投稿元:
レビューを見る
漸く角川文庫で“自衛隊三部作”が揃いましたね。乱丁で発売延期されたりしてホントに漸くって感じ。
宇宙からの謎の巨大物体が東京湾に落ちたその時から、生きている人が塩の柱と化していき、〈塩害〉と名付けられたその現象は原因も不明のまま社会を崩壊させていく。
そんな中で出会い二人で暮らす男と少女。二人の前に海を目指す男や刑務所を脱走した男が現れて、塩の柱が林立するシュールな世界の中で描かれる人間の欲望の身勝手さ浅ましさと運命の不思議。
そこに恋愛を塗した異世界SFと思いきや、二人の許に一人の男が訪れて来たところから物語は一転。
“自衛隊三部作”とは言いながら自衛隊の影は薄く、好きな人を守りたくて守りきったらついでに世界も救っていたというお話ね。
もう徹底して『ただ好きな人を守りたいという願いがきっと一番強いのだ』という思いを謳って思い切りベタ甘のお話なんだけど、そんな話に、歳の離れた男女の機微、親子の情、夫婦の絆、瀬戸際での人の強さ弱さ…一緒くたに詰め込まれて、確かに作者があとがきで言うように拙いところはあるけれど、一途さ故に悪くない。
ただ、入江のあれは話としては仕方ないんだろうけど、人権的にはかなりまずいと思うな。
投稿元:
レビューを見る
上手くはない。だが、いやだからこそ言葉が響く。
ストレートなラブストーリー。
甘すぎないのがちょうど良い。
投稿元:
レビューを見る
謎の隕石飛来後から、街や人々が塩化するという謎の減少に見舞われた世界を舞台に、普通の高校生だった少女と元自衛官の男、そして二人を取り巻く人々を描いた物語。
冒頭~中盤までSF要素をしっかり描きつつ、後半で物語の本旨である真奈と秋庭の恋の話に入っていく、という構成も珍しいですが、これだけの大規模な話、破綻なく書けちゃうってのも凄い。
しかもこれがデビュー作だって言うから更に凄い。
やっぱ電撃大賞、レベル高いぜ…。
「世界が終る瞬間まで、人々は恋をしていた」とか、
「何とかなるのかどうかはわからない」から「恋は恋だ」までの一連のセリフ、
「愛は地球を救わない。世界は二人の恋のついでで救われる」
とか、何ともロマンチックではないか!!!
キュンキュンした!もー、すっごいキュンキュンした!
印象的な言葉が、物語の流れの中で物凄い絶妙なタイミングで出てくるんですよね。
素敵な言葉をより効果的に届けられるこのストーリー運びは本当素晴らしいですわ。真似したい…。
秋庭の見せ場が最後まるっとなかったのはちょっと「えっ」でしたが、まあ、メインは恋愛ですからね。
読み終わってからもうっとり陶酔できるお話が読めて満足!
面白かったです(*´ω`*)
投稿元:
レビューを見る
宇宙から食塩が攻めてくる話。。
図書館戦争の有川さんのデビュー作、初発行は電撃だということを後で知りました。
ラノベに分類されるらしいですが、普通に小説として読めます。
投稿元:
レビューを見る
「自衛隊シリーズ」第1弾。
そこそこ面白かった。
元々がライトノベルということもあって、情景描写が少なくて展開が早かったですな。 他の自衛隊シリーズの作品とはよりも恋愛要素強めの作品でした。
投稿元:
レビューを見る
ストーリー的には楽しかったし、真奈も秋庭にも好感が持てて、苦痛になることはなかったけど、結構あっけなく終わったなぁという印象。
半分くらいはエピローグって感じだったし、番外編は正直もうちょっと軽くてもよかったかなって。
ノブオくんとのくだりは、二人の結びつきを印象付ける上では重要なストーリーだったかもしれないけど、長すぎた感が否めないかも。
それにしても、この二人のように思いあえる人に出会いたいなぁって強く思った。
あと、最後にひとつ小さな不満が残ったのは、そんなにも深い関係になったのに、結局真奈は秋庭に敬語なの?ってとこかな。笑
投稿元:
レビューを見る
「世界が終わる瞬間まで、人々は恋をしていた」
男と女の考え方の違いってこんなとこにあるんだなぁと思う。
私だって、真奈と同じように好きな人にずっと隣にいてほしい。世界なんて救わなくていいから、最期のときまで、一緒に。
投稿元:
レビューを見る
装丁:鎌部善彦
有川浩に最近興味を持ったから、まずはデビュー作を読んでみようと思っていたらちょうど塩の街の文庫本が出たので早速読んでみた。
電撃文庫からのデビューだったので内容がどうなのかなと思っていたけど、これはおもしろい。
有川浩ってどう?と聞かれたら、塩の街を読んだら絶対良さが分かるとおススメしたい。
投稿元:
レビューを見る
このシリーズやっぱりおもしろいー!
