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俺のことは何も訊かなかったんだ、と内心がっかりした。
伝言をずっと無視しているくせに、佳江が自分のことに触れなかったらがっかりする。
まるで見捨てられたようで−そんな自分に嫌気が差す。
伝えても伝えても返さない言伝を諦めるなとは何様のつもりか。
声を聞くと恋しくて辛いなんて伝えてもいないくせに。
言いもしないことを分かってほしいなんて横暴だ。
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図書館戦争の著者でもある有川浩の作品。ライトノベル作家らしい。
ライトノベルはわりと牽制していたのだけど・・文庫だし表紙ふつうだし、ということで買ってみた。
めちゃくちゃおもろい。
自衛隊の戦闘機が謎の墜落事故を起こすところからはじまり、その遺族の少年は謎の生物を拾い、、
引き込まれっぱなしでした・w・
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爽やかなお話でした。UMAもオモシロカッタ。最後の短編は無くてもよかったかなと思う。本編の先のキレイな未来はなくてもよかった。
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ラストが綺麗に収束していったので満足です。大風呂敷を広げてうまく結べた感じ。こういうほのぼのありつつシリアスありつつラブ要素ありつつのエンターテイメント小説っていいですね。
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海自モノである『海の底』よりSF色が強い気はしましたが、
人間模様に重きがおかれているので、SFが苦手な自分でも気にせず読めました。
高巳が素敵です。負けず劣らず魅力的なのが、宮じい。
土佐弁も温かくてイイ味を出しています。
有川作品らしくエピローグまできっちり書いてあるので、読後感も非常に爽やか。
文庫版の書き下ろし短編にはホロリとさせられました・・・。
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暑いですね。久しぶりに海遊館へ行き涼みました。
世界で初展示されたというイトマキエイが最高。なるほど、だからイトマキエイなのねって感じ。
海の生き物の姿態を眺めながら、行き帰りにはこの本を読む。海獣→怪獣でもないけれど。
高度2万メートルの上空で相次いで起こった2件の航空事故。二つ目の事故で自衛官の父親を亡くした高校生の瞬は高知の海岸で奇妙な生き物を拾う。
「フェイク」と名付けた生き物と携帯を通じ意思の疎通が図れるようになった瞬は、父のいない寂しさをフェイクで埋めようとする。
一方、最初の事故の調査を担当する春名高巳は女性パイロット武田光稀に面会し事故現場に連れて行かれる。そこで二人が出会った物は巨大な知的生命体だった…。
「ウルトラマン」第34話は、空から降ってきたスカイドンが特に暴れて何かしたわけではないけれど動くだけでも道がめり込むという凄まじい体重のため世の中の脅威となり、結局は空自に攻撃されて…というお話しでしたけど、前半はまさにそんな感じ。
でもって瞬がフェイクを拾って交信できるようになる件りは「E.T.」で、「白鯨=ディック」と名付けられた知的生命体が都市を攻撃する様は「インディペンデンス・デイ」、高巳がディックとコンタクトを進めるのは「未知との遭遇」ですね。
岐阜の空自と高校生が住む高知の2元中継で、まさに特撮ドラマのワクワク感の中、それぞれ知的生命体との接近遭遇が描かれる。
フェイクが高知で仲間を食べたまでの経緯が新聞に載り、佳恵を嵌めたと見抜く瞬がそれでも真帆の組織に加わわるところから、少し話は鬱陶しくなるが、白鯨が白鯨として《全き一つ》に戻る道の中で、平和への希求とか孤独への恐れとか誤謬を正すことの難しさとか大人であることの矜持とかがさわさわと描かれ、瞬と幼なじみの佳恵、高巳と光稀のラブコメ調の物語もそれぞれ進む。
最後のエピローグに微笑み、文庫特別書き下ろしに泣く。暑いけど、さわやかな空。
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これで自衛隊三部作(というか、対不思議生物三部作)制覇になりました。
三作の中で一番、物語に入るのが大変だったかな。
専門用語や設定が決まっていて、理解はできなかったです。
中だるみもありましたが、やはり登場人物達が魅力的!
☆3.5ってところですが、書き下ろしに号泣。
甘々な書下ろしもいいけど、こういうのもじんわりイイ!
しかしまぁ、空にでっかい海月が浮いてたら、普通にびっくりするよな〜・・・。
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やられた! めっちゃくちゃおもしろい!
キャラがもういかにもラノベ、文体も思いっきりラノベだなぁ…って思って読んでたら、ラノベ出身の作者さんでした。
光稀さん実にいいツンデレです。しゃべりの締めが全部「!」です。心地いいくらいベッタベタでニヤニヤ恥ずかしくなりました。
ラノベは学園ものばっかりだからなぁ。こちらの方がいい。
設定も面白いし、ものすごく読みやすい。まさに良質のエンターテイメント。
非常にオススメしときます。
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有川さんの作品を読もうと思っていたら、ちょうど文庫版になっててラッキー♪
図書館シリーズの郁といい、今作の光稀といい、なんて魅力的な女性を書くのでしょう(*´∀`)
原因不明の航空機墜落事故が、立て続けに起こり、父親を亡くした高校生、瞬。
そしてその事故の調査をする高巳。
W主人公ってうのが、作品の良いスパイスになっている。
有川さん作品もコンプリートしたい今日この頃。
早く図書館シリーズの新刊出ないかな〜♪
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ちょうど読む本がなくなって、借りたんですが面白いです!
後日談の「仁淀の神様」には、少し涙ぐみましたね。
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面白かったです。堪能できました。またまた未知の生物の登場です。Yrrの後だっただけに余計にほんわかした感じでした。土佐弁もよかったです。本編の後に収録されてた続編も涙を誘いました。やっぱ小説はこんな風に読後元気が出るようなのが一番だよね!
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図書館戦争シリーズでこの人を知りました。ハードカバーだった作品が文庫本になったというので買いました。相変わらずどんぱちしてて勢いがあります。自衛隊三部作(というらしい)の一作目。
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自衛隊3部作の2作目。現代社会に突如登場する謎の物体が、SFを想像させる感じでした。兎に角登場するキャラクター達が魅力的で好きでした。3部作の中では、個人的にこの作品が一番好きです。本編の後には後日談が描いてあったりして、内容はバッチリでした。
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有川浩の自衛隊三部作の一つ。
多重人格だの自己認識だのでディックと理詰めの話をしている部分で音を上げて、暫く放置していたのだが、『クジラの彼』を切っ掛けにもう一度頭から読み直した。
なんと言っても宮じいの言葉が一つ一つ胸に染み入る。決して甘やかす言葉は言ってくれない。厳しい、だから優しい。視野狭窄で稚拙な心を温かく解し導いてくれる。経験を重ね、たくさんの痛みを知った老人であるからこその重みなのだろう。
エピローグの「仁淀の神様」では涙が溢れた。
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少年と少女と落下物。
女性パイロットと事故調査委員男性と浮遊物。
母と娘と意地比べ。
小難しいように見えて、結構恋物語。
素敵です。