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同僚が面白いよと言ってたので読んでみた。
確かに面白い!!はまりました!!!
F県警強行犯係が犯人を逮捕へ向けて各捜査員が追い詰めて行く様がドキドキです。
出てくる人物の中でも特に三つの班のそれぞれの班長、朽木、楠見、村瀬はそれぞれ別の魅力を持っていてとても渋くてかっこいい。その中では班長としては朽木がいいなと感じたけど、話としてどうなるんだろと一番ドキドキしながら読めたのはタイトルにもなっている「第三の時効」
楠見が提示した切り札が予想もつかなくてしかも、切り札をこれ以上ないだろというところで出すタイミング、味方にも教えないで自分の最もよいと思うように出す様子がとても印象に残ってます。
事件は現実にありそうなのでドキドキしながら読めて正直な所どれも面白かった。続きの話もあるみたいなので探して読んでみようと思う。
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警察強行犯係が舞台の短編集。決まった主人公がいるわけでなく、班長やその部下、それぞれの話について違う登場人物が他の話に出てきた人物とのからみもありながら、話が進んでいく。「囚人のジレンマ」がオススメ。
相手の出方を見ながら、話の駆け引きをするところなんて、悶々とストレスがたまりそう、と母は言っていたが…。
私はこの組織の中では、腹の探り合いなんて当たり前だろうし、なかなか素直にぺらぺら本音を出さない方が、男らしいな、と。
つ、続きが読みたい…!
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読みやすい!!
の一言につきます。
俺は横山秀夫の作品が肌にあいます。
読んでておもしろい。
先も読めない。
本編は短編集で某警察の強行犯の人達の話、話によってその強行犯の中の誰かが主人公になる。
いろいろな視点から見れて、満足行く作品でした。
でも鳥肌がたつような物はなかったんで星3つにさせてもらいます。
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内容(「BOOK」データベースより)
殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!?刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短篇集。本格ミステリにして警察小説の最高峰との呼び声も高い本作を貫くのは、硬質なエレガンス。圧倒的な破壊力で、あぶり出されるのは、男たちの矜持だ―。大人気、F県警強行犯シリーズ第一弾。
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横山秀夫は「半落ち」から入ったけど、これがお気に入り。映画はハッピーエンドがスキだけど、小説は「そうきたか!」のどんでん返し系がスキなんです。
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「半落ち」の作者の作品です。
「半落ち」も良かったので勧められて読みました。
やっぱり好きです、刑事もの。
面白い。
短編集なので読者に推理させるというより、答えから結びつさせるという感じです。
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県警の刑事課を舞台に、刑事達の心情や犯罪への視線を深く掘り下げた短編集。
こういう類の構成って海外の警察小説ではよくあるらしいけど。刑事達1人1人の心の動きが細かく書いてあり、非常におもろしかったです。
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F県警強行犯シリ−ズ第1弾。
朽木、楠見、村瀬の3人の強行犯班長の、三者三様で犯人逮捕に向ける凄まじいまでの執念の物語。こんな刑事って実在するんかしら。はーぁ、、、という読後感です。2006/5/18
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ひさしぶりに横山さんの読んだけれど、やっぱりおもしろい 話は6話あったけど、全部濃い内容 警察ものだと横山さんが一番!
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この人に警察のことを書かせたら天下一品だ。
警察の中ってほんまにこんなにどろどろしてるんかしら。「半落ち」もかなり面白かったけど、これもなかなかによく書かれた作品。この人の小説もっと読んでみたいと思った。
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【帯の推薦文は半分くらいは信じても損はしない、と思った】
「横山秀夫の最高傑作!」という帯に魅かれて、「動機」以来読んでいなかった横山さんの本に手をつけました。で、久々に「しびれるくらいのかっこよさ」にどっぷりはまってしまいました。
登場人物がめちゃくちゃかっこいい。男の意地とかプライドとか自信とか責任感とか生き方とか。
そういったものがすごくよく書かれてる。6編の短編を読み進むうちに、今度はどんなかっこいい終わりがまってるんだろうと、わくわくしてしまいました。最後はなんとなく「あかるくて」「ほっとする」。
ラストに近づくにしたがって、その明るさが徐々に見えてきたり、突然目の前が開けたりする明るさがある。
この6編には全部その明るさがあるような気がした。中でも囚人のジレンマは秀逸だったと思います。
しばらく、人に勧めまくりました。「3人の班長のうち誰が一番好きか教えて」という、くだらないお願いを添えて、、。「誰って、、そんなの決められないよ」と言われてしまいましたが。ちなみに私は村瀬班長が一番好きでした。
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昨今、警察小説といえば横山秀夫の名前があがるが、これまでの作品は地方警察の
警務課内の人事の話がメインであった。
だから、たとえ殺しの話が出てきても本筋ではなかったのだ。
だが、これは違う。
確かに今回も地方警察が舞台なのだが、刑事の話なのだ。
それも1課もの。バリバリの強行犯を相手にする刑事の話だ。
癖も実力もある3人の班長を中心にした短編集であるが、どれも読み応え抜群。
抜群すぎてこわかった。
そうなの、私は怖がり。それも超のつく怖がり。
横山秀夫が本格ミステリ(?)を書くとは思ってなかったのだ。
うっかり読んでしまって、うなってしまった。
お見事。
奇妙奇天烈なトリックは出てこない。
地に足のついたミステリとでも言おうか。
事件の謎解きばかりではなく、刑事の心情もうかがえて興味深い。
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警察小説の中でも秀逸な作品。前にも書いたかもしれないけど、決して横山秀夫は文章はうまくない。が、作品のプロットはピカイチ。これだけ内容の詰まった短編集もなかなかお目にかかれないと思う。
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重厚な警察小説。リアリティがありながら、フィクションとしての面白さ、物語の構成が見事。非常に楽しめる小説。
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横山秀夫の警察物って、やっぱりすごい。物語が大きく展開する場面が、ぞくぞく来ます。(2006.03)