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・タイトルのような疑問がいくつかある本かと思ったら違ってた
・まさか全編にわたってこの話題だけでこれだけの量を書くとは
・結局何も書かれてないに等しくてびっくりした
・グレーゾーンだから公的機関からリリース取るのは難しいだろうけどさあ
・噂ばっかりでこの程度なら誰でも辿り着くっていう
・あと弁護士って肩書きがまったく意味をなしてない
・こういう場合は巻末だけで表紙に書かない方がいいのでは
・後半は賭博罪の是非でこれはまあ変だよね
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本書は賭博罪の現代的意義について疑問を呈して
おります。
昭和20年代における田中コートの賭博罪に係る判例や
平野龍一先生、谷岡一郎先生の学説も引用し
被害者なき犯罪の賭博罪を改めて問うものです。
これにより、例えば新たなギャンブルとして話題のカジノ論争などを
幅広い視点から議論を再構築することに
寄与するものと考えます。
なお、小暮得雄先生は賭博罪の意義を
無頼の博徒集団を形成してきた歴史的意義の視点から考察していますので、参考まで。
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昨年は歌舞伎町あたりで雀荘摘発が激しかったけど、そのへんの事情が少しは分かった感じ。内容自体はともかく、作者の麻雀愛が僕の心を揺さぶったww 江本の国会答弁の内容は覚えてたけど、後藤田も言及してたとは知らなんだ。賭博に関する法律は戦前から何の変化もない悪法なんだね。なんでパチンコはギャンブルに当たらないの??よっぽどギャンブル性は高いのにさ、とか疑問はいろいろあるよね、麻雀派から言えば。とはいえ、まあよほどの麻雀好き以外は読む必要ない本だけど、麻雀好きから言えば☆5つということでww
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とても良い内容。
賭博に対する現代日本人の認識が、いつどんな風に醸成されたのかというあたりまでが視野に入っており、いま我々を取り巻いている規範意識とはどんなもんなんだろか?といった話までされてます。
著者は弁護士であり、本邦の過去の判例、イギリスにおけるギャンブルの合法化の経緯などが引用されていて、わかりやすく説得力に富む。あと、立場上、なかなかこんなこと言えませんよね。気骨あります。
お上が胴元なら安心…なんて考えてる「私」の思考は、本当に「私」が考えついたものなんでしょうか?
ご一読をお薦めします。