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人を好きになるという事、愛するという事。この人に出会えて良かったと、ずっと傍に居たいと思う心をゆっくりと描いた作品。
最初の方はちょっと二人の会話が電波っぽくて、「ええーこれは辛い」と思っていたけれど、読み進むにつれ気にならなくなってきた。というのも彼らの相手を想う優しい感情が自然と読んでいく内に体に染み込んできて、彼らならではの会話なのねと納得してしまうのだからだと思う。
「おならの先に永遠がある」は名言。
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ネガティブ思考のちょっと鬱陶しくて子供っぽい雑貨屋店長の言葉をサラリと受け流すノンケバイト店員雅くんの恋物語。
正直、タイトルに惹かれて読んだけど、ほのぼの幸せ満載の一冊でした。店長の言動はかなりイラっとくるものがありましたが、雅くんが上手に店長のキャラを立ててくれていたので大丈夫です。
っていうか何よりも雅くんが可愛すぎると思います。
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ゲイの店長×ノンケ大学生。前半は会話のテンポがいい。雰囲気が柔らかく、かみ合わない会話が面白い。中盤からはお互いを思いあい、大切に愛を育んでゆく二人の姿が甘く切なく微笑ましい。ゲイとして人を愛し、生きてゆく事によってもたらされる障害や、生涯の伴侶を得るという現実の困難さ、幸福の裏側に付きまとう不安等、丁寧に描きこまれている。ライトなスタートの割に読破するには体力を使う。
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朝丘さんの作品初めて読みました。全体的に評価が高いので期待していたのですが、作品の中でいいと思うところと嫌だと思うところが極端でした。
嫌だったのは、灰原さんの口調です。最初から変な口調が気になってしまし(物語だとしてもおかしすぎる…!!)冷めてしまいました。性格も独特です。逆に雅くんは独特ですが男前でかっこよかったです。
よかった所は、名言、名場面がたくさんあったことです。「恋人ができたら店の個室でご飯が食べたかった」とか「つつましやかな食事の方が思いだした時に胸に来る」とか「一生を見出すには、何度躓いても僕達が捨てようとせず、昔愛した時間を思い出そう、もう一度許してみよう、そう思い合う必要があるってこと」などじーんとくる名言が本当に多かったです。
いいとも悪いとも言いにくいけど心に残る作品でした。
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ストーリーというより自分の生活の横に彼らがいるって感じがする本。
ずーっと二人、耳元で会話してます。ゴチソウサマw
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朝丘さんの作品の中では低めの評価がついている作品ですが、私は好きです。
ただ、途中のけんかシーンの展開が急すぎて、あれ?と思ったのがマイナス1 原因も仲直りもぜんぜん読めませんでした。
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最初、店長のキャラの濃さが合わなかった。徐々にマシにはなる。
雅くんが店長を受け入れるのも好きになるのもあまりにも唐突で、
どこがよかったんだ!?と思ったけど、あそこまで面白おかしく好き好きアピールされたら揺らいじゃう人もいるのかもしれない。
長瀬さんと一瞬で和解したのにびっくり。
え、この人雅くんのぬいぐるみ引き裂いて嫌がらせしてたんですけど…いいの…?
とんかつを修理して贈り返したのもちょっと常人の理解を超えている…。
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ワチャワチャと言いあいをしているのが、子供がじゃれているようで明るい気持ちになる本。志郎の臆病な愛情も、雅の心を決めたら一直線な感じも見ていて楽しくなる。雅の「強さ」「図太さ」も面白いし。ウジウジと考えがちな志郎と男前な雅。過去には色々あったかもしれないけれど、2人で幸せになって欲しいな。と思った。