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39件
刀城言耶シリーズ
著者 三津田信三
戦慄の本格ホラー推理!山深い村に蔓延る恐怖の連続! 神々櫛(かがぐし)村。谺呀治(かがち)家と神櫛(かみぐし)家、2つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。本格ミステリーとホラーの魅力が圧倒的世界観で迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ第1長編。
幽女の如き怨むもの
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2022/07/31 23:22
シリーズ第一長編
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
古くからの因習の残る山間の集落、神々櫛村を舞台とした、刀城言耶シリーズ第一作。本格ミステリとホラーの融合ということで、ミステリ要素も最終盤の怒濤の謎解きが迫力満点なのですが、何より民俗学的な深い考察や、しっかり怖いホラー描写など、読み応え十分かつ、満足度の高い1冊でした。
厭魅の如き憑くもの
2022/12/09 07:29
感想
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yu - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと読んで見たかったけど、本屋さんで見かけないのと、見つけても分厚さからなかなか手に取りにくかった本シリーズ、ようやく読むことができました。
ずっと刀城言耶の視点で物語が進行すると思ってましたので、様々な人の視点が順番に切り替わっていくことに若干戸惑いましたが、物語に入り込んでしまうとあまり気にならなくなって、逆に面白いなって思うようになっていました。
ラストの解決編で一発でビシッと犯人を当てないで、そこで推理をしていくのが新鮮で面白かったです。
早く次の話を読みたいと思います。
幽女の如き怨むもの
2022/08/25 16:48
圧倒的ストーリー力
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルリノツキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりにこの本を読んで
どうして自分が遊女や遊郭にそこそこの知識があるのか思い出しました
全てはこの本からの情報が殆どでした
遊女の視点から語られるストーリーは
とても痛々しく、読むのが辛くしんどいです
それとは、裏腹に圧倒的ストーリー力で
あっという間に読まされてしまいます
「スラッシャー廃園の殺人」とは又違う陰鬱で重く痛いお話です
怖いというのを広義に捉えなければ
怖いという言葉などで納めてはいけないような怖く辛い読中読後の気持ちです
物語とは切り離された扉の裏のページにある「妻に本書を捧ぐ」という文字が読後に重く疑問を持って刺さります

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