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文庫版でしか読んでないのでシリーズ第2作と言われると違和感がありますね。
狂信的というのを甘くみていました。
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怖くない。怪異がない。仮説だけで話が進む。田舎っぽい爺様たちで知的な検討会なんて違和感ありすぎ。残念だ…。
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刀城言耶シリーズ、第二作。鳥坏島なる、秘島にて巫女が“鳥人の儀”を行い、密室の中からその巫女が消失する——。前作よりホラー要素は大幅に減少したものの、トリックの衝撃度は遥か上!その光景を想像することなんと悍ましいことか…。物語の余韻は悲しくも、何処か神々しい感じで何とも言えず良い。
このシリーズは雰囲気が独特でドンドン癖になってくる面白さ。次作『首無し〜』も既にストックしているから、また時間をおいて読みたいなぁ。ホント面白かった!!
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貸してくれた友達の評価はあまり良くないのだけれど、シンプルに謎がまとまっていて読みやすかった。はたしてそんなにきれいに骨になるのかという疑問はあるけれど、衝撃度というか、真実が一番ホラーだった。
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今のところは、刀城言耶シリーズの中では一番好き。表紙の絵も好き。
人の名前を覚えるのが苦手なため登場人物が少なめだったのは嬉しかった。
好きな場面は、小さい頃の朱音の証言の場面と大鳥の降臨の場面です。
前回の厭魅の如きと比べると全体のホラー色は少なめかもしれないが、トリックの正体は充分ホラーだと思います。
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前作ほどホラーではなく、凄く推理小説してました。密室に真正面からロジカルに挑んだ作品。ただ前作に比べると圧倒的に図が少なく、とにかくイメージしづらいです。また見取り図があってもどこに壁があってどこが柱だけなのかなどもわかりづらい。前作の多重推理を踏まえてもっと引っくり返されるかと身構えていたらあっと言う間の真相でした。あまりにもえげつない真相にぞっとします。世界観の作り込みは前作の方が細やかだったかも。地下空洞なんかはもっと使いようがあったのでは。出番が少ないながらも朱音さんの存在感はなかなかのもの。
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『もちろん合理的精神と論理的思考が、尽く通用しない可能性も否定はできません。ですので、その場合は、また別の考えを取り入れる必要が出てくることになります。
それが、あらゆる可能性を検討するーという真理の探究に相応しい態度かと、僕には思われるのですが?』
第十章「人間消失の分類と方法」からの謎ときが面白い!それにしてもトンデモない真相だな。驚愕のトリック/ラストとはこういう作品にこそ相応しい。
生ぬるい流行ミステリーになんて使うべきではない。
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刀城言耶シリーズ第二弾。18年前に鵺敷神社の巫女が行った儀式の直後、7人が行方不明になった。そしてまたあの儀式が繰り返されようとしている―。
第一弾のどんでん返しがすごかったせいか、期待しすぎてしまった感じ。読み終えた時に消化不良感があった。ただ今回もチベット密教とかゾロアスターとかそのへんの大好きな話題がたくさんでうれしい。京極夏彦ほどボリュームもないので、手軽に読める感じ。
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ホラー要素の配分が少なめで、物語の起伏に乏しく、衝撃的な真相も淡々と綴られているせいか、印象が薄まってしまっている気がする。
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超絶力技だったけど、至極納得はいった。舞台も限られてて登場人物も少なかったのでそこは良かったが、島の地形図の把握が難しかった。悲しい真実。
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最後がちょっと不気味とはいえ、自分が読んだ中では初めて、いわゆる物の怪が関与せず、人力のみで犯罪が完結された物語。そのせいもあってか、解説でも書かれているように、いわゆる本格ミステリ色が濃厚。でもわたし、そっち方向は望んでないのです。いかに本格ミステリとの差別化がなされるか、ってのが本シリーズの見どころと思っているので、もちろんクォリティは申し分がないのは認めるけど、シリーズ中ではちょっと低めの評価かも。
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○ 総合評価 ★★☆☆☆
〇 サプライズ ★★☆☆☆
〇 熱中度 ★★☆☆☆
