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心の問題に向きあおうとすれば一歩間違えば、呑まれる。
作中では先生が、闇に呑まれそうで呑まれない感じを出していた。
前巻では一郎の存在、私忘れてたわ(苦笑)。一郎さんお久しぶり。
ファッショナブルな狂気を感じさせる作品。作者がどういう人か知らないけど、作者のアイデンティティーが作中の文章にはでる著者もいるのにそういうのを感じさせなかった本。むしろ作者が一番ミステリアス?
3、楽しみにしてる。
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精神疾患者による犯罪に加え、連続爆破や残虐な殺人が。美貌の殺人者とは、鈴木一郎のもくろみとは何なのか。日本の精神医学界の問題に言及するテーマ性もなかなかだわ。
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新聞に捜査員しか知らない情報が書かれた。
謎の女がカメラに写り、犯人がわかる。
記者を茶屋をつけるが逃げられる。
記者は犯人から情報をもらったが金を渡しに行き殺される
鈴木一郎をおびき出す作戦。
鈴木は15才の時、アメリカで治療をうけていた。
医師は藩。鈴木を呼び出す作戦の黒幕。
女は藩の幼女。
鷲谷は藩の家を訪ねる。殺人鬼イブに捕らえられる。
鷲谷の携帯を盗聴していた鈴木が警察よりも先に屋敷にいた。携帯の電源は一瞬入る。警察は捜査令状。特殊部隊は先に屋敷に入る、待ち構えていたイブに殺される。
茶屋は怪力で戦うがアッパーをくらい気を失う。
最後の隊員がイブに挑む。茶屋が目覚め、イブを家具の下敷きにする。暴れるイブに頭突きで殺す。
鈴木は藩を連れ去る。薬づけにして外に出たら逮捕されると告げる。財団の財産も鈴木が美術館に寄付。
藩はすべてを失った。
鷲谷は入院。話ができない。乾は顔がズタズタ。
藩は死ぬ映像を茶屋と一緒に見る。
鷲谷は鈴木が敵と認識。
藩はイブにフィクサーだけを殺したと思っていた。
殺人鬼だと知らず。イブは両性具有者だった。
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上巻は、「あ〜日本人の癖に聖書ネタに、それもベタいところに手を出して〜下手なハリウッドもんみたいになるのか〜、やっぱ賞を取った本の続編はダメになっちゃうのね・・・ところで表題の鈴木さんは一体いつ出るのかしら〜」と思いながら読んでたけど、下巻途中からあれよあれよと話がすすみ結果後半一機読みしたので★×5にしてみた。
場面が飛び飛びで登場人物も横文字の人が増えてるから、名前頭に叩き込みながら読まないと(個人的に横文字覚えるの苦手なので・・・)あとでアレッてなるかも。
2012年10月現在、1冊目「脳男」が生田斗馬主演で2013年の映画公開が決まってますけど、1冊目なら「生田斗馬、あ〜悪くないかも〜」って感じでしたが、この2冊目は生田斗馬はちょっと難しいかなな。そして今ついでに茶屋が誰か見たけど・・・それはちゃうっっ!!
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えーと。
前作から時間が空いてて、緑川ってダレだっけ?
みたいなツラさもさりながら、
そもそもハリウッド的とゆーか、
漫画チックというか。
唐突なキテレツさがツラかったです~
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怒涛の下巻。脳男の過去も絡み、一気に展開するので、本の厚みを感じずさくさく読める。イブと犯人の関係性も興味深い。ただ、最後のまとめ方がやや強引な気も…え、そこで殺しちゃうんだ…?という。脳男の真の目的というようなものも結局曖昧?読み逃しているだけのような気もするけど、何がしたかったんだというのが第一印象なので、続編を待ちたい。
それぞれのキャラクターは本当に魅力的なので、主人公がどうやって立ち直るのかも見届けたいので。
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精神科医を中心に、精神科患者と精神科患者を取り巻く世界を題材にしたサスペンスドラマの2。常識では考えられない世界に、警察機構がもてあそばれる部分は、ストーリーの主軸ではないのでやや稚拙。しかし精神病患者をとりまく世界はこれまた想像を越えており、なんだか引き込まれつつどんでん返しを受けつつ、先を読み進め続ける....なんだかんだ言って次のシリーズも読んでみたい。
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黒幕や実行犯の背景がわかってきて、真梨子どうなる!?櫻子は無事なのか!?とドキドキさせられる中盤頃までは面白かった。しかし、尺が足りなかったのか、終盤はバタバタで結局実行犯の最後やら、茶屋の仲間?はどうなったのか、一郎の嘘か本当かわからない話でしか明らかにならない。もやもや感残る。
しかし、茶屋への電話は一郎の計画に必要ではあるが、なくてもよかったような気もして、真梨子のため?等と考えたりもしたが、やっぱり違うか。
