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第3巻。
無敵要塞イゼルローンに銀河帝国が奇策をもって侵攻してくる。
肝心のヤン・ウェンリーは不在、果たしてこの局面をのりきることはできるのか!?
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次第にユリアンの存在感が大きくなってきましたね。でもじつはそんなにユリアン好きでは無かったり。僕はミッターマイヤーとヒルダが好き。帝国派なのかも。
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フェザーンの動向が気になります。宇宙を総べるのに、独裁が100%悪ではない。現代の世界の国々も、さらに歴史を紐解いてみても、民主制が善で独裁が悪とは限らない。人間はどんな社会を作ればいいのか、考えさせられる作品です。
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ヤンが好きな分、同盟側の政治部門?が腐ってるのがすごく残念…。トリューニヒト含め全員死んでほしい。ケンプの家族との別れを思い出して最後はせつなくなった。フェザーンの思惑は何だろう。今までどうでもよかったけど、ちょっと興味が出てきた。
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雌伏編。1、2巻と怒濤の戦いと濃密な人間ドラマが続き、落ち着くのかなと思わせるタイトルだがとんでもない。またも怒濤。しかもユリアンが…。未来の名軍師となるか。
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不穏なことが次から次へと。
フェザーンの策略で振り回される同盟と帝国。結局それで悲惨な目にあうのは前線で戦う兵士なんだよな、と凄惨な戦いを読みながら思う。
ユリアンが着々と軍人への道を歩み、ラインハルトの孤独は深まり、部下との溝も生まれる。どちらも、うまくいかないなぁ。
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前の1~2巻と比べると、地味な印象の3巻。
不穏な空気が一層増して、暗く冷たいムード。
今後活躍(暗躍?)するであろう、サブキャラたちがわらわらと出てきたのかな?
しかしもう、誰が誰だか、よくわからないまま読んでいるような有様だけれどー。
(名前がややこしい問題がここにきて再燃中)
ヤンの査問のくだりは不快感しかなく、イライラが募ってしまい、読み進めるのに忍耐力が要った。
とにかく、帝国よりも同盟の方が問題が深刻で、同盟の政府上層部の腐敗と全体的に優秀な人材が不足しているというくだりから何となく読める未来・・・。
フェザーンが不気味に存在感を持ってきたけれど、彼らの思うように事は進むのか?まぁ今のところ、狙いもよくわからないけれどー。
読み始めると止まらないシリーズは久しぶり。
早く次巻を手にせねば。
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デススターVSデススター
主砲の撃ち合いには圧巻です!
自由惑星同盟の腐り方があまりに酷い。利益と権力のために政治家や官僚が世の中を悪くしていく。響きの良い民主主義が裏を返せば衆愚政治であるとの良い例えかと思える。
一方で貴族を廃したラインハルト率いる銀河帝国は民主主義の敵の独裁国家かもしれないが、何もかもがすこぶる円滑に機能している。聡明な天才が支配する国家は優れた政治機構の一つといえる。
本書を読んで民主主義✖️ 独裁国家◯と一概に言えるわけでは無いが、世の中の独裁者が必ずしも悪では無いという事と、民主主義か必ずしも最善の政治機構では無いという事を考えるべきかと思う。
何れにしても次作が楽しみです。
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適度に物語に起伏があるので、3巻になっても面白く読み続けられる。
キャラクター設定に多少デフォルメしすぎな感はあるが。
これだけ心地よく読み続けられるシリーズはそうそうないな。
読み終わったらヤンロスになりそうだ。
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フェザーンの策略により、イゼルローンから首都ハイネセンに召喚されるヤン。そこに銀河帝国からケンプ率いる新たな軍事要塞が迫る。
