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購入者:Shin(2008.7.29)返却(2008.8.29)
かなり面白いし、深い! 発想がすごい。とにかくおすすめです。
もし人類が個々ではなく、白鯨のように全きひとつの意思になれたら??? それが良いか悪いか、わかりませんが、人類同士の戦争(争い)はなくなるでしょう。
現存しない生物が主役で…(ディックとフェイク)さらに主人公も高見と未希、瞬と佳江。ダブルダブル主人公で、個人的には未希にお会いしたいです。
最後の宮じいにも泣かされます。
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宮じぃ!
この本は7割方、宮じぃでできています!
そして武田三佐!
この本は3割方、武田光稀でできています!
SFなんでしょうかね、カテゴリ分けすると…
あんまりそういうのに拘らずに読むので、ただ面白い。
書き下ろしの『仁淀の神様』はむちゃいいです。
本編読んで、さらにこの書き下ろし…
二度おいしいってかもう宮じぃ。
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とりあえず面白い。
久しぶりの時間を気にせず読んでしまい、続きが気になって普段は準急で帰っている
帰りの電車すら各駅へ変更させられました(笑)
出だしは正直余り興味の牽かれるものではなかったのですが…読み進めていくほどに
作者の独特な世界に引き込まれ一気に読んでしまいます。ストリー・キャラクター共
に魅力的で、どうしてもくどくなる男女間の恋愛についてもサッパリと。軽い感じで
もないし、くどくもない。独特な雰囲気が個人的には印象的でした。
また諸外国と日本の政治的な兼ね合いなど…詳しくは書かれていないとはいえ、それ
が現実味を与えていたような気がしました。
作風は話し手の対象がコロコロ変わってしまうでしたが、他の作品で感じる違和感も
ほとんどなく本当に作りこまれた作品だと思います。
本を読むのが苦手な方にも、お勧めな作品です(^^)
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2008.8.16 読了。
何が良かったかって、
人類の敵が、知的生命体だということ。
そして
武力ではなく、平和解決の道を探る展開が
なんともステキだった。
冒頭、いきなり立て続けに飛行機事故が発生!
二件の事故により、
テストパイロットと自衛官が亡くなってしまう。
これは、もしやハードな物語なのか?
と、少し身構えたのだが、話は全く違う方向へ。
怪物モノだった…。 あはは
事故で亡くなった自衛官の息子、
高校生の斉木瞬が、偶然見つけたナゾの物体。
彼は「フェイク」と名づけ、共に暮らしだす。
「フェイク」と彼は、面白いことに亡き父の
携帯電話を通じて意思疎通をはかることができるのだ。
父を亡くした哀しみから、
まるで逃げるかのように「フェイク」にのめりこむ瞬。
その様子を心から心配する幼馴染の天野佳江。
偉大なる優しさと強さをもった老人、宮ジイこと宮田喜三郎。
この三人の交流に、物凄く心が和み、温かくなった。
一方、
スワロー事故(テストパイロットが犠牲に)の
調査委員である、春名高巳と自衛官の武田光稀は、
事故調査中、「フェイク」の仲間である「ディック」と出会うのだ。
そしてその後、
人類の代表として「フェイク」とコンタクトをとり続ける。
この空中に浮かんだ巨大な生命体は、
後にいろいろ起こり「白鯨」と呼ばれることになる。
高度な知的生命体である「ディック」が、
次から次へと言葉を覚えていくところが面白い。
地上からの電波によって単語を習得していたため、
「ディック」の言葉は
「こんにちは、お昼のニュースです・・・・・・」から始まる
などなど、ユーモア満載だった。 ははは
だが、もうひとり遺族(テストパイロットの娘)
美少女・白井真帆は…
そのなんとも言えない切なさに、胸が苦しくなった。
とにかく、
白鯨との大騒動からラブコメ路線も楽しめて、
ちょっと欲張り過ぎじゃない?と、言いたいくらい(笑)
内容は盛りだくさんの一作だった。
また、作者の巧い会話作りから、
「言葉」の難しさを改めて感じました。
「説明する」「論じる」…
「話し合う」「討論する」…って、
どれも凄いことなんだ。
根気よく、着実に任務を遂行した高巳が、
めちゃくちゃ恰好良かった。
本書は、戦う自衛隊三部作のひとつ。
いや、戦うだけではないね。
恋する自衛隊三部作だ。
『塩の街』の陸自に続いて、空自の物語。
後りの一作は、海自の物語『海の底』。
残すところ最後の『海の底』。
近日中に読み出す予定です。
楽しみだなぁ。
もしも、ふと空を見上げたとき
正体不明の楕円形の物体が浮かんでいたら…
それは、「白鯨」かもしれない。
私は、存在している気がしてならないのですが…。
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市立図書館より拝借。
『海の底』『塩の街』は持ってるんですけど。
これだけ持ってなかったので、読んでみました。
この作者さんは本当に怪獣とか軍が好きなんだなーっと実感。
まさか、こんな人外生物が出てくるとは思わなかった。
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高度2万メートルで謎の航空機事故!空の中に何があったのか?