あっという間に読んでしまったので、もう少ししたらまたゆっくり読みたいです。
投稿元:
レビューを見る
自衛隊三部作の一つのこの作品。
有川さん色ばっちり☆といった感じでしょか。
恋愛も自衛隊ネタもこれでもか!と詰め込まれていて
本当に濃い一作ですっ⊂ (^ω^ ) ⊃
元自衛隊員・秋庭さんと平凡な高校生・真奈ちゃんが、
人が塩になっていく塩害という災害の中で出会う…
この設定がけっこうエグくて。
ほのぼの恋愛しててかわいいなあ〜♪
と和んでいたら突然現実突きつけられて
あ、そっか、この二人って塩害がなければ出会わなかったんだ
塩害があるから今の二人があるんだ
って思わされてドキッとします…
出会いを手放しに喜ぶことはできない、というか。
うーん、崖っぷちで恋愛してる感じ?
事実秋庭さんは命かけて結晶壊したわけだしギリギリだよね…。
男女ではやっぱり恋愛観も違うから
私は死んでもいいから最後まで二人でいたいって思っちゃうけど
でも男はそこで守るために戦っちゃうんだろな…
秋庭さんは突き放した優しさの持ち主さんなのですが
真奈ちゃんが上手にカバーしてるので
この二人のバランスって実はかなり絶妙。
信頼があってこそ成り立つわけですし。
まあ有川作品なので言わずもがな秋庭さんは男前です(*´∀`)´∀`)´∀`)
図書館戦争の堂上教官がもちっと成長した感じに近いかも。
二人が10歳ちかく離れているのも効いてると思いますヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ
サブキャラも濃いですね:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
鬼畜な入江さんとか凄く私は好きなんですが(笑)
あと数少ない女性キャラなら由美ちゃんかなあ!
お姉さまと呼びたい!
野坂夫妻はうらやましい関係ですね:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
ずいぶん長くなりましたがレビューはこんな感じです♪
投稿元:
レビューを見る
有川浩のデビュー作。
なんかツッコミどころはあるけれど、やはり面白いわ。
塩の街→海の底→空の中 の順番で読みたかった。
恋愛部分の萌え度は「海の底」が一番か?
あくまでも個人的な趣味ですが・・・
投稿元:
レビューを見る
久々にやってしまった…朝まで読書(汗)
そのまま会社行って今帰宅しましたが、
ずっと眠かった…。
話自体が始終少女マンガのノリだったので
こっちもそんなノリで読み進めちゃいましたけど
やっぱり活字は時間がかかるなぁ。
てかこれってライトノベルなのかな?
よく知らないけど。
いつも読む重苦しい雰囲気のミステリーとは
似ても似つかない爽やかさに
心のお洗濯をしてもらった気分です。
投稿元:
レビューを見る
ふつうにおもしろく読み進めた。
けど、文章がwww特に初めの章の視点が動きまくって困る。
内容は、逆に初めの章のみ心動かされた。
あとは蛇足(あくまで個人的見解です)。
その後も予想つきまくりでワロタ。
こういうもんなの…か?
確かにキャラは立ってるなー。
投稿元:
レビューを見る
夢中で読み進めてしまった。
空から降ってきた災厄に、訳もわからず終わりを迎える世界。いや、終わる前の、終われない世界の話。小説の舞台としてはよくある話。
しかも、実はそんな壮大な話ではなくて、ただの恋の話。恥ずかしいくらいにひたむきな恋の話。
様々な人の恋の話。
難しい話は抜きにしてね。好みです。これは、『空の中』と『海の底』も読まなければ。
投稿元:
レビューを見る
まさかの乱丁という事故を乗り越えて(笑)有川さんデビュー作品の「塩の街」です。もともと、ライトノベルとして書かれた作品ではありますが、これは“大人が読めるライトノベル”だと思いました。読み進めていく中で、何回泣きそうになったことか…恋愛色が強くて、恥ずかしくなります。秋庭さんのかっこよさは、異常です。