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本を持ってくるのを忘れて暇つぶしに何か読もうと部室の本棚をあさってお借りしたもの。パラパラとめくって文章が少なそうなのを選んだのだが案外これが文章少なすぎて読みにくかった。何より「~~~」と言った。って書き方があまりに多くてあまり読んだ気がしないというか…何作も出してるとそのうち文章もこうなってしまうのかなあと思ういい例。
内容の方も、何だかよくわからないうちに終わってしまった感が否めない仕上がり。しかも中盤まで読んだらチェシャ猫の正体と黒幕の正体がわかってしまって、もうあとはその他の肉付けを楽しみに読んでいたような気がした。それにしても野上益一郎のせいでものすごく登場人物関係が複雑。人物多いだけでも混乱する私にはあまり向かない作品だった。
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失楽園ブームにのったタイトル?
重鎮があばれまくり。
なんだかんだで弟子や関係者もそれなりの濃い模様。
「やっぱりあんたの子かい」^^;
でもそんな後悔してないだろうってのはいうまでもないと。。。
美術品を専門に狙う、怪盗チェシャ猫が現れた。大胆不敵な犯行はたちまち話題に...。そのチェシャ猫から犯行予告が。標的は画壇の重鎮野上益一郎の主催する「アダムとイヴ・コンクール」。その実力と強烈な個性で君臨する暴君、野上。その妻、娘、弟子、画商、演奏家、様々な利害を持った面々が会場に集まり、そして殺人事件が―。犯人は?怪盗の目的は?ホームズとチェシャ猫が対決する、大人気シリーズ第30弾。
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図書館で借りてきた本。このシリーズどれくらいあるのだろうか。推理小説というよりも、メロドラマ色な強い。色々ありすぎて…ええ?って感じ。
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ホームズの活躍の度合いは、作品によって違いがあったり、
主人公と妹の晴海さん、同僚の石津刑事の活躍の度合いもいろいろ。
話しは、とんとん進んでいくので、楽読み(イージーリーディング)できます。
話しの部隊が突飛でも、そんなに違和感がないのは、主人公たちの善意が、押しつけがましいものではなく、時にはドジなところが、親しみが持てるのかもしれません。
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美術品を専門に盗む怪盗チェシャ猫が現れた!この怪盗、大胆不敵な犯行を繰り返すが決して捕まらない名手。そんなチェシャ猫の次なる標的は画壇の重鎮野上益一郎の主催する「アダムとイヴ・コンクール」!一見普通のコンクールに思えるが、そこには実力と強烈な個性で君臨する暴君・野上、その妻、娘、弟子、画商、演奏家など様々な利害を持った面々が会場に集まることになる。そして殺人事件が・・・。ホームズとチェシャ猫が対決する、三毛猫ホームズ第30弾。
三毛猫ホームズの失楽園
この作品の一番の読みどころ且つ注目は失楽園です。この失楽園がどういう意味なのかを考えながら読むとなるほどと思えます。またアダムとイブが登場することでより失楽園の意味も強化されているので、三毛猫シリーズの中では私はかなり好きな作品です。
この失楽園に最も大きな役割を担う人物が野上です。この男はまあ名誉と地位を失い失楽するべき人間です。まさに暴君。にもかかわらずこの男は物語中盤で私は普通の人間である、化け物ではない、などと言い出します。個人的に十分化け物だと思うし、なにより暴君ですむのか?と思えるくらい人間性は糞な野上です。まあだからこそこの失楽園に登場しているんだと思います。その意味で私は赤川氏の戦略にまんまとはまったということになりますね。なぜならこの野上にかなり注目して感情をぶつけて読んでいきましたからw
そして忘れてはいけないのがチェシャ猫です。この怪盗が一体誰なのか?果たしてチェシャ猫は暴君で下劣な野上を懲らしめてくれるのか?そこを注目して読んで欲しいです。
また、あの人のアダムとイブにもご注目。なかなかいいと思いますよ、私はw
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読書録「三毛猫ホームズの失楽園」2
著者 赤川次郎
出版 角川文庫
P36より引用
“しかし、エデンの園を追放されるアダムがなぜ紺の背広にネク
タイなのか。イヴがなぜ事務服を着ているのかは、片山たちに理
解できなかったのである。”
目次から抜粋引用
“アダムとイヴ
通知
集合
幽霊
当夜”
警視庁捜査一課の刑事とその妹、そして三毛猫ホームズの3人家
族を主人公とした、長編ミステリー小説。人気シリーズ第三十弾。
夜遊びを終えて帰ってきた少女の後ろから、大きな手が回り口
を塞いだ。少女を縛り上げた男は、みずからチェシャ猫と名乗っ
た…。
上記の引用は、上司の栗原の絵に対する一文。
知恵の実を食べたので、頭を使う仕事に就いたという表現なのか
も知れません。栗原本人は、リストラになって会社を去るアダム
とイヴ、と言っているのですが。
怪盗チェシャ猫が登場しています、美術品には泥棒が付き物な
のかもしれません。
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