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ミステリー小説って、自分で謎が解けてこそ、解いてこそ、とは思うんですがいつも解けずに終わってしまってばかりです。今回も振り回されたまま終わってしまいました。残念。それでも十分に楽しめました。
真犯人は最後になってやっとわかったわけなんですが、それまでにもしかしたらこの人かも、と何度かいろんな人を疑ってみたものの、その中にすら入っていない意外な人でした。伏線もはってあったのにちっとも気づけませんでした。意地悪にひねってない作品は久々かもしれない。
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アガサクリスティの小説は30冊目くらいだと思いますが、本書も楽しく読むことができました。
お願いだから、あの子が犯人ではあってほしくないと思いながら読みました。
読んだ本を全部覚えている訳ではありませんが、似たような話を読んだような気もします。
忘れかけている話と、読んだ話の似た部分があるのは、同じ作家なのでありえるかもしれません。
本書は、ポアロものですが、マープルものだったかもしれません。
同じ探偵で、男女で、別々の本で、同じ犯罪を、別の空間で推理してもらうというのも面白いかもしれません。
ポアロものも、マープルものもそれぞれ10冊以上読んだので、
これが、もし、マープルだったら、誰から何を聞いて、どういう説明をするだろうかという読み方ができるようになりました。
こういう楽しみ方は、どうでしょう。
ps.
本作品の映像作品は見た記憶がないので、
自分なら、どういう撮影をするかということを考えながら読みました。
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ポアロのゆくところ、常に犯罪の影あり。休暇を海辺でのんびり楽しみながら、事件を鮮やかに解決する名探偵ぶりが堪能できる。見事なアリバイトリックには脱帽。
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青い海、白い砂浜、孤島のリゾートに行くときは絶対持ってく!と決めていたので、旅行のお供に。
アガサクリスティーの作品はひとつひとつの風景がとても美しい。殺人現場も然り。
ポアロシリーズはほかに好きな作品があるので評価は3ですが、ビーチリゾートで読むなら絶対おすすめ。
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まずは何よりも、素晴らしい情景描写。
こんな所に行ってみたい。と素で思う。
優雅なひとときを過ごす贅沢。満喫したい><
そんな所で起きる、殺人事件。
皆がバラバラの証言・行動をしているのに
それが結びつき、解けていく。
細部に至るまでもが、見事なまでに繋がりほどけて行く。
登場人物の個性も豊かで
どの人も怪しい。
綺麗に隠されたトリックを、読者自身が
見抜く快感を味わえるだろう1冊だと思います。
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ポアロシリーズ。
島に滞在中の元女優が、何者かに殺害された。
犯人が滞在客のなかにいることは間違いないのだが…。
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ポワロ作品
【ストーリー】
海辺に浮かぶリゾート島で、著名な女優が白昼堂堂、首を締められて殺された。
【感想】
色々と動機の可能性を提示しておいて、最後はちゃんと納得の行く形にまとめてあるのは相変わらず凄い。
ただ、犯人はそんなに上手く演技できるのか?と思った。
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クソー、また犯人がわからなかった…今回こそはと意気込んで、途中途中本を閉じ、頭の中で話を再構築しながら読んだのに、鉄壁のごときアリバイを前にノーマークだった…
次こそ!
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のどかなリゾートの情景と、ポワロの鋭い人間観察が満喫できる一冊。犠牲者の出るタイミングも早すぎず遅すぎずよかった(笑)
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あああ、表紙が違う。
前の表紙の方が好きだったのに。
古本屋さんにて100円で購入。
アガサ・クリスティーは特に絶賛はしないけれど、暇つぶしに良い。
典型的憎まれ役と、それを苦々しく思う人々。
冒頭の数多きフラグ、事件、ちょっとした回り道、意外な一面を持つ人、犯人、などなど、
まるでミステリの教科書通りに作ったようなとてもスタンダードな構成。
そういう意味ではつまらないと言えばつまらないんだけど、
そういうスタンダードさ=安心感を求めている人には自信を持って薦められる一冊とも言える。
私は暇つぶし的目的の購入だったので、満足して読み終わりました。
でもやはりクリスティの良い点は、
スタンダードながらちゃんと読ませるところかな。
難を言えば、トリックが若干強引だったか。
でもまあ全体的には面白かったです。
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ポワロの話はやっぱり一度では理解しがたいので再読
一回目は、犯人が気になってどんどん先読みしてしまう
今回は、真相のところだけを二度読み。
男を虜にしてしまう女が本当は男の虜だったという話
鼻持ちならぬアリーナとそのアリーナにゾッコン
だったレッドファンでもこの男こそがアリーナを殺した張本人そして・・・その奥さんだったクリスチンも共犯者だった。
この奥さんは最初かわいそうな人だと思っていたのだけれど、夫に浮気されてでも実際は相棒ではあったけれど夫ではなかったんだな~
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事件と関係ないように見える些細な出来事でも、全員が起きたことを否定する出来事は、事件にとって実は重要な出来事だったのだ、という推理の道筋が一番面白かった。
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地中海の平和な避暑地スマグラーズ島の静寂は突如破られた。島に滞在中の美しき元女優が、何者かに殺害されたのだ。
犯人が滞在客のなかにいることは間違いない。だが関係者には、いずれも鉄壁とも思えるアリバイが・・・。
難航する捜査がついに暗礁に乗り上げたとき、滞在客の中からエルキュール・ポアロが進みでた!
(当書裏表紙あらすじより)
このあらすじの書き方だと何だか警察の捜査が難航してから客の中から出てきた印象になりますけど、ポアロは捜査の最初から警察と同行しています。
クリスティー物にありがちな、捜査指揮を担当する現場のお偉いさんと知り合い、というパターンで、捜査の最初から捜査に加わっています。
ただ一緒に捜査する訳ではなく、ただ捜査に同席している、ってだけですけど。
そして捜査がミスリードされたところでポアロは別の道を探し求めて行く、という展開になります。これまたクリスティー物ではよくあるパターンです♪
様々なミスリードがあり、私もまんまと引っ掛かってしまいました(笑)
「あ、そうくるか!?」
となりました(^^ゞ
だから物語が終盤に差し掛かってからは面白くて一気にに読破してしまいました。
クリスティーのポアロ作品の中では良作だと思います。
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通常「悪魔」と言えば薄暗い空間に潜んでいそうな代物だけど、本作のタイトルは『白昼の悪魔』
白昼に悪魔だなんてしっくりこない言葉の連なり。けど、序盤から男を狂わせる魔性の女性が登場している事でその単語に納得してしまう構成となっているね
魔性のアリーナ・マーシャルは既婚の身でありながら、妻帯者に平然と絡んでいく。しかも昼日中を堂々と。それを見れば誰だって「悪魔」はここに居たのだと考えてしまう
けれど殺されるのは「悪魔」と囁かれるアリーナその人。おまけに殺人行為も正午にほど近い時間に行われる為に今度は殺人犯を「白昼の悪魔」と考えそうになってしまう
しかし、アリーナを殺す「悪魔」へと変化しそうな男性には鉄壁のアリバイが存在するし、実際にアリーナを殺せそうな性格をしている者もあまり見当たらない
作品全体に横たわるこのしっくりこない感覚。読み終わった時にはそれこそが事件を解く鍵になるのだと判るね
幾つも存在する不可解をしっくり来る形に収めた時に判明する事件の真相は鮮やかの一言!
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タイトルの白昼の悪魔、がいったい誰なのかというのがポイント。犯人は分からなかったけど、ミスリードはとても分かりやすい。