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楽天がここまで大きな会社となるまでの軌跡が記されている。また、現状に満足するのではなく、世界に通用するような会社となるべく前進している姿がうかがえる。
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楽天を「ネットベンチャー」「M&A集団」という二つの側面から取材して、その成功要因を追及していく、という内容。本当に優秀な人たちが集まって、買収を重ねて成長していく。何だか経営手法がアメリカ的で、参考にしづらい企業だと思った。
でも間違いなく言えることは、時流にぴったりはまることが大切だということだ。幕末に坂本龍馬が貿易に目をつけたように、戦後本田宗一郎が車に目をつけたように、ウェブの興隆期に孫正義が通信インフラに目をつけたように、ヒーローが誕生しうるステージを見極めることが大切だ。
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一挙にスターダムに上がった感がある楽天のスタートから現在まで。39歳の三木谷社長が興銀を退職してから僅か8年でこれだけのことを実現したことに、日本でもこのような成功体験が現代でありうることに驚きです。ITバブルの崩壊の直前に上場していたことが、豊富な資金によるM&A実施主体側に回ったという幸運も「スピード」による実力だったのだと思います。そして三木谷氏が米国ハーバード「大企業で出世することより、起業することこそがビジネスの大道であり、醍醐味である」ことに関心が高い米国学生から学び興銀を飛び出したことには大変興味を覚えます。そして三木谷氏だけでなく、綺羅星の如く若い優秀な幹部が揃っていることは驚嘆です。興銀の先輩・山田、同僚・高山。そして慶応大・総合政策学部時代に三木谷と出会って、新会社に飛び込んでいった本城・小林・杉原。リクルート出身の吉田。若い弁護士・草野。彼らは全員が優秀なベンチャー精神に富んだ青年たちです。会社にしがみ付いて汲々としている自分が惨めになります。この会社の将来が洋々としていることを感じました。楽天の企業理念は素晴らしいものがあります。