紙の本
カリブ海
2019/11/08 20:18
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
ワクワクする題名です。大富豪ラフィール氏のキャラクターが良いです。ラフィール氏がミス・マープルに最後にかける言葉が好きです。
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本書の続編である復讐の女神を先に読んでしまったが、読了後思わず復讐の女神を再読してしまった。ラフィール氏、素敵です。
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転地療養のため西インド諸島を訪れたマープル。一週間は何事もなく穏やかに過ぎていった。しかし、まもなく彼女を相手に懐古談をしていた少佐が死体となって発見される。以前から少佐は何かを憂いていたようなのだが、いったい何が起こったというのか?美しい風景を舞台に老嬢ミス・マープルが事件の謎に挑む。
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ミステリとしてはイマイチですが、登場人物が好きだ。
年寄りの癇癪持大富豪ラフィールが好き〜
マープルと意気投合して二人で謎を解いていったり話したりと素敵キャラ。お付のマッサージ師さんも好きだよ。ジャクスン!
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終盤がドラマチックでいいです
それまでは 割りに淡白な進み方のように感じられたけれど
あとはマープルに友達(戦友?)がいるのがいいですね!
やっと彼女の魅力をわかってくれるひとが出てきた!
と思ったら次作でしょっぱなから亡くなっておられましたが
ショック
ネメシス、次のタイトルになってますが私はこちらがお勧め
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カリブ海の西インド諸島にやって来たミス・マープル。ホテルの滞在客パルグレイヴ少佐は過去の思い出話を他の滞在客に話すのが好きで、ミス・マープルにも最初に妻の自殺未遂を助け次に自殺を装い殺害する夫の話をする。ミス・マープルに犯人の写真を見せようとしたときに何かに気がついたパルグレイヴ少佐。夜の内に急死したパルグレイヴ少佐。高血圧の薬の存在から薬の量を間違えた事故と処理するグレアム医師。不信に思ったミス・マープル。消えた写真。ホテルの主人ティム・ケルドンとモリー夫妻に薬の瓶はパルグレイヴ少佐の物ではないと証言した使用人ヴィクトリアの殺害。グレゴリー、ラッキーのダイストン夫妻とエドワード、イーヴリンのヒリンドン夫妻の関係。エドワードとラッキーの浮気。関係を絶ちたがるエドワード。事件のショックから睡眠薬を多量に摂取したモリー。ティムの活躍で一命をとりとめるモリー。落ち着いたと思われるモリーの失踪。川底から発見されたラッキーの遺体。モリーと間違われたラッキー。滞在客で富豪のラフィール氏の使用人ジャクスンに協力を依頼するミス・マープル。ラフィール氏がエスターに残す遺産の秘密。
2009年11月29日購入
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いつも意外な人が犯人なのに、今回は最初から怪しげな人(でも途中でだまされそうになった)が本星だった。
ご老人を、侮っちゃあ、いけないよ。
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おばあちゃんとおじいちゃんの推理合戦が面白い。
「だが彼女はあえて反論しなかった。紳士というのは自分の発言を訂正されることを好まないものだと彼女は知っていたからである」
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ミス マープルものは、イギリスの文化、風土とを知るのによい。
特に、牧師がよくでてくるし、牧師の住んでいる家もよくでてくる。
本書はその代表例ともいえる。
海の話題が鉄道よりも多いのは、ひとえにイギリスものだからだろうか。
人間性の観察にたけたミス マープルものを呼んでおくと、イギリスでの会話の話題としてはハリーポッタよりもよいと思う。
ハリーポッタは、魔法の世界なので、現実のイギリスの描写が少ない。
海外文学を、その国にいくときの話題のために読むのは邪道だとは思いますが、、、
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老マープルが休養で訪れた西インド諸島のホテルでの起きた殺人事件。
