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ポアロ作品。地中海の避暑地で起こった殺人事件。だが容疑者には全員確かなアリバイがある。終盤、ポアロが仕掛けた作戦と知らずに、犯人が謎を解く鍵を自ら露呈してしまうのだけれど、そこにあった無邪気さと、殺人を犯す残忍さを持ち合わせていることが、悪魔というタイトルになっているのだろうか。
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地中海の平和な避暑地スマグラーズ島の静寂は突如破られた。島に滞在中の美しき元女優が、何者かに殺害されたのだ。犯人が滞在客のなかにいることは間違いない。だが関係者には、いずれも鉄壁とも思えるアリバイが…難航する捜査がついに暗礁に乗り上げたとき、滞在客の中からエルキュール・ポアロが進みでた。
【感想】
http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50250659.html
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誰かが殺人を決意したら防ぐのは困難だ。島で休暇を過ごすポアロの前に現れたのは、何か問題を抱えていそうな何組かの夫婦と、いかにも悪女といわんばかりの美人の元女優の人妻。これで殺人事件がおきないわけがない。
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魔性の女性と寡黙で不器用な夫、女に惚れている若い男とその病弱な妻。ボートでないといけない浜辺で殺された女。日光浴する人々は死体に見える。ポアロ
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外界からほぼ隔離された避暑地、スマグラーズ島では、避暑客らの平和なバカンスが続いていたが、その平穏の下に悪意がかくされていることに誰が気づいていただろうか。
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エルキュール・ポアロ・シリーズ
アリーナ・スチュワート殺人事件。映画『地中海殺人事件』の原作。
2009年11月1日読了
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「いったんだれかが殺人を決意したら防ぐことは困難だ、と言うのだ。彼はこの事件について自分を責めたりしていない。彼に言わせれば、これは避けようのないことだったのである。」
ポワロの腕の見せ所!
さすがですねー。
まさか!と言う犯人に驚きを隠せなかったー。
もちろん、メンバーの中に犯人がいるってことは100%分かっているんだけれど、一番怪しくない人が犯人とは、なんともなんともなぁ。
それに、さりげない伏線も最後には綺麗にまとめてくるんだもん。
凄いとしか言いようがなかった。
そして、気持ちのいいほどの勧善懲悪。
悪い人が絶対犯人!悪者を見つけなければ。
【4/9読了・初読・市立図書館】
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青い海と空・白亜の建物。リゾートで起こる残酷な殺人事件。
いやいや休養に来ていたポアロが捜査に乗り出します。
この作品の場合は”意外な犯人”ではなくその方法に瞠目。
クリスティーは人物の描き分けがいつも特徴的です。
脇役にも様々な思いがある。その事をいつも丁寧に描いてますね。
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ポアロシリーズの他作品と比べてやや地味めな印象だけど、
ミステリーの女王と名高いクリスティー女史の技が
「これでもか、これでもか。えい、えい。」と詰め込まれている隠れた名作。
物語をつぶさに観察する虫メガネを手にして、
細部までじっくり見つめてやると、
登場人物達のさりげない会話や殺害現場の描写に
重要な伏線があちらこちらに巧妙に張られているし、
「人を見かけや他人の評価で判断してはいけません。」と
なぜか日頃の自分の人との接し方まで反省させられるラストも
良い意味の裏切りもあったりして、気持ち良い。
全てがうまい。
「推理小説を読む楽しみ」をたっぷり味わわせてくれる。
「さすがベテラン。」と名推理をしたおじいちゃん名探偵ポアロと共に、
クリスティー女史に拍手を送りたい感じ。
ぼぉっと途中を読み流すと、ラストの面白さが半減なので、
くれぐれも油断禁物。
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偶然手に入れた一冊でしたが、期待よりずっと面白かった。
キャラクターの描き分けが見事なのはいつものことですが、
いたる所に伏線となる言葉や事柄が散りばめられていて、ポアロが仰るように”バラバラのパズルのピース”がクライマックスでカチリとはまる心地良さを味わせてくれます。
章の切り方も読みやすいと思ったことのひとつかも。
あと、冒頭のページに舞台となる島の地図が載っていたので、情景をイメージしやすかった。いつも地形や間取りがイメージできなくて、訳わかんなくなってしまっていたので、その点では親切。
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小学校に全集がなく、この本しかなかったので、この本しか知らないのですが、アガサ=クリスティー全集があれば、こっちにもはまっていただろうと思わせてくれた傑作。
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ミステリー小説って、自分で謎が解けてこそ、解いてこそ、とは思うんですがいつも解けずに終わってしまってばかりです。今回も振り回されたまま終わってしまいました。残念。それでも十分に楽しめました。
真犯人は最後になってやっとわかったわけなんですが、それまでにもしかしたらこの人かも、と何度かいろんな人を疑ってみたものの、その中にすら入っていない意外な人でした。伏線もはってあったのにちっとも気づけませんでした。意地悪にひねってない作品は久々かもしれない。
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アガサクリスティの小説は30冊目くらいだと思いますが、本書も楽しく読むことができました。
お願いだから、あの子が犯人ではあってほしくないと思いながら読みました。
読んだ本を全部覚えている訳ではありませんが、似たような話を読んだような気もします。
忘れかけている話と、読んだ話の似た部分があるのは、同じ作家なのでありえるかもしれません。
本書は、ポアロものですが、マープルものだったかもしれません。
同じ探偵で、男女で、別々の本で、同じ犯罪を、別の空間で推理してもらうというのも面白いかもしれません。
ポアロものも、マープルものもそれぞれ10冊以上読んだので、
これが、もし、マープルだったら、誰から何を聞いて、どういう説明をするだろうかという読み方ができるようになりました。
こういう楽しみ方は、どうでしょう。
ps.
本作品の映像作品は見た記憶がないので、
自分なら、どういう撮影をするかということを考えながら読みました。
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ポアロのゆくところ、常に犯罪の影あり。休暇を海辺でのんびり楽しみながら、事件を鮮やかに解決する名探偵ぶりが堪能できる。見事なアリバイトリックには脱帽。
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青い海、白い砂浜、孤島のリゾートに行くときは絶対持ってく!と決めていたので、旅行のお供に。
アガサクリスティーの作品はひとつひとつの風景がとても美しい。殺人現場も然り。
ポアロシリーズはほかに好きな作品があるので評価は3ですが、ビーチリゾートで読むなら絶対おすすめ。