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む、、難しい!
映画『ヘドウィグ・・』観て、監督が「この本からインスピレーションを・・」とか言ってるのを聞いて、読んだ。
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エロス(愛)賛美の演説をソクラテスらが試みる、プラトン対話集で最も有名な書。
古代ギリシャは同性愛の習慣が公然として存在しただけあり、それが当然のごとく言及されているのが興味深い。
特にソクラテスとアルキビヤデスのプラトニックな愛は胸がキュンとくること間違いなし。
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プラトンによる「エロス」論。どうやらプラトンは、最愛の教師ソクラテスに具体的エロスを見出したらしい。最後はソクラテスをしてエロスのなんたるかを語らしめています。そこまでのもっていきかたが上手い。
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西欧文化の古典中の古典。ソクラテスは、神懸かり的な知力で相手を論破します。エロース論ないし人間論の妙、そして幸福論ともいうべき「美そのもの」に関する洞察等、美しい思索が次々に展開されていきます。
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会食の席でのエロス談義。集まったメンバー、一人ずつがめいめいの『エロス』についての持論を披露していき、最後にソクラテスのターン!
という物語の流れ。トリを飾るソクラテスのエロス論はまことに見事で、ある国の知識階級女性との対話を引用しつつ語られるが、その女性の言こそがソクラテスの意見を代弁しているものと思われる。内容は以下の通り、
“愛(エロス)とは善きものを永久に所有することを目的としている。ここでは、善きものとは必ずしも美しいものとは限らないし逆もまた然り。愛の目指すものとは、美しいものの中に生殖し、生産することである。ではいったいなぜ生殖を目指すのかというと、生殖が一種の永劫なるもの、不滅なるものだからである。これは、言い換えれば愛の目的は不死ということになる”
というのが根底にあって、これを基盤として、肉体の美→精神の美→…美そのものへの渇望(=フィロソフィア/知恵の愛)にまで昇級していく。
心霊に生産慾を持つもの…智見(フロネーシス)やその他あらゆる種類の徳を産出するものは一切の詩人と独創者(ヘウレテイコイ)の名に値するすべての名匠達(デーミウールゴーイ)であり、不朽の勲功と同様の赫々たる名声とのためには人はすべてどんなことでも敢行する、しかも優れた人ほどいっそうそうである、というふうに、肉体の美よりも、美そのものを創造していく精神の美に、より重きを置いているようです。
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たぶんプラトン著作の中でも
最高の質を誇る力作。
宗教的道徳的進歩を信じた
ギリシャ思想家の渾身の一冊だろう。
感動します。
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みんなのヒーロー・ソクラテスの生き様を描く、一大哲学対話絵巻!
古代ギリシャ人ならではのギャグセンスが光る冒頭や、屈強な男同士の切ない恋物語など、ただの難しい本だと思って呼んだら、やけどをするぜ!
実際、さほど難しい本ではなく、愛(エロス)についてソクラテスの仲間達が二日酔いで語らう楽しい本。哲学とか言う単語を頭からほっぽっても、楽しく読める本だと思いますた。
あと、表紙に書いてある文言が、一瞬見ると「ソクラテスたちがエロ話に花を咲かせている」ようにも読み違えたりしそうで、これまたグッと来ます。
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ビジネスから最も遠い本から読もう。と、思ってる。
前提としてギリシャ神話を知ってなきゃ読めない本。
愛の神についての論議。
?美しいもの
?美しさの欠如
?中間
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饗宴の参加者が一人ひとり順番に「エロス」賛美の演説をしていく。「少年愛」が幾度となく語られているが今ではちょっと考えにくい。当時は一般的で美しい光景だったのだろうか。最後、ソクラテスの演説でこの趣向は一旦締めくくられる。が、その後、泥酔したアルキビアデスが乱入してソクラテスと痴話喧嘩に。そしてドタバタ。面白いと言えば面白い、退屈と言えば退屈だった。
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エロスとは。。。
面白かったけど、もっと良く理解するために、イリヤスとか、オデュッセィヤとか読んでから再読しようと思う。自己を永遠たらしめたいと欲する人物は生産に向かう。よって女性を愛する。。。?
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古代人って暇だね…酒のつまみにエロスって、なんだ。
てか、ソクラテス自分の意見を言ってないじゃないか。
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かの有名なプラトン先生の著作。
倫理の授業で取り上げられてから読みたい読みたいと
思っていて、ついに読んだ作品。
小説、評論などよりも戯曲に近い形で読みやすいです。
美少年アガトンくんのお家で開催された飲み会にて、
集まった男たちがエロスについて語り、賛美すると言う内容。
このエロスに関しては、現代の感覚では驚き、または新鮮なお話がたくさん登場!
エロス賛美を順繰りにしていく最後に、ソクラテス大先生がお話を披露。
ところが、最後の最後に酔っ払いのアルキビヤデスが登場してソクラテスが
アガトンくんの隣に座っているのに嫉妬。二人に大いに絡み、ついには
ソクラテス先生が自分につれなかったのだと過去を暴露。
おいおい、ちょっと待ってくれ、それはマジですか!ってな、お話が楽しめます。
男前かつちょっと不思議ちゃんなソクラテス先生の姿が垣間見れるそんな一冊。
このひろーい世界の、ながーい歴史の中には色々な『愛』の形があるのですね。
そんな『男たちの』愛を是非どうぞ。
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紀元前400年という遥か昔に、英知を持った賢者に現代の私たちが教えられると言うこの事実。モノの考え方を今一度改めて勉強させられた。人間は何も変わっていない。
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エロスとは善への渇望
物質的なものから、非物質的なものへと段階を追って上昇の歩を進める。
「完全なる人生の教育課程をここまで登ったもののみが真に生きたと言える」
愛とは、肉体、心霊、精神の上でも美しいものの中に生産することを求める。
それすなわち、不死を求めるものとも置き換えることができる。
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弟子プラトンが師ソクラテスの見事な演説を描いた作品。
宴の場で自慢げに知識をひけらかす者。
その知識が誤っている事を、
誰もがわかるように論破するソクラテス。
独特の言いまわしがいいですね。