけではなく、逆に保険会社の表裏を知り尽くした方なので、ここまで本音を述べることができるのだろう。
著者は別途、メールマガジンを発信されているが、そこまで分析内容をばらしても良いのですかということが書いてあるので、本書を一読されたならば金融関係の方などは興味を持たれるのではないかと思う。
本書は著者の知識と経験の一部分でしかないので、世界の金融情勢も含めた分かり易い解説書の続きを期待します。
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