電子書籍
ドラマより本で読んだ方がよい
2012/10/16 14:04
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LEGEND - この投稿者のレビュー一覧を見る
10月上旬の三連休ポイント15%キャンペーン+30%ポイントバックに吊られて購入。お金持ちのお嬢様=刑事と執事のコンビで、執事が”安楽椅子探偵”という設定はどうにも突飛だし、TVドラマの1話見ただけで、「これは合わないわ」と思って敬遠していたが、電子書籍で読んでみると意外に面白かった。電子書籍は通勤途中にスマホで読むことにしているので、このくらいのライトな短編が肩に力が入らずちょうどよい。
電子書籍
珍しく実写ドラマと差異の少ない作品
2015/09/29 19:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Matthew - この投稿者のレビュー一覧を見る
数年前に嵐の櫻井翔と北川景子主演でドラマ・映画化されました。自分はドラマを何度か見たことがある程度ですが、ドラマのイメージと原作の世界観にズレが少なく違和感無く読めました。特に主人公の上司にあたる風祭警部は完璧な再現度です!
ただドラマを知らなくても十分に楽しめるライトミステリーと言えます
紙の本
とっても楽しめるミステリー小説!
2016/03/11 08:59
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、ベストセラーにもなり、映画化もされた東川氏の傑作です。内容は、ミステリー小説ですが、通常のミステリー小説とは違い、ユーモアやウイットがたっぷりと盛り込まれた楽しい謎解きミステリーとなっています。また、登場人物である風祭警部、その部下宝生麗子、そして彼女の執事景山のキャラクターが見事に調和しているといいますか、この作品をとても面白いものにしてくれています。
紙の本
推理物ではないかも
2015/09/13 20:22
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投稿者:でぶでぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は軽い読み物で、推理物とまではいかないような気もします。でも、なかなか面白いので、続けて読みたいです。
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本屋大賞とドラマ化で話題になった作品だが、文庫本化で初読。先に魔法使いの似たような話を読んでいたので文体とタッチは予測ついていたが、魔法が出ないだけ本作の方がミステリーチックではあるが、短編で無理やり事件の発生から解決まで語るという構成であるいう以上、ネタは酷く簡単で殆ど謎らしい謎は無い。話題になったのは、刑事のお嬢様と執事という関係と、その執事が毒舌であったということが珍しかったためだろう。ただし金持ち刑事というのは過去にも富豪刑事とか、俺の空とかあり、それらの方が物語に金持ちである必然性があったのだが、本作では単に執事を登場させるためであるに過ぎないのが残念であり、主人公に金持ちとかお嬢様らしさが全くないのが違和感が残る。
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お嬢様だろうが何だろうが刑事が一般人に事件内容を喋ったり、日本を代表する大企業の一人娘に仕える執事がお嬢様に向かって失礼極まりない発言をするというのが、ちょっと現実味が薄くてファンタジー過ぎた。
物腰柔らかで、隠し切れない気品が随所で出てしまうお嬢様と、黒子としてお嬢様をサポートし続けるプロフェッショナルな執事のコンビとして、同じ物語を味わいたかった。
そんな主役二人に対する不満は兎も角、狂言回し的役割を果たす風祭警部のぼんぼんぶりは絶妙でした。
事件に対する観察力も着眼点も悪くないのに、その力を活かしきれないのもいい味を出していました。
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国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な「宝生グループ」のお嬢様。「風祭モータース」の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。
大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は、”執事兼運転手”の影山。「お嬢様の目は節穴でございますか?」-暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに事件の謎を解き明かしていく。2011年ベストセラー1位のミステリ、待望の文庫化。書き下ろしショートショート「宝生家の異常な愛情」収録。
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読みやすく分かりやすい。普段本を読まない人のためのミステリ。作品解説も終始ミステリの解説で本作の解説ではない。
後からこの作品は普段ミステリを読み慣れてない女性のための企画から始まったと聞いて至極納得。
本屋大賞だと思って読むとちょっと肩透かし。
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つまらない。
「お嬢様の目は節穴でございますか?」のセリフで興味をもって読み始めたが、背景設定はよいものの、肝心のストーリーがつまらない。なんでこんなに売れるんだろう?
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有名になっていたので前々から気になっていましたw
お嬢様と執事のやり取りがとても面白かったです。主従関係であるのに、口は敬語ながらもすぎているところから、仲のいい様子がうかがえて思わず楽しくなりました。
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内容(「BOOK」データベースより)
国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は“執事兼運転手”の影山。「お嬢様の目は節穴でございますか?」―暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに事件の謎を解き明かしていく。二〇一一年ベストセラー一位のミステリ、待望の文庫化。書き下ろしショートショート『宝生家の異常な愛情』収録。
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じ・つ・に、くだらない。
当方ミステリはほとんど読まない初心者だが、それでもこのトリックはひどすぎ。ユーモアミステリとか言っているけど、ちっとも面白くない。安楽椅子探偵? まったくそんな知的スリリングさはない。ウケを狙ったあざといキャラと会話。それらが鼻についてつまらないのなんの。
よくこんなので本屋大賞とったなー。あきれるばかり。というか、本屋大賞の価値が地に落ちたね。
また、文庫本の解説もひどすぎ。延々とミステリ史上の安楽椅子探偵ものの系譜をたどっていて、その流れで本作品を「本格ミステリ」なんて持ち上げて見せる。解説はヨイショが仕事とはいえ、いくらなんでも持ち上げすぎ。
そんなたいそうな作品ではありません。正直いうと、金返せって感じ。
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時々ドラマを眺めていましたが、そのまんまのノリだったのですね。
殺人事件が起こる割にはさらりと楽しめました。
風祭警部、思ってたほど鬱陶しくありませんでした(笑)
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読みながら、どうしても櫻井クンと北川景子の顔が浮かんで来るけど、これはもう仕方なし。
あのドラマはちょっと酷かったね。それに引っ張られるとチト気の毒という感じで、確かにおちゃらけた印象のところはあるけれど、本のほうはまだまとも。
あまり捻りのない話ではあるけれど、刑事であり主である麗子から提出された材料だけで執事の影山が謎を解いていくという、安楽椅子型探偵のお話としてはフェアな作りで読み易い。
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東川作品は好き
ふざけ具合とミステリ感の絶妙なバランス。
漫才を見ているかのようなテンポといい丁度いい。
たまに読みたくなる
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東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』
(2010年9月・小学館 / 2012年10月・小学館文庫)
国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は“執事兼運転手”の影山。「お嬢様の目は節穴でございますか?」―暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに事件の謎を解き明かしていく。2011年ベストセラー1位のミステリ、待望の文庫化。書き下ろしショートショート『宝生家の異常な愛情』収録。
東川篤哉の小説はシリーズ作品のほうがキャラ立ちが良くて面白い。なので長編ではなく連作短編でも楽しめた。ドラマ化されたせいで麗子、影山、風祭のレギュラー陣に要らぬビジュアルイメージがつきまとうが、それも止む無しか。
影山のおよそ執事らしからぬ忠誠心に欠けた発言に最初はイライラしたが、この程度のほうが掛け合いが面白くなるのね。現代社会にジーヴスでは堅苦しいもの。
短編となると、本格ミステリを構築する要素のいくつかが欠落しているのだが、その加減もなかなかよろしいかと...。
そういや、本作がベストセラーになったおかげで東川篤哉が長編を書かなくなっているとか。
ファンとしては残念でならない。どうにかしてにわかファンを長編の世界に引き込んでもらわねば。
70点(100点満点)。