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『美魔女』についてのマーケティング(ブランディング)戦略について書かれた本。サクッと読めるので最近いいアイディア浮かばない!という人にお勧めの本です。この本でブレストとかしても面白そう!
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美魔女を生み出した敏腕編集者の本。美魔女を題材に、独自のブーム創造メゾットを披露している。本筋以上に、編集者ならではの視点(5年違うと世代が違う/読者を驚かすぐらいには暴投レベルまで等々)が勉強になる一冊。
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ブルーオーシャンは探すのもではなく創るもの。「美魔女ブーム」の仕掛け人が教えるマーケティングとは。
雑誌「STORY」「美ST」の元編集長の著者。
アンチエイジングが空白の市場とみて40代の女性のニーズ=欲望を捉え、美魔女ブームを作る。
うーん、美魔女かあ。。。私年代的にはもろターゲットに入る分類なんだけど、全く知らなかったですねー。まあ聞いた事くらいはあるんだけど、へー、それって雑誌からだったんだね。
本の内容としては雑誌のセグメント、ターゲティングの話は著者の体験を通じて書かれていてわかりやすいし面白かったです。
平凡なものではダメ、「アンチエイジング××」じゃなくて「美魔女」っていう嫌悪感もよぶようなものじゃないと絞り込んで、巻き込んで、揺り動かす事はできないという点はなるほどーという気がしました。
話題にものぼらない、エッジが効いていないものは結局誰からも受け入れられないという話です。
ただなー、やっぱりオールドなメディアって感じがしました。
セグメントでちょっとがんばれば手が届くかも、と思わせて揺さぶって買わせる。この手法自体がもう既にオールドというか。。。
もっとパーソナルな域に入ってる気がします。先日読んだフォーカスマーケティングのほうが実感がありますね。
著者は退職して「40代独身女性」の空白地帯をターゲットにした雑誌を作る(DRESSだったかな)そうです。
独身アラフォー女性に自分の雑誌と思って読んでる雑誌があるかどうかインタビューを繰り返したけどないという結果が出たって。
。。。。ってそりゃそーじゃん、というか、独身じゃなくても今これ!って雑誌ないけどなーと思ってしまいましたねー。
だって「STORY」も「Grazia」も「Precious」もぜーんぶ同じ感じで違いがわかんないもん。。。Graziaとかワーママむけにリニューアルって言ってたけど、えーーどこがやねん!だったしねえ。
発信側(雑誌編集側)はセグメントしてーって思ってるのかもだけど、受け手にはさっぱり。。。ってこれは私が外れてるだけなんだろうか。
いや~最近ホント雑誌が面白くない。
って書評から大分ズレちゃいましたが、マーケティング、とくにターゲット、セグメンテーションの実例として参考になりました。
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「ニッチなところで勝負しろ!ロングテールが勝利の鉄則!ブルーオーシャンを探せ!」
そんなこと言ってもレッドオーシャンで溺れてるよ。・・・じゃあ、見つからなければ、自分でブルーオーシャンを作り出せ。美魔女ブームを送り出した方法と考え方、超面白かった。
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欲望のマーケティング
絞り込む+巻き込む+揺り動かす
雑誌メディア独自のメソッド(インフルエンス)
絞り込む(ターゲティング)+巻き込む(エンクロージング)+揺り動かす(シェイキング)
スペシャルな何かによる差別化とは、メッセージ構築をベースとしたライフスタイルの商品化
人間が他者に抱く感情
同情→共感→賞賛→嫉妬
絞り込んだコンテンツこそ、マスを獲得できる
ごく一部の熱狂が大衆の熱狂の種火となる
「絞り込む」ためには暴投ぐらいがちょうどいい
ブームを作りたければ社会現象化を目指す
男子高校生が美魔女という言葉を使うまで頑張る
認知→判断→行動
人間はよく分からないものには「欲望」を感じない
「情報」こそ「欲望」そのもの
あらかじめ刷り込まれ、記号化された「情報」が「欲望」を喚起するのであって、「欲望」は単体で存在するものではない
なぜ存在するのかという社会的意義は必須事項
BRNW
Brand 雑誌というブランド力の高い信ぴょう性のあるメディア
Real リアルのコンテクスト
News 話題性のあるキーワード
Web 情報拡散性と相互性の高いメディア
新しいマーケットで消費を発生させるには、ターゲットを揺るがす(シェイキング)することがベスト
=理想と現実のギャップを感じさせ、理想に近づこうと思わせること
「揺るがす」には、2種
ああなりたい 理想へ向かうベクトル
ああなりたくはない 現実から遠ざかるベクトル
リアル過ぎる現実は「あきらめ」に直結してしまうので、「なんとなく不満」状態が消費発生のためにはベスト
「現実」という曖昧な自分の立ち位置は、「他者との比較」からしか実感できない
リアルな自分を知りたくないのが人情というもの
→消費者にリアルな自己認識に働きかけても逆効果
cf. 他人の醜いおなかで「揺るがす」効果を演出
「みんな一緒」を刺激する
乗り越えたい障害があった方が「みんないっしょ」の力が発揮される
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■マーケティング
A.人間を突き動かすのは「欲望」です。
B.ファッションだけは若返れない。
C.こいつはバカだと思われれば勝ちですよ。
わからないなら教えてやろうかってことになりますから。
自分より偉そうだったり頭が良さそうな奴には、親切にしてくれませんから。