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続いて下巻です。上巻とうってかわりリズムよく読み進みました(^^)上巻の丁寧さはどこに行ったのか?と思うほど、駆け足で絡まった紐をほどいていく感じで、えっ!そういう回収するの?みたいな伏線も多く、ちょっと物足りなさを感じちゃいました( -_-)
前作同様、最後は続編を匂わしながら終了〜♪今回の黒幕は・・・
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イブは藩の養女だった。
残忍なイブだが、藩を母と思う気持ちはあるのだね。
そしてイブは両性具有。ホントは手術させられるところ、藩に「せっかくこんな風に生まれてきたのに、手術などしたくない」と語り、養女となる。手術もせず。どこかに旅に出かけたイブは、ある時は美しい女性、ある時はきれいでマッチョな男性だったよう。なぜ、こんな残忍になったのかは不明。結局、鈴木一郎の仕組んだとおりになるのだが。
そしてまた続編がありそうな匂わせ方で終わっているのだが。
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脳男に続きやはりSF感がある。描写が丁寧で状況がわかりやすい。ただ上下に分けるほど長編にする必要はあるかと聞かれれば首をひねりたくなる。続編が出ることを期待したい。
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脳男は悪を殺す。
正義とは何か。悪とは何か。正義は悪を貫く為に有る。では、悪が無ければ正義も成り立たないのか。
正義を誰が勝ち取るか。脳男は全てに根回しを行なっていた。完璧だった。
ならば、正義の中に悪は潜んでいないだろうか。
藩マーシーという老齢の女は、自らの目標の為に、養子の娘を利用する。自らの善悪の天秤に娘を掛けたのだ。
しかし、藩マーシーの考えに反し、娘は暴走する。
誰かの為に誰かが傷付く。もしかすると、その考えは主観に留まり、双方の思惑は食い違いに終わるのかもしれない。
脳男はヒーローではない。
最後に彼は何を敵にまわしてしまったのか。
脳男は悪を殺す。
敵が正義だとしたら……
続編希望。
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おたぎ愛宕あたご 相楽さがら 支店長が憤懣やるかたないといった顔で言った 無頓着というか傍若無人というか 忌憚のないご意見は大歓迎です 最高の芸術を愛でる喜びを沢山の人達と分かち合う為に いくら私が朴念仁でも さるきゅうれ猿給黎 この被験者は無表情の仮面の下にキムのような無垢な感情を秘めているのだろうか。それともアダムのように感情も良心もない「サイレント・キラー」の素質をもった人間なのだろうか 攻撃性とか他人の痛みに対する想像力のなさとか狡猾さとか あなたが身篭っているお子さんは社会病質者の遺伝子を持っています コンクリートで護岸された川岸に面した小さな整備工場の一つに入った 両方の性の完全な外性器を持っている例は稀で 支配し支配される意志や欲望を含めて、人間の全ての感情を自ら経験することこそが試練なのです。 「神とは何かという質問には何通りにも答えることができます。しかし、神が存在するかどうかという質問には行動の為の動機付けが予め論理形式に含意されているので答えようがありません」 「マグダラのマリアを復活の証人としたというのは、神の赦しは万人に開かれていて、どんな重い罪を犯した者でも信仰に縋れば天国に召され、永遠の命を授かることができるという教えを象徴しているの」
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前作の脳男の続きということなので買った一冊。
殺人事件の部分はよかった。
変に難しいミステリーでもなくわかりやすい次元だったと感じた。
上巻下巻通じて思った事は、難しい話が多い。
精神医学の話は難しいよ
精神病の人の考えてる事とか読みづらいし
この辺の話は要らなかったんじゃないかと感じた。
あと脳男がなにをやりたかったのか、ハッキリとわからなかった
でも脳男はすごい男なんだとあらためて思った。
難しい話もあってなかなか読みごたえのあった上巻でした。
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下巻の終盤になって、やっと最後結末まで一気に駆け降りる、いやもうこれは突き落とされる展開に、鈴木一郎の気配を感じつつキターと思いながら読んだわけですが。。。惜しむらくはこの最後の締め方よね。
そもそもの、マッドサイエンティストな流れから、突然の両性有具とか、結局はイデアとかなんだとかよりも快楽殺人者だとかっていうイヴの話も、解決に向かう流れのためか、鷲谷先生と話しているうちにで始める違和感と、不安定な感情の起伏と、そこからの鈴木一郎との会話のシーンから、もはや真実かどうかすら怪しい中で進んでいく解決編が、あまり「脳男」ならではの進み方で、それはある意味脳男らしいって話になるんだろうし、全ての真実を明らかにする必要も義務も必然も何もない!って開き直る感じが、モヤモヤとなって読了後に残ってしまった。。。
これはこれで真理だよなーとは思いました。
決して答えを出さない圭吾先生のような、ある意味通づるものがある物語。
その分のマイナスがあったとて、脳男の物語と、一人の精神科医の復讐劇との2本立ての豪華な小説は、とてつもなく楽しかった。