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上巻の前半は世界観になかなか入り込めなかったのですが、後半はドキドキハラハラしながら一気に読みました。
中巻・下巻も買ってきました★
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店頭の新刊コーナーに存在感たっぷりに平積みされていて、タイトルやあらすじに興味が湧き購入。
SF?ファンタジー??独特の世界観にあっという間に連れて行かれました。
この方の作品は初めて読みましたが、とても良かったです。
人間の独善的な価値観が思いっきり出ていて少し恐怖心を覚えるくらいでした。
完全に管理された閉じた世界の中にいた子供達。
外の世界に触れたとき、その見せ掛けの平和は崩れ去る。
記憶に干渉し、あくまでごまかし続けようとする大人たち。
精一杯自分が体験した記憶をとどめようとする主人公。
何度真実を隠蔽されようとも大事なことを忘れまいと、必死に戦う。
見えない何かと。大人たちの歪みと。自分自身と。
忘れたくない大切な友人のために。
なかったことにしたくない、出来ない、大切な思いのために。
文句なく面白い作品といって相違ないのですが、若干、作品に含まれている毒(語弊が多少あるかもしれませんが)も強めです。
読むときはメンタル万全の時をオススメします。
私はこれを読んで浮上にしばらくかかりました。
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舞台は今から千年後、人類はサイコキネシス(PK)を手に入れ、しかしそれが故に子供達は厳格に管理され育てられているという世界。世界観はSFだけれど、舞台が関東で日本古来の物や呼び名がふんだんに出てくるため、日本の古代神話とかそういう世界観が好きな人はテンションが上がると思う。自分も含め。
主人公は10代前半の少年少女で、そのうちの1人の少女が30代半ばまでに成長した現在、昔の事を綴るために過去を思い出し語っていくというストーリー。最初はこれでもかというくらい焦らした語りをしてくれて、やけに勿体つけるなーと思ってしまう。だが同時にこの導入のおかげで「何があったんだ?」と否応なくこれから語られる内容に興味が惹かれる。
この千年後の世界で面白いのは、PKを使う上で仏教的観念が出てきたりとか極端に原始化された生活様式も勿論なのだが、現在とは全く違う動物が存在することだと思う。例えば作中に登場する多くの動物が大型化していたり、知能が高まっていたり。ジブリ作品の「風の谷のナウシカ」に登場するオームを思い浮かべていただいたら、何となく想像できると思う。この『新世界より』に出てくる動物類はあそこまで大きくないかもしれないが、私としてはああいう世界を想像したら、わりとすんなり物語に入り込めた。
後半はバケネズミとの戦闘シーンが長く感じられ少々飽きが来たが、この後どんな展開が待っているのか、更なる緊張や驚きを期待するには充分な上巻。続けて中巻に手をつけたいと思う。
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面白い!すごい世界観!天才!
先が気になるが知れば知るほど怖いしショック受けることばかり。それは作者が単に頭のなかで創り出したモノとは思えないからだろう。
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千年後の人間が呪力と呼ばれる超能力が使えるようになった日本が舞台。前半はこの世界の子どもたちの日常を描いたほのぼの描写が中心でしたが、一つの出来事をきっかけに不穏な展開になり話に一気に引き込まれました。
バケネズミや風船犬など、個性的な生き物たちの描写もおもしろいです。
第29回日本SF大賞
2009年版このミステリーがすごい!5位
2009年版本屋大賞6位
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SF+和風ファンタジーなテイスト。
結構長いけど、テンポがよくて途中でダレないので最後まで飽きずに読める。
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予備知識はなく、貴志祐介の本が文庫化された!ってので買いました。これは和製SFなのだろうか?ちょっと苦手かなって思ったけど、ぐいぐい読めちゃいます。すごく引き込まれる世界。
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はるか未来の人類のお話。主人公の成長に合わせて物語が進む。似たような感じで打海文三「裸者と裸者」を思い出した。グロ描写もあるし。
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以前から気になっておりアニメを観て面白かったため購入。先にアニメを観ていたため想像もつきやすかったし、アニメではわからなかった部分が細かく書いてあったためたのしくスラスラ読めた。
世界観がすごく魅力的です。
これはアニメと原作両方観る、読むしたほうが良いと思った。
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ねじまげられた価値観に染まった子供たちが、好奇心によって彼らの生きる社会の作り出した禁忌に触れる。
いまのところかなり好み!
ネットで注文した中巻、早く届かないかな。
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世界観にすぐに入り込めた。どきどきしっぱなし。読み終わった後も、しばらく世界にひたっていられるくらい、濃い。
貴志祐介にハマった最初の作品。
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とにかく濃い世界観に圧倒される。
物語の世界があまりにも緻密に描かれているので、途中途中、読み進めるのが苦しくなることもあった。
緩急のついた話運びではないので、ガンガン与えられる情報の山を受け止めきれるかどうかが、小説を楽しめるかどうかの分かれ目かも。
上巻は、この“新世界”を理解するための巻かな。中巻以降、話が大きく動いていく。
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物語の構成からして、後に大きな事件が
起こってしまうことがわかっているだけに
起こる出来事すべてにハラハラしてしまう。
また、冒頭で書かれていたとおり、
この文章のすべてが(物語中の)真実とも
言い切れないのがまたトリックがありそうで怖い。
「いなくなっていく」子どもたちの忘れ去られ方は
恐ろしすぎる。
続きが気になる。
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現代から1000年未来の世界のお話
そこでは人は超能力を持ち、平和に安全に暮らしている
世界観はハリーポッターとかブレイブストーリーに似ているところがあると思います。いろんな不思議な生物がいたりするけど、その生物の描写や進化の背景とかがリアルに描かれていたり、超能力がどういうものかが人の内面から書かれていて読めば読むほどハマっていきます。
まだ上巻ですが今後の展開が楽しみ
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呪力が使えるようになった人間の住む美しすぎる世界。強大な力を持ちながら人間同士の争いが起こらないのは何故なのか。そこには隠された血みどろの歴史があった…。
あの夏季キャンプからすべては始まる。
最初は特殊な世界観に戸惑い、設定を頭に入れるので精一杯だったのですが、Ⅱ章からは俄然面白くなってくるのでぐんぐん読めました。