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山本文緒のエッセイは好きでよく読みます。
が、この本は少しヘビー。
精神的に不安定な人は引き込まれるので読むのをやめましょう。
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ちょうど自分が落ちていた時に読んだので、随分助けられる。山谷を繰り返しながらオブラート剥がすように、少しずつ良くなっていく様子が、訥々と記されているからだ。
日記はだんだん良くなっていく様子に、ほっとしていくが、日記の後に書かれている丸三年間の回顧録が、実に興味深かった。ここには本当のところの状態が記されている。情緒不安定で死にたいと思う死ね死ね団に襲われているという日記には書けなかった事を知ることができる。こちらを最初に読んで、日記を読み返すと、興味深い心のうちを知ることができるかもしれない。
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作者の日記エッセイ。「うつ」とともに苦しみながら、時に楽しみながら日々を送る姿に共感を抱いた。気分的に落ち込むことはよくあるけれど、立ち直れるのは身近に救ってくれる、支えてくれる人がいてくれるからこそなんだと実感した。今の自分にとって救いのような本になった。
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こんな重い病気を抱えていたなんて知らなかった。
単行本も買ったけど、文庫で加筆されていたから、
また買ってしまった。
何かがものすごく私のアンテナにひっかかる。
支え、支えられる夫婦関係が、
映画の「ぐるりのこと。」みたいだった。
旦那さんの、奥さんを信じて支え続けている姿に、
ものすごく感動した。
ほんとに壮絶な時期を乗り越えて、今があるんですね。
また新たに歩み始めた山本さんの小説、読みたいです。
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これがそうなのか。
「王子」なる人と、山本文緒の関係に
耳ならぬ目がいたくなる思い。
この人の小説読んだことないので、読んでみようと思います。
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【内容】
「ほんの少しの起きている時間で、パン一枚だけ食べて、書かなくちゃならない原稿だけ死ぬ思いで書いて、猫の世話だけは何とかやって、あとはとにかく臥せっているしかありませんでした」望んだ再婚生活なのに、心と身体がついてゆかない。数回の入院生活と自宅療養、うつ病をわずらった作家が全快するまでの全記録。克明な日記の、2年2ヶ月の空白期。書けない時期に何があったのか―。文庫化にあたり60枚を加え、重症期の闘病を明かす。
【感想】
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身内にうつ病患者がいるだけに、危うい作者の行動は正直ひやひやしながら読みました。
でも元気になってよかった、と、ほっとして読み終わりました
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単行本でも読んだけど、
ダルサ指数は、同病として使えるなあって、思う。
上手く、説明出来ないことを書いてあると
診察時に使わせてもらったりする。
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山本文緒サンが鬱病だったとは知らなかったので、衝撃が有った作品。
エッセイも好きだけど、小説の方がもっと好きです。
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エッセイ類はめったに読まない私が、夢中になった本。
「うつ」になったことはないが、どんな症状なのかとても伝わる本。
日々の生活や夫とのかかわりなど、かなり赤裸々で個人的で、ちょっと私生活を覗いているようで、興味深くもあり、ちょっとヘンな感覚になった本。独特の読後感だった。
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山本文緒は元々好きな作家だったけれど、うつ病の話は暫く知らなくて、この病気にかかってから読んだ本。
彼女はとても周りの人に恵まれたのだなあという事が良く分かります。
本人も大変だけど、周りの人間はもっと大変だものね。
優しいダーリンとお友達に囲まれて、少しずつ立ち直っていく筆者の姿は、私からしたら物すっごく羨ましい。
私にはお金もないし、支えてくれる人もいないし。
でも悪い事ばかり考えていてはいけないんだなあというのは頭のどこかで理解する。
理解するけど納得しない辺りが私の性格の悪さを垣間見れるんだけれども(笑)
私の病気は正確には鬱ではないけれど、立ち直れた人と何が違うのかなあっていつも考える。
病気は人それぞれ違うから、正確な答えはないのだろうけれど。
後がきにもあったが、ここまで冷静に自分の不調を書き止める事が出来た、作者の『作家』という職業が大きく働いた事に疑問の余地はない。
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追い詰められた精神状態の中で、公にできることとそうでないこと、読者に誤解されそうなこと、家族や友人への影響など考えつつの推敲は、ものすごくエネルギーを要する作業だったと思う。
と同時に書くことがセラピーとして働いていた面もあるだろうし。
プロとして、こんな客観視しづらいことに真正面から向かった著者に拍手。でも、読みつつ自分も精神的にどんどん落っこちていってしまったので、かなり危険な、取り扱い注意な本だと思う。二度と読まない。でも読んでよかった。
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作者の闘病記、、、のようなもの。
私も情緒不安定になることがある。
あるのに、他人の心の病を
本質的には受け入れられない。
頭では分かっている。ただそれだけ。
そんなことを改めて思った。
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気が滅入っているときに読んでしまう本。
そういうときに救われる、とかでは決してないけど、淡々としているところがいいのかな
滅入った気持ちをゆっくりゆっくりさらに沈めて、いらない感情がはげ落ちて、うまくいくとちょっとだけ浮上できる
私にとってはそんな本
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内容に関してはもうあんまし覚えていないんですけれども、とにかく著者の鬱病の様子が辛そうで…ファンとしては心配になりましたかね。これは作品というよりも日記といった方が正しいのであって、それはタイトルから分かるんですけれども、ボキは著者の作品のファンだからそこそこに楽しめたものの、著者の作品を一冊も読んでない! ってな人がもし居たら…そして、この本から読み始めたとしたならばあんまし楽しめない…ってか、全然楽しめないと思ふ! と僕などは思うのであって、やはり別の、著者の小説から入った方がいいかと存じます。ボキは著者の小説のファンであるからして、著者自身にも興味津々みたいな感じだったのであって、そこそこに楽しめた今作でした。さよなら。
ヽ(・ω・)/ズコー