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密室内でひたすらディスカッションする、石持さんの小説ではスタンダードなパターンのお話でした。この前に読んだ『八月の魔法使い』の方が面白かったな~。
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石持さんらしい作品。いや、本当に
色んな部分で石持作品だなぁ...と。
つまり...質のいい微妙な感じw。
脱出ものではなく、クローズ環境における
論理の積み重ねによるフーダニットかつ、
ホワイダニットものです。
大学卒業を控えた男女仲良し10人での
卒業旅行は、山奥に設置された
トレイラー・ハウスでの宿泊。到着するも
発起人の姿が見えず、彼等9人は犯人の
仕掛けた罠にハマり、脱出できない密室に
とじ込まれる。誰が何の為に??
というストーリーですが話が展開し出すと
割といつもの如くです。基本的に仕掛けられた
トラップは...画鋲w。なんかテロリストシリーズの
ような小さな嫌がらせです。でも、この仕掛けと
タイミングは悪意に満ちていて、実は結構怖い。
その真相は...正直相変わらずの動機...感が否めなくて
ある程度分かってしまう事。更にはその動機と
犯行のバランスの悪さはいつも通り。
質のいい微妙な作品たる所以...かしら?
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内容(「BOOK」データベースより)
大学卒業を間近に控えた本橋大和は、級友たちと車2台に分乗し、郊外のキャンプ場に出かけた。先乗りしたはずの幹事の姿は見えないが、チェックイン済みのトレーラーハウスに向かう。見慣れない宿泊施設に興奮した九人全員が中に入って、そのドアが閉まったとき、復讐劇の幕が開いた―。はたして彼らは、生きてここから出られるのか!?―。
狭いトレーラーハウスの中に仕掛けられたトラップ…、犯人の目的は何?
一番最初の本の扉を開いたときに登場する、中井戸 等はなぜ交通事故で死ななくては行けなかったのか?そこと、この話がどこで繋がるのか?
石持さんのお話は、犯人が分かっていてもワクワク!ドキドキ!で楽しいのですが…このお話はまん中くらいまで、う~~ん。。。ちょっと復讐の理由も今ひとつ気持ちが乗らなかった…なので★3つでした。
毎回読み返しするくらいスキな作家さんですが…今回はナシですね。
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密室にしたかったのはわかるが無理がありすぎる。著者はこのようなネタの小説を前にも書いているが正直自分はあんまり好きではない
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大学卒業を前に、級友たちとキャンプに。
先に来ているはずの幹事の姿が見えないまま、宿泊先となるトレーラーハウスに入った9人。
ようやく落ち着いて、さてビールを取りに行こうと思ったその時、アナログな目覚まし時計のベルが鳴り響く……
いかにも石持浅海さんらしい作品だな、と。
閉ざされたスペースで事件が起こり、論理の積み重ねによるフーダニット、ホワイダニットを探る物語。
人が死んでいるのにもかかわらず、大きなパニックになることもなく淡々と物語が進んだり、いやいやそんな状況になったら"そこ"は最初に開けるでしょ? といった感じの「物語を破綻させないための雑な展開」は相変わらず。
グイグイと読み進められる読者を惹きつける力を持った作家さんなんですが、読み終えると「どうしてそんな題材を事件の発端にもってくるんだろう?」「終盤のバタバタとしたやっつけ感はなんで?」と疑問に思ってしまいます。
嫌いじゃないんだけど、他の方にはお薦めしにくい作品です。
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なんか木戸くんがマジでお気の毒だわ…
疾走感があり、おおきなどんでん返しはないので、最初から最後まで一気に読んだ方が良い系の小説。
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閉ざされたスペースで事件が起こり、論理を積み重ねて、犯人と動機を探る物語です。
設定は面白いですが、納得出来ない箇所が多すぎました。特に、犯人を特定する理詰めが安直過ぎます。「A子さんはB君と一緒にいたから」「車の運転が出来ないから」「気絶しているから」などの理由で容疑者を除外していましたが、犯人は共犯かもしれないですし、うっかり犯人がトラップに引っ掛かって気絶した可能性は否定できないはずです。ミスリードかと思ったのですが、正解ルートだったのでガッカリしました。
また、画鋲程度で恐怖を感じるのか疑問ですし、そもそも、トラップ・ハウスにする必要性が感じられなかったです。かなり消化不良でした。
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石持さんらしい展開。
相変わらず短時間で決着が着くのだが、
いつも通り、やや動機も薄いし、
後半は急展開であっという間。
後味も展開もいつも通り。
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画鋲踏んだだけでそんないつまでも痛いかな??季節と山の中と考えると厚手の靴下履いてるだろうし。
関係ない友達もまとめて殺して、自分も自殺する覚悟に対して、仕掛けがちゃち過ぎる。
トイレの話出てたのに結局誰もトイレ行かないし、水もないとかもっと焦らないかな??大学生なのに冷静すぎ。
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※重大なネタバレに抵触しています。未読の方はご注意を~。
嘘やん!
