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帝国ホテルの元社長が、温かい目線で語る自分史&帝国ホテルの豆知識。著者の父親も、欧米でホテル修行をして帝国ホテルに就いたという。親子2代の世襲に甘んじることなく、帝国ホテルを愛情を持って育ててきたことが伝わってくる一冊。
びっくりしたのはランドリーサービス。運ばれてきた洗濯物の素材と生産地を判別し、それに合わせた洗濯方法をしているという。ホテルのランドリーサービスは付属のようなものだと思っていたけれど、ここまでやっているのならば、その辺のクリーニング屋さんに出すよりも良さそうだ。
お客様に言われた1クレームは、きっと多くの方々の意見だと思って常に改善する姿勢、頼まれたことは決して断らない姿勢、常にお客様の望んでいることだけをさりげなく行なう姿勢。ゆっくり見たいのに、あれこれと興味のない商品の説明をし続ける、昨日のショップの店員さんにも読んでもらいたい一冊だと思った。
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20120306 育ちの良さを感じる。最初から恵まれている人は恵まれていることに対して無視するのではないか。サービスは余裕の上に成り立つという事なのかな。
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元帝国ホテルの社長犬丸一郎の自伝的経済書
一番心に残った場所は、育ちの中にあるスペシャリストについての話
基本的にジェネラリストが良いと言われる現社会
でも、なにか一つのスペシャリストになることこそが成功への一歩なんではないかと、感じさせられた
帝国ホテルには宿泊したことはないが、人生に一度は体験してみたくなりました
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著者は帝国ホテル元社長の犬丸一郎氏。
彼の人生、そして彼の仕事の流儀。
あと帝国ホテルマメ知識。
帝国ホテルのランドリーサービスはなぜ評価が高いのか。
バイキングを始めたのは帝国ホテルが最初である・・・などなど。
ホテルや空港という環境は輝いているように見えるが、
それは私たちが客だからである。
輝いているものというのは、裏で並み大抵ではない努力をしているから輝いているのである。そんなところまで気を使うの??というところまで気を使っている。営業マンとしてはちょっと見習わないといけないと感じました。
ただもう少し細かいところを知りたいかなとも思う。
帝国ホテルの流儀、ロビー編、ベルボーイ編、ベッドメイキング編、料理長編・・・みたいな。それぞれが一冊本書けるくらいの努力をしてるんじゃないかと感じました。
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せっかく本というかたちになるので、思い出したことから書くのではなく、テーマをはっきりさせてほしかったなぁと思う。
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さらっと読める。帝国ホテルの元社長の一人称語り。
ハイソな世界が広がってて、楽しかった。
こういう一流ホテルを定宿にできるような身分になりたいな~(笑)。
オペラ歌手の藤原義江氏のセリフで「船だったら一等を予約する。しかしホテルならその国で最高のホテルのいちばん安い部屋を予約する。」というのに、ちょっと感心。
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帝国ホテルの伝統を楽しめる、帝国ホテル好きの必読書。帝国ホテル社長だった犬丸氏自身による、著作です。
帝国ホテルの伝統を受け継ぎ、更に新しい事に社長自身が取り組む姿勢は、なるほどそこまでやるのか的エピソードも多く、大変面白い。
かつ、彼自身の自伝にもなっていて、ホテルマンとしての帝王教育を帝国ホテル社長でもあったお父さんから受けている点、幼稚舎からの慶応ボーイであることなど、洋風のジェントルマンとして育った彼は、実にダンディー。ファッションなんかも、あの時代からイタリアのブリオーニでスーツを仕立てるなど、これまた粋な男。
一方で、ホテルの裏方の泥臭い仕事もしっかりこなすなども、人間としての懐の深さを感じる。
犬丸社長の人間性が帝国ホテルにも脈々と流れていることを実感できる著作です。
追記:ダンディーの究極たる白州次郎氏のエピソードも非常に面白い。お奨めです。
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チップはそもそも最初に、よろしくと言ってあげるもの。
