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他の伊坂作品と比べて伏線や台詞まわしのライトさよりも内容の重さの印象が強かった。
その重さの原因がまだよく分からないうえに上巻なのでストーリー性がそこまで感じられないのもあり、得体の知れない大きな何かが物語の裏で蠢いているようだった。拷問やら自殺やら物騒な部分もあり、どこか気味の悪さに似たもやもやを感じながら読みすすめた。
それでもこれからどうなるのかとページをめくる手がとまらなくなるのは今までの作品と変わらず、伊坂幸太郎の文章は読みやすいだけでなく読ませる力もあるのだなと感じた。
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メッセージ性>エンターテイメント性の路線。伊坂さんの作品にはエンターテイメント性のストーリーにメッセージ性のある皮肉な主人公の発言を求めている部分があるので、ちょっと固い作品に感じた。
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前半、まず拷問のシーンがとにかく耐えられなかったからか、なかなか進まなかった。
その辺で、本棚から「魔王」を取り出してきて、読み直し。
後半は、あっという間に引き込まれた。
もしかして、奥様も、素敵な女性なんじゃないの?
という訳で、あっという間に読んでしまいそうな勢いだ。
少しずつ、色んなことがつながっていくこの瞬間が、なんとも言えない快感だよね。
それにしても、伊坂幸太郎氏の小説は、お伽噺の様な、それでいて妙なリアリティがあるような、相反する不思議な感覚を感じる。
そして怖い。
「分業化された部品」
さて。この勢いで一気に下巻を読むぞ。
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ゴールデンスランバーの世界観を継承している?何かが起きようとしていて、確実に何か起きてるんだけど、まだ何もわからない。
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伊阪幸太郎の小説は、キャラクターの会話が好き。
好みの別れそうな感じではあるけど
私はこれはこれで楽しめる!
人生は要約できない。
臭い台詞にも聞こえるけど
あぁ、確かに。って思う。
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『魔王』の続編と聞いて楽しみにしてたのですが、予想斜め上の始まりにまず驚かされました。
伊坂作品の始まり方はいつも意外なところから始まるのですが、今回もいい意味で予想が外れました。
監視、というテーマだと耳にしてたのでゴールデンスランバー的要素を想像してたんですが少し違ってました、先にゴールデンスランバーを読んだので、監視という部分に対してはぬるい気がします。
ただネットの怖さ、人の考え方、疑惑、一言一言から何か考えさせられることの多さに、いつしか自分も深く考え込み、主人公の思考にぐいぐい引き込まれて上下巻読み終わるのがあっという間でした。
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場違いな脳天気さ
雇われ人
勇気はあるか
占い配信メール 絶対
暗号化されたプログラム
井坂好太郎
検索
機械化 分業化された部品
サイレント映画『モダン・タイムス』
見せかけの真実は見たくない。
僕は、他人にはない能力を持っているんですよ。だから、みんなが僕を潰そうとするんです
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魔王の続編ということもあり、以前から読みたかった一冊。
序盤とラストの存在意義がイマイチ分からない。主人公の友人名については‥うーん…
物語が動き出してからは面白い。見えない力に翻弄される、という点はゴールデンスランバーと似ているが、こちらの方が何か見えない恐怖を感じられる。
とりあえず、下巻に期待。
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「もしそいつの一生を要約するとしたら,そういった日々の変わらない日常は省かれる。…でもな,本当にそいつにとって大事なのは,要約して消えた日々の出来事だよ。子どもが生まれた後のオムツ替えやら立ち食いソバ屋での昼食だ。それこそが人生ってわけだ。」
「より高い生産性を,より効率的に。もっと生活を楽に。そういった目には見えない大きな原理があるんだよ。たとえば,いいか。国家ってのは国家自体が生きながらえることが唯一の目的なんだ。国民の暮らしを守るわけでも,福祉や年金の管理のためでもない。国家が存在し続けるために,動く。」
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めちゃめちゃ面白い。
どんどんひきこまれて、新たな事実が明らかになって謎解きしていくとこもよい。
あとは伊坂作品には必ずといっていいほど出てくる無茶苦茶キャラがすごいくいい味だしてる。
五反田さんと奥さんの佳代子さん。
一気に読んでしまった。
魔王を読んだ時はあんまり面白かった記憶ないけど、また読んでみようかとおもった。
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なにがどうつながるかわからなくて
中盤まで読むのが少し大変だった
特に妻の存在がね…
でも核心が見えてきてからは
一気に読めた
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いつも通りテンポはいいけど、内容がおとなしい感じがする。
伊坂幸太郎の面白い作品は何回も読めるけど、
これはそういうのにはならなさそう。
オシャレな屁理屈が他の作品より小粒かな。
読み終わってから、これが『魔王』(★★☆☆☆)の続編だと知った。
3年前に読んだけど、話を全く覚えてないので下巻の前にもう一回読む。
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文庫本が出てすぐ読みました。登場人物がユニークで、読み進めるとその相関性が、あ、ここでつながるんですか、そう来ましたか、っていう事が多々あり、相変わらずひねりが効いてます。どの人物も怪しく感じられます。魔王の続編とは全く気づかず読み始めました。犬養の件りで思い出しましたが、ストーリーをあまり覚えていないので、もう一度読みたいと思います。
下巻はまだ読み途中。まだ謎が多く残っていてそれがどうやって終わるのか、期待大です。
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モダンタイムス
個人的には伊坂史上最高傑作だと思っている。
『魔王』の数年後という設定で、超能力が使える安藤一族にまつわる物語。
ある言葉の組み合わせを検索した人が事件に巻き込まれる?
世界をも動かす安藤商会とは?
播磨崎中学校事件は存在しなかった?
考えろ、考えろ。
そういうことになっているんだ。
そういうシステムなんだ。
—
Memo:
上巻
p151
人は知らないものにぶつかった時、まず何をするか。検索するんだよ。
p180
「店内や電車内で会話をするのは問題ないのに、携帯電話では喋ってると煙たがられるでしょ?どうしてなのか、分かる?」
下巻
p74
今の世の中に独裁者なんていない。どの悪人も、結局は何かの一部でしかないんだって。
p333
誰かが詳細なシナリオを描いたわけでもない。ただ、そういうものなんだ。
p364
人間は大きな目的のために生きているんじゃない。もっと小さな目的のために生きている。
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ちゃんと伊坂さんの作品を読んだのははじめて。思ったよりぶっとんだ作品だった。盛り上がってきたとこで終わったので続きが気になる