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前半の陣治の印象は、十和子が言うままの印象で、けどだからって、十和子の事も好きにはなれなかった。
自分が軽蔑している陣治におんぶにダッコの生活だから。
最後の最後で今までの陣治の評価が一転してしまった。
そんな思い(引用の部分)で毎日を過ごした陣治は、きっと私には分からないような幸せを過ごしてたんだろうな、と思うと羨ましい。
人を本当に愛すると、そんな事ができてしまうのだろうか。
ちょっと、陣治にグッときた。
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これを読んでる間中、不快でしかなかった。
解説に書かれてあった、「愛せない男と共感できない女」という表現がぴったり。
そんな二人の恋愛描写が、ずーっと続いていて、正直、気持ちがすさんでしまった。
読んでいるうちに、リアルな現実って案外こんなもんなのかって思えてきて、現実の友人に対してすら、何だか、裏の顔を想像して、気持ち悪くなったくらい。
中盤ぐらいまで「愛せない男と共感できない女」の関係の描写が続いてうんざりし、読み終わっても読後感は良くない。
こんなの愛じゃないって思ってしまう。
でも、この作者の本を読むのは2冊目で、1冊目も「胸くそ悪い。」との感想を書いたが、二度までも同じ気分にさせてくれる作者は、ある意味、凄いんじゃないかって思えてきて、むしろ評価が上がってしまったよ(笑)
ラストは、途中から想像ついちゃったので、ミステリという点ではいまひとつだけどね。
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購入 人間的に好感も共感もできない主人公。イライラする話の展開で、先は読めたんですが、でも面白かったです。レビューを読むと批判も多いですが個人的には好きな系統の話です。ちっとも共感できないですが。デビュー間もない作者ということで、若干描写不足・描写過多が見受けられ、(かなり)気になりますが他の作品も読んでみたいと思います。
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この手の話は、大抵途中で誰が殺したかわかってしまっても、登場する人物像を見ているだけで楽しめる。
主人公が疎み、蔑めばそれだけ執着がひしひしと伝わってくるし、主人公が聞き流せばその会話はナナメ読みしてしまう。
主人公はちっとも魅力的じゃなくどちらかと言えば読者に嫌悪されやすい人物なのに、彼女の視野で見る世界は、嫌悪しながらもその執着心に引きずられ続きを見ずにはいられなくなる。
つまり、引きずられたヶ所の執着は、読者側にもある執着であるところになお一層の嫌悪感をつのらせる仕掛けが面白い。
そして、こんな愛し方は、やはり未成熟がなせるわざだからこそストーリー性がある。
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本屋さんの手作りpopがすごくうまいこと言ってて、買ってみた
結末としては、あぁーていう感じだけど最後の十数行がとにかく驚いた、というかなにがおこったかわからず、戻り読みした(笑)
興味深い作品
作者の経歴がすごいとおもう
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こう醜くなりたくないな~と顔しかめたくなる感じ。
なのに、心が壊れていく過程は
こういうことあるだろうな~と思える。
全編通して、キレイじゃない....ヽ(´o`;
だからこそなのかな?
ラストの衝撃、愛ってこういうこと!?って感動した。
「すべて受けとめる」っていうことを
とてもわかりやすく、そのまんまに表現してるってことかな。
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文章のリズムが合わなくて、この上なく読みづらかったんだけど、猛烈な傑作。
焦点の定まらない純愛の終点は、帯にあった「不愉快」というよりもむしろ、「愛おしさ」を感じるものでありました。
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読み始めはちょっとダレますが、途中からどんどん引き込まれます。不快感+リアリティ+怖いもの見たさみたいな。ラスト、こういうのはありか。。。究極の愛か。。
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「それでも恋と呼びたかった。」の帯がすべてを語る。エグさ抜群。不快に思いながらも読まされる快感。まほかる。力あります。
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十和子と陣治。
働かない十和子にただただ嫌悪感を抱いていた。
それでいて、陣治に文句をいう、ダメ人間の典型的だ。
いつ、心をいれかえるのだろうと思っていたら、
また既婚者にうつつをぬかし、「その人が好きだ」という。。。
飽きないなー。と思った。
勝手に陣治が、黒崎を殺した、と思い込んでいたなんて、
幸せな十和子・・・。
実は、お金の為にもてあそばれた黒崎を殺したのは十和子なのに・・・
陣治はそれをかばって、心から消してくれたのに・・・
誰が一番大切かなんて、わからないな。
自分を大切にしてくれる人を大切にしたい。
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読み始めてすぐ「これは最後まで読めないかも…」と思うくらいに不快でしたが、中盤から後半はそれなりに興味深く読めました。
ラストは陣治の愛に心打たれましたが、十和子に関しては最後まで共感できないままだったなぁ、と思います。
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八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが…。衝撃の長編ミステリ。
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これも「ピース!」同様、本屋のポップで購入。
で、こっちは当たりだった。主人公も絡む相手もみんなグジャグジャで汚くてやな感じなのに、なんだろう、読了後になんとも「きれいな風景」が浮かんだ。不思議。
途中で、なんとなく事の事情が「もしかして・・・」と想像できてしまったんだけど、それが嫌でもがっかりでもなかった。
この作家の他の作品も読んでみたいと思います。
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彼女の不快な感情が多く描かれているけれど、最後の彼の彼女に対する愛情の深さに胸が打たれた。読んでいて心地よい小説とは正直言えないけれど、ラストには感動。
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登場人物に対して生理的な嫌悪感しか感じない。出てくる人全員が、人としてダメな人。そこに対してなんの共感も同情も感じず、ただいやな気分になるだけなので、おすすめしません。