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あまりにも馬鹿馬鹿しくて面白い。
京都にある4つの大学の某サークルが、鬼(使役)を使って競い合うというゲーム「ホルモー」。何の益があるのかも分からない。
負けてホルモォォォォオ!という叫びがとっても哀れに思えてくるところが笑ってしまう。
ホルモーの仕切り屋さんは代々過去に十七条を発議した人で、名字が安倍で、それも決まって50年に一度現れるらしい。偶然なのか必然なのか歴史ロマンを感じる。
森美登美彦と主人公の大学生が何となく似た雰囲気かも。
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何を思ったか、作者買いです。
『鹿男あをによし』の作者さんだなーなんて
ふ、と頭によぎって。
鹿男〜も読んでないけども。
表紙をみてあらすじにも目を通さず買った。
私はミーハーなのさ!!
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いや、またこれは馬鹿馬鹿しく奇天烈なお話で…。
京都にある4つの大学が陰陽道に則り(?)鬼を操って合戦を行うというのが“ホルモー”なんだけど、よくもまあ、儀式とか鬼語とかこんな阿呆らしいことを色々と思いつくものだと。
物語の運びとしては、前半が少々かったるく、ホルモーが始まる前後からテンポが良くなるけれど、覚書第17条で捻りが入って、後は一気呵成に最後はちょっと物足らないくらい。
雰囲気は前に読んだ「夜は短し…」と似たようなものを感じるけれど、こっちのほうが普通の世界のお話と作り事のお話が上手いこと混ざっていて、ホルモーの強烈さに影は薄くなっているけれど、よくよく見ると結構真っ当な青春小説でもあって好い感じ。作者あとがきも結構印象深く。
映画になるっていうことで、オニさんたちがどんな造形になっているかとそちらのHPを覗いて見たけれど、普通な感じでこれにはちょっとガッカリ。キャストは結構嵌ってると見た。
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単行本表紙はわかるんだけど文庫版の元ネタがわからん…
大学生が式神を使役して戦いを繰り広げる話。
…ってなんなんだ!!
マジ面白い。
高校生とかじゃいけない(世界を救っちゃいそう)、東大生でもいけない(そもそもそんな勧誘に引っかからない)
京都の、京大生だからこそ面白い、涙あり笑いありの青春バカ話、って言っちゃうと偏見だろうか。
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あぁ、しまった。
どうして先に「ホルモー六景」を読んでしまっていたのだろう。
この衝撃的なオニの登場が新鮮さを失ってしまった。
これは文字で読む漫画。
茶きんしぼりの顔や
レーズンでの復活を
創作できる
その想像力に感服。
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京大生が謎のサークルに入る話。ファンタジー。アホな話(褒め言葉)で楽しかったです。青春ですね。個性的な話の割にあんまりアクが強くないのは、読みやすいけれど美点ではない気がします。ちょっと物足りないような。
私は京都で大学生をしていたから懐かしかったです。夜の吉田神社は確かに怖い。
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いやー、夢中で読んでしまった。もう少し他大学とかの人物をフューチャーしてくれればよかったのに。でも面白かったからいいや。
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得たいの知れない登場人物(人物だけじゃなく)、ストーリーが楽しく面白い。特撮ものの映画を観ている様な、ワクワクした独自の世界。
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ホルモンではなく、ホルモー。
とにかく面白いです。
読んでみるのが一番だから、あらすじは書けないけれど。
最初は、「ホルモーって何だ?」って思って読み進めているうちに、
主人公や、その仲間の青春もあって、
ぐんぐん引き込まれていきます。
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とてよくできてる。
虚構の中のリアリティがちゃんとある作品。
角川から文庫化って、エージェント制でどれくらいの金が動いたのか気になるなぁ。
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珍妙な題のせいで、食わず嫌いになってたのを、文庫化を機に読んでみました。
もっと早く読めばよかった…と猛烈に後悔。
個性的な人物や細かい京都の情景に親近感と既知感を覚え、物語背景の珍妙でコミカルさに笑う中、
どこかぞっとするこの世以外の存在がエッセンスになって読み応えたっぷり。
読後の余韻が良かったです。
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この小説には、とにかく驚かされた。万城目学の文章に激しい既視感を覚えたのである。もちろん、既視感の原因は森見登美彦である。2人の文体は驚くほど似ている。主人公のひねくれた性向を描写するための語彙や言い回しなど、瓜二つと言っても過言ではない。そしてその底に覗くのは、作者自身の捻くれた性向なのである。青春小説のようで、やっぱりどことなく青春の澱みたいなものを感じずにはいられない一冊でした。
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ひとことで言えば、「青春+ファンタジー」ものである。
ばかばかしいけど(というか、だからこそ)面白い作品。一気に読めた。
京都のキャンパスで繰り広げられる謎の競技、「ホルモー」。どうやら古より伝わる伝説の競技らしい。
名前からしてふざけているこの競技のメンバーとなってしまった主人公である京大生の安倍が友情、片思い、嫉妬に自己嫌悪等々この年齢の若者であれば誰もが経験する陳腐だが普遍的な出来事の数々。そのいちいちに、共感したり、「それゃ違うやろ?」などと突っ込みを入れながら、ちょっと懐かしい感じで読んでいた。
ここに出てくるのは、恋、友情、自分探し、協定、鬼、神、合戦(?)そして、ちょんまげ(??)。
おたくっぽさを漂わせながら、しかし万人にも(一応)門戸を開きながら物語は進んでいく。
ちょっと(かなり)浮世離れしたこの物語、息抜きに読むにはちょうど良いエンターテイメント作品だと思う。 あと、おっさん(or おばはん)読者の方は、ちょっとノスタルジックな気分も味わえるかも。
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んー、なんともバカバカしく面白い
ホルモーってなんだよ?ホルモンじゃないのかよ?
たぶんみんなそう疑問に思うはず。
ホルモーというのは京都を舞台に繰り広げられるある競技の名前であるが、
よくもまあこんなこと考え付いたよな~ 笑
ちょいとはちゃめちゃな現実にはない競技を通じた物語ながら、
それ以上いくときっと面白くない、っていう境界線を上手く渡りきって、
実に面白いバランスで展開しているのは、作者の技量なんだろう。
それにしても、大学時代のサークル活動を思い出した。
(もちろんホルモーではない・・・)
恋をして、恋されて、ややこしい人間関係が生まれて・・・。
でも、学生時代ってすごい楽しかったなあ。
っていうそんな時代を思い出しながら、ああいいなあ、と浸れる物語。
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映画になるらしいです。ぜひ見に行きたい。
語り口はずいぶん若いなぁ、と思いましたが、所々三国志の例えなんかもあってブフっと笑ってしまいました。
主人公がイマイチパッとしないのだけど、そこがいいんだと思います。あんまりカッコよすぎてもいかんのでしょうな。続編のホルモー六景も早く文庫にならないものか!映画化してしまったら無理かな。