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この本もおもしろかった!!!!!です。
刑事もののミステリーですが、短編なのと、それぞれの話の登場人物が、同じ県警のメンバーなので、人間関係などわかりやすく、非常によみやすかったです。一気に読破しました。
長編ミステリーの、じっとりとした粘り、何度も前後関係を確認したくなるような、じりじり感は少ないですが、それぞれの短い話の中で描かれる刑事さんの心理描写や、各話を通して浮き彫りになる人間関係など、読み応えあります。
短い話なのに、しっかりと(読解力のないわたしだけかも)犯人追求!ミステリーの醍醐味を味あわせてくれます。
刑事さんのキャラが濃いのも、魅力の一つですね。
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文句なく面白かった。
F県警捜査第1課を舞台として、六篇の短編からなる連作形式ですが、第1班〜第3班の班長が一癖も二癖もある面子ばかり。
各話における事件の顛末は、それだけで立派に作品となりえているわけですが、そこに各班や刑事各人の葛藤を盛り込むことによって、より面白味のある小説になっていると思います。
一般的に警察小説とか、推理小説などは、事件の謎解きに主眼が置かれていると思いますが、この作品は人を描くことに視点を置いています。
各話において主役となる人物を変え、視点を変えて語らせることにより、互いに対する感情(あるいは関係性)が明確になっていきます。そう意味では、六章(六篇)からなる長編小説という言い方をしても良いのではないかと思います。
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横山作品はこれで4作品目です。
短編の警察小説。
ホシ(犯人)のエゴが如実に描写されているのが、読みどころ。
他の作品にも共通しますが、人間の奥底にたまっていたり、潜在している感情を読むのが、横山作品の読みどころだと勝手ながら思います。
半落ち、陰の季節と警察小説を続けて読んできたので、少し驚きが少なくなってしまい評価は3つ。
次は明治大学が力を入れている「出口のない海」を読みます。
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F県警強行犯係を舞台にそれぞれの作品の主役を変えて描いた連作短編集。
理詰めで捜査を進める一班「青鬼」の朽木、女性の犯罪に異様な執念を燃やす二班「冷血」の楠見、現場の状況から感じることを重視する三班「カン」の村瀬。
それぞれのクセのある班長と、クセのある組織である警察をそれぞれの立場から違う事件を語ることで、興味深く硬質の警察小説に仕上げている。そして、そのくせ読みやすい。この辺りのバランス感覚の良さが横山秀夫さんの作品といった感じがする。
もちろん表題作や他の作品も良いのだが、個人的に好きな作品は「囚人のジレンマ」。
捜査一課長の田畑の目線から3つの事件を追う3つの班の諍いを描いており組織の難しさと楽しさというかわずかな潤いを伺える良作。
やばいなぁ。横山秀夫さんの作品にはまりそうやなぁ。
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横山秀夫の小説はどの作品もすべて面白い!この「第三の時効」は表題作を含め6つの短編が含まれているが、すべてF県の県警の捜査第一課を中心に事件が起こる。この課には3つの班があり、それぞれの班長が個性的であり、覇権争いをしているわけだ。登場人物もそれぞれの短編でめまぐるしくリンクするので、課の組織図でも手元に置いて読みたい気分になった(笑)警察組織を小説に書かせたら、やはり横山秀夫は天下一品だと思う。
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横山秀夫さんの作品で人気の高い『第三の時効』読みました!!
短編集ですが、それぞれの作品にF県警捜査一課の人間が続々、登場。なので、多種多様な人間関係、刑事それぞれの人間模様が絡み面白みを増してます。
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仕事に生きる刑事さんたちの人間くささが、とっても魅力的でした。文章もシンプルで過不足なく、とても読み心地良かったです。そして切り口の違う各作品、どれも文句なく面白かったです!
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熱中して読んでしまいました。
続編があるらしく、すぐにでも読みたいのですが、まだ手に入れられてません(T_T)
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知能戦が面白い。
「第三の時効」には驚き。
囚人のジレンマや鳥の兄弟殺しの話など、現実の様々な問題を語れそうで面白い。
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F県警史上最強の呼び声高い三人の班長、朽木・楠見・村瀬を中心に、警察内部の派閥争いや刑事達の心の葛藤を描いた連作短編集。殺伐とした人間関係の中にも、「犯人逮捕」という共通の正義が際立っています。
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三人の一癖も二癖もある強行犯係の班長を中心に事件を追う刑事たち。
めっちゃ面白かった(笑)
すごいシリアスだし人間関係怖いしちゃんとミステリーなんだけれど、キャラが濃くて(笑)
なんとかして自分達の班が一つでも多く事件を挙げてやろうって戦いがすごい。それに頭を悩ます上司とかもう可哀想で(笑)
あたしはやっぱり冷静沈着理詰め型の朽木さんと、なんとなく団結できてる感じの一班が好きだなぁ。
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「クライマーズ・ハイ」で横山作品に出会い、手当たり次第に読みあさった結果、この短編集が私の「横山ベスト1作品」と決定致しました。それにしてもなんとこの装丁の愛想のなさよ!
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面白かったです。堪能できました。F県警シリーズ。連作短篇集です。6篇あります。
どの話もリアルで泥臭い感じです。どれもよかったけど、あえてあげるなら『沈黙のアリバイ』『第三の時効』の2話かな?
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一編一編が長編小説にも勝るほどのリアルな濃密さ
刑事たちの男臭さが強烈な迫力をもって迫って来る連作短編集。
プライドとプロ意識のぶつかり合いは息詰まるほどに圧倒的!
物語の場面が展開する度に止まっていた呼吸を慌ててしたくなるような気分。
読み終えた時には、もう何冊もこの作家の作品を読んで来たような気がしました。
とてもじゃないが、自分は刑事にはなれないということを思い知らされた。
でも、この本を通して覗き込むその世界には、とても引き込まれます。。。
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今更ですが読みました。面白かった!
連作短編という私の好きな形態をとった
リアルな警察のお話。
短編どれをとっても面白かった。キャラがいい!朽木さんが気になるなぁ。
4/24