銀英伝第三弾。
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やっと登場人物の名前と背景が頭に入ってきた。だんだんと舞台が、戦いが大規模に複雑になっていく。ヤンは毎度、結構危ない立場にいるけど、信頼できる仲間が周りにいるからまだ安心できる。一方、ラインハルトの痛々しさが読んでいて辛い。夢には近づきつつあるのに、最も守りたい人は離れていって、周りにいる人は真に理解してくれない。この孤独はラインハルトを苦しめ続けるだろう。
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自由惑星同盟ではヤン・ウェンリーが査問会に召喚されてしまう(田中芳樹『銀河英雄伝説 3 雌伏篇』創元SF文庫、2007年)。査問会の手口は卑怯である。そこには権力の厭らしさが現れている。このような国家には1mmでも協力したくない。同盟はヤンに協力を求める資格がない。協力することは公平に反する。
査問会の大きな欺瞞は民主主義を声高に叫ぶ人々によって進められていることである。昭和の日本の左翼も総括や査問会が好きであった。民主主義だけでは多数派の圧制は防げない。
自由惑星同盟を専制国家の対照と見た場合、「自由」を国家名に冠している割に個人の自由を尊重する意識が欠けている。銀河帝国と自由惑星同盟は真逆の国家というよりも、皇帝専制国家と民主主義を標榜する軍国主義国家という専制国家の似た者同士になるのではないか。
専制国家の逆は民主主義国家よりも人権尊重国家になるのではないか。近代憲法で最も重要なものは人権保障である。それは近代憲法が権利章典から出発していることが示している。国民主権(民主主義)は人権保障のための手段であって目的ではない。
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今回はノベルズ版を図書館で借りて読んだ。ユリアンの巻かな。そういえば外伝でイゼルローン日記てのがあったな。
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本書は、帝国によるイゼルローン要塞攻略戦を中心に描かれる。
ヤンの奇策によって奪われたイゼルローン要塞を攻略するためにラインハルトが採用した作戦は、シャフト技術大将から提案されたガイエスブルク要塞をイゼルローン要塞の前面に跳躍させ、要塞対要塞で決戦を挑むものであった。本作戦の指揮官に任ぜられたのは、ミッターマイヤー、ロイエンタールよりも戦功において後塵を拝し、忸怩たる思いでいるケンプであった。
作戦は実行され、帝国のガイエスブルク要塞によるイゼルローン要塞の攻略が開始される。先のアムリッツァ会戦での大敗とクーデター勃発によって戦力は十分とは言えず、また、頼みのヤンは首都の査問会に召還されて不在のイゼルローン要塞。危機的状況に置かれた同盟軍であったが、帝国より亡命してきた客将メルカッツの助力もあり、なんとか膠着状態を保つ。
そしてヤンの帰還により、同盟軍は膠着状態を破って攻勢に出る。敗戦濃厚となりケンプは要塞による特攻を試みるが、これを読んでいたヤンは冷静に対応し、帝国軍の敗戦は確実なものとなった。
この作戦によりケンプは戦死し、ガイエスブルク要塞を始めとして多くの戦艦と将兵も失うこととなる。ラインハルトの下で行われた作戦において、初めて大敗を喫することとなった。
一方、第三勢力のフェザーンでは新たな策謀が進められようとしていた。次は帝国・同盟にどのような混乱をもたらすのか。前巻に引き続き、不穏な空気を残して次巻に続く。
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今回は主役中の主役ではなく、ミッターマイヤーやロイエンタールなど準主役級の人物に多少のスポットライトが当たっており、大長編の人間ドラマに分厚さを増す巻だったのかなと思う。
他にもフェザーンの内側や自由惑星同盟の老朽化、ラインハルトの抱える闇と周囲の反応など、次巻以降の想像を巡らせるキーが多く、続きを早く読みたいなという思いに駆られた。
一方で、主役級の人物を天才に見せるべく(?)やられ役が過度に愚鈍に描かれるのもまた健在で、そこは勿体ないのかなぁと思ったりもした。戦術よりも戦略に重きを置いているであろう本作なのだから、いちいちそんなものを論うのも無粋かも知れないけど。