D.私たちが考えるより、消費者はよっぽど先に行っています。
だから私たちは反対に、「自分達は遅れている」という意識を持つことが重要なのです。
E.私たちは否定ではなく肯定によって「時代の感性」を理解しなければなりません。
なぜなら新しいマーケットを切り開いていて行くためには必須の感性だからです。
F.ウェブの中に日常がある。
G.「憧れand遠くない」理想ならがんばる気持ちがわいてきます。
そこに新たな消費を発生するメカニズムが生まれるのです。
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著者が開拓したブルーオーシャンは雑誌市場におけるものであって、それによって生まれた美魔女関連市場をブルーオーシャンとして扱っているわけではないという理解でいいのかな…
やや混乱しました。勉強不足。
でもとても勉強になりました。
最近の失敗の痛いところを突かれる。
・当たり障りのない表現は、存在しないものと一緒
・社会減少化させて、低コストでブーム化
・拡散していく中で、好悪とりまぜたレスポンスが人を巻き込み、ファンを増やして社会現象化していく
・「情報」こそ「欲望」そのもの
・なぜ存在するのかという社会的意義は必須事項
・BRNW
・「なんとなく不満」
・曖昧な欲望をもった個の集合体
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「美ST」の元編集長著。
ブルーオーシャンは「探す」ものではなく、「創る」もの。帯に書かれたこの言葉の真意は読んでみてわかった。
「なんとなく不満」を上手に刺激して、購買行動を起こさせる、行動に移させる。新しい顧客の創造やブームの創造の起こし方に納得。
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昼間の女性を演出するSTORY誌、女性のオフを充実させる美ST誌という補完的な二誌の編集長を勤められ、美魔女の仕掛け人として数々のイベントをプロデュースした著者による一冊。
女性の根源的な原動力ともいえる、いつまでも美しくありたい、という欲望へ如何にカタチを与え、人々を巻き込んでいくか。どこかブルージーで開き直った哀愁の香りがする、堪らないテーマにメスが入った読み物に巡り会えたという充実感がありました。
こうしたテーマに取り組まれるには、やはり並大抵の達観では足らず、そこを端的に表した一文が以下の引用といえるのではないでしょうか。
「ちょっとここでぶっちゃけ話をしてもいいですか? 美魔女って、けっこうブスなんです。 あーあ、言っちゃった。でも美魔女よりキレイな人って世間にたくさんいますから。こう言うと、お叱りの声が聞こえてきそうですが、そこが一番大事と私は思っています。彼女たちは『努力する普通の人たち』なんです。」
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タイトルに惹かれて購入。基本的にはマーケティングの「認知」段階での方策を、欲望へのアプローチという観点から、筆者の実体験を基にアレコレと実例付きで解説。
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美魔女ブームを生んだ女性雑誌編集長の著者が、いかにして滞在的な欲望をみたしていったか、詳しく描かれている。
40代女性という空白のターゲットに対するブランディング、その経緯を解説。
実際の経験談であるためリアルでわかりやすい。
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「STORY」「美ST」と女性誌の編集長を歴任した著者によるブームの作り方を指南する1冊。著者が「美魔女」ブームをしかけたことについての実例を示しながら、マーケティング手法が説かれます。
本の副題にもなっている「絞り込む、巻き込む、揺り動かす」という三段階はそのとおりだなと感じるステップです。
誰にでも売ろうとするのではなくターゲットをしっかり「絞り込み」、反感的レスポンスが出ることを恐れずたくさんのオーディエンスを「巻き込み」、もうちょっと手が届きそうな理想を提示して購買欲を「揺り動かす」。
人間も本能的に欲望を秘めているので、確かにそれを効果的に引き出すことができれば、少し苦労をしてでもお金を消費してしまうんですよね。欲望の刺激と商売は、密接に結びついているようです。
美魔女ブームを牽引した著者自身が「美魔女って、けっこうブスなんです。」と太字で記してしまうところが、正直で面白かった。AKB48もそうなのだが、憧れではあるけどもう少しで手が届きそうな存在ほど、現代ではブームに近いんですよね。
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美魔女ブームを起こした編集者、マーケターの話。
どのようにニーズを見つけるか、巻き込み、拡げブームを作るかが、実際の美魔女ブームの拡がりを例に載っている。
本として面白いけど、美STにおける素人ヌードとかにはゲンナリなので、ちょい辛口。
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TVで山本由樹さんを見て、面白い人だと思ったので
読んでみた。「欲望がすべての原点」という言葉には同感。
ただ、この本はビジネスマンに向けたものなのか、アラフォー
女性にエールを送るものなのか、提案型の書き方 なわりに
判然としない。あまりアタマに残らなかった。
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ブームの作り方は、意外と再現性がありそうだと感じた。
キャッチーナネーミングや、消費者の声に耳を傾け、それを形に変えて行く。
ブームになり、メディアに取り上げられることの経済効果の凄さを再認識した。