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何年も考え続けてきた悩みに対する回答は、百年も前にアランさんが書いてくれていました。平易な言葉で書かれた文章はとても読みやすく、その分きちんと頭に入ります。
『戦争のほんとうの原因が少数の人たちの退屈にあることは間違いない。彼らはトランプ遊びのように、はっきりした危険がほしいのだ。否、自分から危険を求めて行き、意味づけたいのである。自分の手を使って働いている人たちが平和愛好者であるのはけっして偶然ではない。』(幸福論 アラン著 神谷幹夫訳 岩波文庫 より引用)
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高校時代に出会った本です。
言葉はやさしいのですが、その奥に秘められた何かをつかむのはとても難しいです。
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本にはいろんな読みかたがあると思う。
ベッドに入って徹夜して読みたい本だとか、行き帰りの地下鉄で読みたい本だとか。
アランの幸福論は、ときどき読みたい本。
わたしは自分に帰りたいとき読む本です。
ぱっと開いたページか、索引を見て「今日はこんなきぶん」と思ったプロポを読みます。
一度にあまり多くは読まない。
ことばはやさしいのだけど、意味が深くて、あたまにしみこんでくるまでに時間がかかる。
ことば遣いに聖書に似通ったところがあると思います。とても美しい本。
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この本は、ちょっとしたことで気分が落ち込んだり、幸せな気分がすぐに吹き飛んでしまう。あ〜、幸せって儚いものなのね。なんて、そんなちょっとした不幸に出くわした時の心の持ちよう、迷い、悩んだ時の物の見方、考え方や物事の本質の見抜き方とでもいうのでしょうか。。。そういったものをどう捉えたらいいか、かなりのヒントをくれる一冊だと思うのですね。
今頃になって、「幸福論」の面白さが少しわかりかけてきたところです。まだまだ青っ洟人生だけど、少しは成長したかいな?「あ〜、イタリアに持ってきて良かった〜」と思える一冊であります。難を言えば、ちと訳がかたいかな。
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人間の幸・不幸がほんの些細なことから生まれているということを知ることが出来る。自分探しをするより体操をしよう。
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人にとって幸福とは何なのか?を説いた本。人生は考え方一つで幸福にも不幸にもなりえるのだ。大切なのは、状況をいかに捉えるかということ。
アランの「幸福論」は何度も読み返したくなる本だ。その度に新しい気づきを教えてくれる。
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幸せってなんだろう?
の答えはやっぱり自分の中にあると思う。
けど、アランはそこまで導いてくれる。
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学生の頃に買った本で暫く置いておいた。
両大戦、破壊前の「健全な精神を育むために」という筆者の強い意志と
底知れぬ楽観主義が感じられる。
日常のことを書きながら、そこに法則性と所見を述べるのは面白い。
今の物質万能の時代に欠けている価値観は何かを考えさせられる。
昔は物もあったがそこに精神も込められていた。
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幸せになるには、どうしたらいいのだろうか。人間の歴史はこれが全ての行動原理だったのではないか。
その「幸せ」が時代ごとに更新されていったのだろう。しかし、1900年代頭に描かれたこの本は、そんな幸福について書かれたものだが今でも通用する立派な本である。
なぜなら、この本は、そんな幸せを追い求める人間の思考体系に触れた本であるから。
ネガティブ思考であればもちろんどんな事も面白いはずがない。どんなふうに思考を変えていけばよいのだろうか…。
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もう超絶麗しい御姿で。この方。第二次にも軍人として参戦していらっしゃる◎この方の哲学は図らずにも大爆笑!例えが笑える。完璧じゃないですかね。
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「いらいらしないように。われわれに与えられた人生のこの瞬間を台なしにしないように」
素敵な言葉が散らばってる☆
期待以下だったけど(笑)
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彼が生きてたらいい友達になれそうだ。
嘘を否定しないし、
占いや神を断固拒否する。
それでいて夢や欲望を肯定する。
とことん現実主義でシンプル。
無駄に落ち込んでる人に対して
「難しく考えんなよ、すぐ気分なんて良くなるもんだよ!」
と背中を押してくれる一冊。
真実を述べすぎていて、あわや危険思想かもな。
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この本に出会ったのは高校の時。
そして、今まで私の根本に深く根付いている。
アランの幸福論は別の出版社も出しているけれど
私にとってのアランは この岩波。
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古典で有名な、アランの「幸福論」
今も昔も幸福の概念は変わっていないのだと感じる。
自分がどこに向かっているのか、立ち止まって考えるのに最適な一冊。
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今は読む必要がないのか、あまりはかどらない。
人生、日常の痛みとのうまい付き合い方が丁寧にわかりやすく書かれているという印象。
自分が感じていることとあまり距離がないし、本書で説かれている不幸やストレスへの対処は、類似した方法で十分に行えているので、あとまわしにした。