〇 インパクト ★★★★☆
〇 キャラクター★★☆☆☆
〇 読後感 ★★★★☆
2019年の読書の指針の一つとして,久しぶりに「コテコテの「本格ミステリ」を読みたい。」というものがある。もう一つ,「シリーズモノ」の作品を追っていきたいという思いもあるので,「刀城言那」シリーズを読むことにした。「凶鳥の如き忌むもの」はシリーズ2作目の作品。
「厭魅の如き憑くもの」を読んだときも感じたのだが,とにかく読みにくい。読み始めてから読み終わるまで非常に長い時間が掛かってしまった。読みにくい原因の一つは登場人物の名前が紛らわしいこと。登場人物はそれほど多くないのだが,この作品でも「朱慧」,「朱世」,「朱名」,「朱音」,「朱里」といった紛らわしい名前が出てくる。いずれも巫女という位置付けで読んでいて紛らわしい。
読みにくい原因は,使われている言葉が読みにくく,意味がつかみにくいという点がある。これは時代設定が現代ではなく,終戦の頃ということが原因かもしれない。「途轍(とてつ)もない」,「鵺敷(ぬえじき)神社」,「拘(かかわ)らず」,「彷徨(ほうこう)」とか。こういった漢字が,最初に出たときは読み仮名があるが,2回目からは読み仮名なし。読みにくい。こういった漢字を使って状況が描写されるので,頭でイメージしにくい。
読みにくさを我慢して読むのだが,話も冗長である。メインとなる謎は人間の消失。18年前に当時の巫女である鵺敷朱名が忽然と姿を消し,そのとき島にいた7人のうち6人が行方不明になった。そのときの生き残りである鵺敷朱名の長女である朱音が新たに儀式を行う。
儀式が行われて鵺敷朱音が消失する。そして,神社の使用人である赤黒,一番の網元の次男である間蠣辰之助,医院の末の息子である下宮欽蔵が消失する。
朱音の消失の真相は,自分が影禿鷲に食べられるというもの。密室からの消失の真相としては,なんともバカミス的な真相である。赤黒は朱音が影禿鷲に食べられるのを確認してから自害した。間蠣辰之と下宮欽蔵は儀式を成功させるために鵺敷正声が殺害した。
密室からの人間消失。そして大勢の人間の消失の謎という魅力的な謎。しかし,謎は魅力的なのだが文章の読みにくさのせいで熱中度はそれほど高くない。真相の驚きはそこそこ。バカミスチックではあるが,確かにショッキングな真相。しかし,驚愕というほどではない。サプライズもそこそこ。読後感は,どちらかというと悪い。インパクトは抜群。鳥に食べられるというトリックで密室から消失する話というのは印象に残る。総合評価としては★2だろう。読みにくさとサプライズの低さが評価を下げる。インパクトは抜群だがそれだけという印象
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このシリーズ、個人的に最新作を読んでから遡って一作目、二作目と読み始めたんだけど、一作目は詰め込みすぎ、二作目は前作を省みて逆に削ぎ落とし過ぎのように感じた。
ただシリーズモノってこうやって試行錯誤を繰り返して洗練されていくのだと思えば、全く興を削がれる事は無く、この後大御所キング先生のホラーを挟んでシリーズ中でも評価の高い『首無し…』を読もうと既に準備している。
一作目に比べてあっさり感は否めないもののそれでも巫女消失のトリックについては破壊力充分だった!
結びにもう一点、あとがきを読んで読む本を決められる方、この本についてはやめられた方が良い。
掟破りの『あとがきネタばらし』で肝心な箇所がハッキリ明記されてますよ(笑)。
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前作も古きよき日本ミステリーの始まりの時代(横溝正史あたり)を彷彿とさせるような舞台設定だったが、本作はさらにその傾向が強まり、絶界ではないが孤島に古くから存在するという神社が舞台になる。しかもトリックは密室からの消失もの、これだけである。正直にいうと、解くべき「謎」だけ考えると、この長さはとても必要がない。ミステリーは基本的に省略しようとすると際限なく省略できてしまうような構造になっていることが多いが、本作のような構成であれば本当に1行であらすじだけは言えてしまう。曰く、「誰も出ることが出来ない拝殿から巫女が消えたのは、どうやったのでしょうか」である。
じゃあ、読んでいて退屈するのかといえば全くそんなことはない。もちろん、こういった雰囲気と延々と続けられる蘊蓄が好きであるという前提条件がつくのだが。そして、本作はまさにミステリーらしく、その長々とした蘊蓄の中に真相に至るヒントが埋め込まれているのである。また、今作も前作に引き続き、なかなか時間が発生しなくて迷子になった気分になるが、本作から手に取るという人はあまりいないだろうから、前作を読了することが出来た人であれば問題はないだろう。村内の連続殺人事件の謎を解く必要があった前作とは違い、今作はクローズドな環境での消失事件を解くという筋道がはっきりしており、途中で話に置いてけぼりになることはない。
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鳥坏島で行われる鳥人の儀で起こる人間消失の謎。結末が予想外すぎだった…。
頭の中で拝殿とか島の様子を想像しても、いまいちピンとこなかったなぁ…。少々図解が必要かも。