エディアカラ生物群という言葉があって、読後に調べてみたのですが、ちゃんと学術用語で、文脈から察するに、多分、ディッキンソニア
http://kawa3104.hp.infoseek.co.jp/dhikkinsonia.html
だと思います。これをぐっとスケールアップしたものがいて、人間の歴史よりもはるか遠い太古から生き続けてきたんだという。
仁淀の神様こと宮じい、がたいへんいい味を出していました。
(2008/9/6)
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本当は図書館戦争を読みたかった有川浩。とりあえず文庫で出てるからこっちでいっかー、と手にした一冊。
うん、とりあえず。
なにあのかわいい生き物っ!!!>武田三尉
あ、話は勿論面白かったですよー。図書館も読みたいなー、文庫にならないかなー。
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タイトルが気になって衝動買いしたのですが…、たまらなく好きですね、このリズム。
文章のテンポのよさもさることながら、フェイクの言葉使い、それからディックのあの言葉遣い。
その言葉の堅さと不器用さだけで相手がどんな人物なのかわかってしまいます。
もうなんて凄い人なんだっ!と感嘆しながら読ませていただきました。
物語の底も深く、また恋愛がまた素敵…っ!かなりときめきました。笑
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「間違うちゅうほうが間違うてないほうをゆるしたりはできんろうがね。」
まだ図書館戦争は未読で、マンガしか読んでいのだけれど、キャラクターの設定とかは、この人独特というか、読んでてすぐこの人だと分かるというか、、そんなキャラ設定だけれど、本当に話が壮大で、よくもまぁ、そんなところまで考えつくよ・・・と、唖然とさせるエンターテイメント小説。
ラノベ小説家から来てるっていうのも何となく分かるなぁ〜。
でも、確かに大人のためのラノベなのかも知れませぬ。
登場人物一人一人がそれぞれ個性と役割をしっかり持ってて、取りこぼしがない。納得の行く終わり方なのでした。
この人の他の本読まなきゃ!!
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未知の生物と問答無用で戦うのではなくて、話し合いを経て相互理解を図ろうというストーリーが良かった。他の有川浩作品でもよくテーマにあがりますが、わかっていてもしてしまう間違いやあとから気付く自身の無神経さなどについても正面から向かいあっていて考えさせられます。感情を持った人間の強さと弱さをえぐってます。
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展開がとんとん進んでいって、飽きさせることがない。しかもうまいことキャラクターを際立たせているから、のめりこめた。SFはてんで疎いのだけど、ライトノベル要素が強いんじゃないかと思う。大人ライトノベル、もっと盛り上がればいいな。
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初めての有川浩です。
何だか海外SFを思わせる書き出しで期待。ただ、キャラが立ち過ぎているのが不安。というのが最初の印象。
読了後の印象は。
著者本人が書いてるように、大人のライトノベルですね。
まあ、SFを期待したのは私の勝手な思い込みに過ぎないのですが、もう少し白鯨の起源とか生態とか書き込んで欲しかったな。
登場人物のキャラで読ませる作品なのでしょうが、大人のカップルは最後まで好調だったけど、子供のカップルは途中で息切れした感じ。も一つ大事な登場人物である老人も、彼自身が語りかける言葉だけでは十分になれず、説明によって補足している感じでした。
何やら批判的に書きましたが、読んでる最中は結構楽しんでましたよ。
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だいぶこの人の書き方に慣れてきて、新鮮な感動!というのは少なくなってきたが、今回の話に出てくる「白鯨」はちょっぴり切ない存在だった。
宮じいが良い味出してましたね。
こんな大人が周りにいると、子どもとしても悪くなりようがない!ですね。(笑)
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空の中。タイトルと装丁に惹かれて読んでみました。
軽めのSFと青春小説の融合といった感じかな。
自衛隊の航空機ものだと思っていたので少しビックリしました。
予想外に最後の仁淀川の神様はすごくよかったけど。
分量の割にはさくっと読みすすめられました。
ただ、ちょっと冗長的過ぎたような気もしました。
個人的には仁淀川の話と自衛隊の話は別に書いてほしかった。
Side-A、Side-Bのように分けたほうがもっと読みやすいかも。
あの図書館戦争の作者だとは知らずに読んでしまいましたが。
いろいろ面白い本を書いているようなので読んでみようかな。
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自衛隊3部作、全部読んだつもりが、空自だけ取りこぼしていたらしい。高度二万メートルに潜む謎の生命体。ちょっと未知との遭遇っぽくもあり。過激に有能な女子パイロットと飛行機事故の事故調査員、飛行機事故で亡くなった自衛官の一人息子と幼なじみの少女、2組のカップルを軸に話が進む。あ、この女子パイロットと事故調査員が「クジラの彼」の中の「ファイターパイロットの君」。ツンデレとその全てを包み込むオトナ〜な彼。「ファイター・・・」では既に結婚して子持ちになってましたがね。