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過去に拳銃で心中した夫婦
自殺か他殺か
夫が妻を殺したか、妻が夫を殺したか
妻の双子の姉
p104
五匹の子豚
ハロウィーンパーティ
マギンティ夫人は死んだ
p116
五匹の子豚
p188
五匹の子豚
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ポアロシリーズあと2冊。小説家が集まる昼食会に出席したオリヴァ夫人。見知らぬ夫人・ミセス・バートン・コックスが話しかけてきた。「あなたが名付け親のシリヤの両親が心中した事件覚えている?母親が父親を殺したのか?それとも父親が母親を殺したのか?」という質問。オリヴァ夫人はポアロに真相を依頼する。オリヴァ夫人、ポアロは関係者に話しを聞く。シリヤの母親は【ミステリーでは禁じ手?】であった、そうきたか!ポアロが登場するラストストーリーで若干納得いかないものの、完成度は高く、楽しめました。次回がラストポアロ(泣)⑤↑
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アガサ・クリスティーの才能が迸る物語。
小説家のミセス・オリヴァは、とあることから過去の事件について、関わった人たちから当時の話を集めて真相を解明しようとするも手に負えず、友人のエルキュール・ポアロに助けを求める。
『象は忘れない』のタイトルは、「象は過去のことを忘れないで、いつまでも覚えている」という逸話をもとに、オリヴァが話を聞きに行く相手のことを「象」と呼びだしたことからきている。
私には、もう一つの逸話「盲人と象」のように触った感触だけで「象」という生き物を語る人たちの情報を、ポアロが丁寧に全体像に置き換えていく状態も指しているように思えた。
ラストシーン、ミセス・オリヴァの締めくくりの言葉……「象は忘れない、でも、ありがたいことに人間は忘れることができるんです」
悲しくとも未来に向かって前向きな結末が、心地よい。
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過去に起こった事件の真相を究明するため、ポアロが動く。最後にはこれぞクリスティといわしめる真実が解き明かされる。ポアロ作品の後年の名作。
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再読。
クイーンの「フォックス家の殺人」を読みながら、これクリスティなら「象は忘れない」か「五匹の子豚」ってところだよなって思ってた。
で、読み直してみた。オーソドックスだよね、今からみればさ。でもやっぱり品があって好きな作品だ。「五匹の子豚」も読まなくちゃだな。
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「五匹の子豚」のような過去の真相を探る系ストーリーだが、五匹の子豚ほど容疑者がいないので犯人ダービーの盛り上がりはイマイチ。また、双子が出てきた時点で真相はある程度察してしまう。事件の前段階でもう少し何とか出来たのでは?という感想になる。
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あらすじ
十数年前、とある夫婦が心中します。
その夫婦の娘が婚約するにあたり、相手の養親が心中事件の詳細を知りたがり、紆余曲折をへてポアロが調査することになります。
感想
十数年前におきた心中事件がテーマで、新しい事件が起こるわけではありません。
また、当時の関係者の話を聞いていく、という地味な展開のため、退屈してしまう読者もいるかもしれません。
私はこの落ちつきが嫌いではありませんが。
事件の真相は、"家族愛"だと思いました。
精神障害と遺伝に強い相関があると思われていた時代。
夫婦は真相を隠すことで、姉を守るだけではなく子供たちも守ったのではないでしょうか。