犯人解決に導くためのヒントなど、わかると納得。
それでいて、犯人を特定させないための展開も優秀。
マープルが老いを見せる面など、マープルシリーズを昔から読んでる人向けではないかと思う。
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ミス・マープルシリーズ。
登場人物の夫婦が何組もいて、誰が誰なのかわからないまま読み進んだ。集中して読んでなかったのかもしれない。最後まで犯人がわからなかった。
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解決のためのヒントが各所ちりばめられていて、とっても読み込み甲斐がありました。解決編で、ああそうか! と気づかされる時の悔しさと爽快感。絶妙。後期の作だそうで頷けます。
それにしてもヘイスティングズ的な役がいないので、異国の地でも独りでがんばらなければならないマープルおばあちゃん… しかしこちらの心配とは裏腹に、お年を召されてなお強く、そして軟らかである。見習いたい。
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南の島で療養する老嬢ミス・マープル。
甥の勧めで来たものの退屈極まりない。
そんな折、お喋り好きの少佐から逃亡中の殺人犯の話を聞く。
しかも少佐の様子から、殺人犯がこの島にいることが伺えた。
その晩、老少佐は突然死んでしまう。
殺人を疑ったマープルは南の島でひとり、犯人探しを始めるのだった。
紳士的で陽気なリゾート滞在客。ホテルを経営する親切な若夫婦。
だが一皮剥くと皆ドロドロしたものを抱えていた。
意外な一面が見え出すと物語が俄然面白くなってくる。
この毎度の展開はアガサ・クリスティの
シナリオライターとしての優れた才能を伺わせる。
犯人を特定できないうちに新たな犠牲者が。
これ以上被害者を出してはいけないと焦るマープル。
いつもの仲間がいない南の島で老嬢マープルはひとり如何に解決するのか。
ミス・マープル、リゾート特別編。
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西インド諸島に療養でやってきたマープル。そこで起きる事件。殺人か自然死か。ホテルでの様々な人間模様。人のイメージは本当に一部しか見ていないのに操作されやすいのを痛感した。さすがとおもわせる人間描写。やはりクリスティはすごいと思う。
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療養のためセント・メアリ・ミード村を離れて遥か彼方の西インド諸島を訪れたミス・マープル。
そこは最早リゾートだからセント・メアリ・ミードのような人間関係は生じないかと思いきや、裕福な人間たちが限られた空間に集うわけだから根本的な人間模様は変わらない
つまり噂も憶測も飛び交うお喋りの坩堝と化すわけだ
ゴールデン・パーム・ホテルにてお喋りの代名詞となっている人物がパルグレイヴ少佐だね
ミステリにおいて、口が軽い人間が殺される率は高いものだけど、彼もその例に漏れず
ただ、この場合に厄介だったのは彼があまりにお喋りだったせいで皆が彼のお喋りを話半分にしか聞いていなかった事か
誰も彼もまともに聞いてないのに、パルグレイヴ少佐はお喋りのせいで殺されてしまった
マープルは人との会話からその人柄を読み取るのが得意なタイプだけど、肝心な人物の話が曖昧なものだから推理も上手く進まないという点が今回の事件の特徴かな
また、もう一つの特徴を上げるなら、マープルの助手役となった人物が風変わりと云うか驚きの人物であった点だろうか
マープルは療養に来るくらいには体の自由が効かない状態。おまけにポアロのように名探偵を名乗っているわけでもないから警察を自由に動かせもしない
だから彼女の代わりに動いたり、考えを補佐する人物が必要となるわけだけど、まさかあの人物がマープルの助けになるとは思わなんだ
マープルの推理力に感激し協力的になる人物は数あれど、あのような姿勢から協力的になった人物はかなり珍しいんじゃなかろうか?
あと、特徴と言える程のものではないけど、あとがきで言及されているように、本作はマープルの柔軟な姿勢が目立って居るね
ゴールデン・パーム・ホテルでは知り合いがいるわけでもなく、むしろ彼女と年の離れた人物ばかり。夕食時にはスチール・バンドが鳴り響くなど彼女向けの環境とは言い難い
それでもマープルはその環境を楽しもうと自分の言い分を他所において、全く異なる生き方をする人物の話に耳を傾けるし、スチール・バンドも好きになろうと努力する
そういった控えめな積極性が噂をかき集めなければ真実に到達できない事件の解決へ近づく助けとなっていると読み終わると判るね