思わず呟かずにはいられませんでした。嘘や~ん!(笑)
あまりに不自然なキャラクタの行動に、「私が大事な個所を読み飛ばしたんだろうな~><ひいい何てこと」と思いました、最初は。
いくらなんでも、狭い密室の中に閉じ込められて、喉が渇いて、ボヤまで起こってるんだから、【そこ】は「普通は」事前に確認するでしょう。つまりそこの状態が「普通」ではなかったってことでしょう?!(祈)と、読み終わった後、結構な時間をかけてパラパラさらい直したのですが…ありませんでした。「冷蔵庫の取っ手が壊れていた」とか、「何故か冷蔵庫のドアが開かない」とかの描写が、一切ない。
それでも、私の読み込み不足に違いない…と、泣く泣く他の方のレビューを拝見したら、どうもそうではないらしい。みなさん、私と同じように「なんでそこ開けないのん?」と仰ってる!よかった~!いや、よかったのか?(悩
なかなか前例を思い出せない狭小クローズド設定や、不穏な脅迫状や、プロローグの掴みなど、「わ~こりゃ【そし誰】コースじゃないの~(^O^)わくわく」と思ってたら、意外に死人は出ないし←、若干展開がまだるっこい…
推理の過程は碓氷優佳シリーズを彷彿とさせて中々わくわくしたんですが(冷蔵庫の件とか、偶然性に依拠した展開はスルーで…)、最後に犯人が取った行動があまりにナンセンスで逆にコメディだったなあ…(O_O)汗
何というか、こういうミステリ的に美味しすぎる舞台装置や一人一人に危険が迫る展開、っていうのは石持先生のカラーに合わないんじゃないかな〜と、愚考した次第でありました。もっと地味に、もっと内省的な、悪人おらんな〜、ないつもの作風が好きです、はい。
卒業旅行でキャンプにやってきた9人の大学生。彼らがトレーラーハウスの中に乗り込み、ドアが閉まった瞬間、復讐劇の幕は開いた。【君たちは、ここから出られないよ。一生ね】――悪意に満ちた文書が発見された直後、仲間の一人が急死する。何故、彼らは閉じ込められたのか?ラストで明らかになる、衝撃の事実とは?
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監禁もの。大学4年生の卒業旅行。参加者9人がトレーラーハウスに故意に閉じこめられた。
犯人はどのような考えで、どんな罠を仕掛けてくるのだろう――そして誰だ。
肝心なアイテムの隠し場所が、普通の心理状態であれば
真っ先に手をつける場所だったので、トリックがお粗末だったと言える。
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犯人の動機が弱い。あれが目的なら他にもっといいやりようがあったと思う。画鋲を仕掛けるのもぞっとしないし、画鋲でそこまでダメージを与えられるのかも疑問。最後は何だったんだ〜⁉︎で終わりました。
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設定は面白いけど結構無理がある……。失神してずっと起きないのはやばいのでは。目覚ましがすぐ見つかったらどうするのか。などなんかご都合主義。止めるためだけに刃物で脚を刺すのはどうかと思うし飛び出したわけだし逆恨みだし……。
画鋲に毒でも塗ってあってばたばた死んでいけばよかったんだけど、それもないから死んじゃったひとが不憫でならない。殺すつもりない罠なのに最終的に皆殺しってのも納得いかないし、なんかいまいちでした。
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石持浅海作品初読み。
むちゃくちゃ狭いピンポイントな場所でのクローズドで設定は面白い。
最初に閉める前に荷物を運ばないの?とか、燻ってる布団をバスルームに入れて密閉して酸素がなくなれば火は消えるが、換気扇回したら一気に燃えあがるんじゃね?とか諸々ツッコミながら読んでました(笑)
特に冷蔵庫はもっと早く開ける人がいなかったのかと(笑)
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久々の石持氏の作品、しかも「キューブ」系の脱出できないモノ。この手の話はその閉鎖空間からどうやって出るか、そしてそもそもそこに閉じ込められた理由は?ということが焦点となる。そういう意味では、「キューブ」は新鮮味で「ソウ」はストーリーで乗り切った。
果たして本作は…。
学生10人が出れないのがトレーラーハウス。そもそもそこから無理がある。いくら閉鎖空間と言ってもトレーラーハウスだと10人もいたら何とかして出れそう。しかもその狭い空間のトラップで一人一人がダウンしていくというのは予想通りの展開ながら、その方法が画鋲とか、椅子の足をきっておくとか、まるでドリフみたい。
せまい部屋なのに時間ごとに仕掛けに気付いたり、ロジックの流れがあまりにも不自然。犯人の意外性も特になく、あっさり終わった。
う~ん、石持氏の他の作品から見ても平凡以下の出来かな?
米澤氏の「インシテミル」を読んだ時のような肩透かし感がある。
10人の必要性もないから、人数を減らして若手俳優を集めて90分のドラマ化かな?