この人は父上も帝国ホテルで働いてて、本人もアメリカ行ってから帝国ホテルで働いた人。いろいろと興味深いエピソードが多く面白い。
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JUN先生に教えてもらって読みました。帝国ホテル二代目の犬丸一郎さんが書いた、帝国ホテルの歴史とかサービスの発展について書いてある本。
初めてKindleで購入して、ネクサスで読みました。
感想や気になったところを箇条書きで
・普段自分が宿泊している時には気づいていないけど、ホテルという場所にはかなり細やかなサービスが提供されていると知った
・宿泊してる要人が大物すぎる(エリザベス女王とか)
・帝国ホテルのエレベーターは4基まで防弾扉で遮ることができるらしい
・著者は多分嫌味なく書いてるんだろうけど、途中の人脈自慢っぽいところはちょっともやもやする
・「どうしたらいいのか」と上司に聞くのではなく「どうしたいか」を発信する
今は外資系のホテルもたくさん入ってきていますが、戦後すぐの混乱期においても世界の要人をもてなし、今日まで生き残り続けているというのはやはりすごいことなのだろうと思います。
金銭的な裕福さで言えば中の下くらいの家庭環境で育った私にはまぶしすぎる人生ですが、きっとこの人は日本のホテル産業を築くという使命の基に生まれてきた人なのであって、そのためには当然の環境だったのでしょう。と思うことにするw
一度機会があれば、泊まってみたいです。
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[ 内容 ]
日本を代表する宿泊施設、帝国ホテル。
父親、自身と二代にわたり帝国ホテル社長を務め、お客様をお迎えしてきた著者。
豊富な海外経験を生かし、今では常識となったバイキングや立食パーティー等のサービスを根付かせるなど日本のホテル文化に大きな影響を与えた著者が、第一級のおもてなしの精神と経営哲学を語る。
また、これまで接したハリウッドスターや各国のVIPのたたずまい、白洲次郎ら名士との交流の逸話を通し、帝国ホテル流のさりげなくも奥行きのある、サービスの流儀を伝える。
[ 目次 ]
チェックイン―百マイナス一はゼロである
第1章 もてなし
第2章 学び
第3章 極み
第4章 育て
第5章 営み
第6章 ふるまい
チェックアウト―後悔しない生き方
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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帝国ホテルの黎明期に犬山一郎氏が感じたこと、動いたことがメインに書かれている。
相手の気持ち、最善のサービスを求め今に至った事は素晴らしいと思った。宿泊したことは無いが、洗濯サービスは実際にどんなのか見てみたい。
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父の跡を継ぎ、海外の多くのホテル勤務での経験を経て、帝国ホテルの社長に。
徹底したホテルのサービス内容、関わった様々な人から受けた影響、そして自らの経営論や部下との付き合い方などが語られる。
エリートで育ちの良い家庭の方です。ちょっとベクトルの違う問題かもだが、やはりある程度家が裕福だと可能性も広がるよな、と少なからず思ってしまう私。
しかし、帝国ホテル、泊まったことないけれど、結婚式に列席をした経験はある。エレベーターの照明を明るさにこだわったり、徹底した清掃や接客など、機会があったら見てみたい。個人的に清潔でスタッフの対応の良いホテルは好きだし。
マイホテルでもある日航ホテル(あ、ヒルトンか)も久々にまた泊まり行きたいなぁ。
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帝国ホテルの便所掃除から社長まで登り詰めた犬丸一郎氏のサクセスストーリー。
アメリカ人が好みそうな内容でした。
帝国の流儀ってよりも、かなり犬丸氏の自伝に近いな。
華やかかりしライト館時代の帝国。
ソフトの面じゃ帝国はさすがだけど、ハードの面は外資に劣る気がする。
スイートのドライヤーが街の銭湯に置いてるのとさして変わらないってのには萎えたね。
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著者が86歳の時に書かれた自叙伝的な本。ホテルマンらしい?文体や言い回しが読んでいて心地良かった。いつか帝国ホテルに泊まってみたい。
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きっと、縁のないホテルだと思うが、このようなもてホテルはあった方がよい。しかし、最近、話題の某ホテルマンは見習ってほしい。