投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
なんの救いになっているんだか、2人の関係が続くのかどうかもわからない。むしろあっさりと離れてしまいそうな2人だ。寂しい。でも、嫌ではない。
やっぱり 九州に行ってみたい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ジャケ買い、ならぬタイトル買い。
「くそたわけ」じゃなくて
「くそたーけ」が正しい発音かも(笑)
最初は名古屋を小馬鹿にした感じが、
どうしようもなくイラっときたんだけど、
徐々にそれだけじゃないって事が分かってきて、
違う。このなごやんの名古屋に対する気持ち、
私も持ち合わせてるじゃないか!と気づいた。
結構短い話なんですが、
読み終えると本当に九州を縦断したかのような、
不思議な達成感があります。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
初まり方ががエグそうな感じもしたけど
中盤から爽やか青春モノを突っ走った。
テンポが早いからあっさり読める。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
職業柄、精神疾患ものは、なかなか読むのが厳しい。
しかし、さすがは現役。
異論ございません。
本当に描写が美しく、
とにかく九州を旅したくなった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
昨日1年半ぶりくらいに図書館に行ってきた。
先月公開された映画の原作で少し気になってた本とハリーポッターを借りてきた。
映画の原作本の方は絲山秋子の『逃亡くそたわけ』という小説。
九州を舞台にした、ロードムービーのような物語だ。
「二十一歳の夏は一度しか来ないのにどうしよう」
病院を脱走して銀行で逃亡資金を下ろし、ぼろ車の「ルーチェ」で南へと向かう。
博多、秋月、耶馬溪、中津、国東、別府、阿蘇、高森、椎葉村、小林、宮崎、鹿児島、指宿
出てくる地名はどれも聞きなれたものばかりだ。
その多くは僕も訪れたことのある町。
学校や駅ビルやカフェの名前まで実在するものでちょっとしたタウンガイド。
主人公の花ちゃんは福岡の方言でずっと台詞を話している。
なんだか身近な感じがした。
病院を抜け出して旅をする話なので、岩井俊二の『PiCNiC』のような雰囲気もある。
本当に久しぶりにハードカバーの小説を読んだ。
170ページ足らずの薄い本ですぐに読み終わった。
話も面白かったのかもしれない。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
前に図書館で借りて読んだらおもしろかったので、文庫を買って再読。「いきなり団子」、食べたことがあったのでなんだかうれしかったことを思い出した。方言がいいなあと思う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
統合失調症の花ちゃんとうつ病のなごやんが精神病院を脱走し、博多から九州の先端指宿まで逃亡するお話。
逃亡するのは病院からというよりかは幻聴からの逃亡。逃げても逃げても追ってくる。統合失調症といってもまるっきり社会生活がおくれないわけではない。
花ちゃんはどちらかというと躁状態ではあるが自分の病状もよく理解できている。途中、ATMでお金をおろしたり、レストランで食事をしたり、ユニクロで買い物をしたり、結構ちゃんとやっている。ホテルにだって泊まれるし、ガソリンスタンドで給油だってできる。車が故障したら、修理だってやってもらえる。私よりよっぽどえらい。
阿蘇山の雄大さに富士山しか認めていなかったなごやんがショックをうける。いきなり団子食べたい。なごやんも食べてみたい。九州を縦断ドライブしてみたくなる一冊。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
<あらすじ>
「どうしようどうしよう夏が終わってしまう」
軽い気持ちの自殺未遂がばれ、入院させられた「あたし」は、
退屈な精神病院からの脱走を決意。
名古屋出身の「なごやん」を誘い出し、彼のぼろぼろの車での
逃亡が始まった。道中、幻聴に悩まされながら、なごやんと衝突しながらも
車は福岡から、阿蘇、さらに南へ疾走する。
<感想>
まさに小説版ロードムービー(ムービーじゃないか)。
犯罪に巻き込まれるとか、誰かを捜す目的とか特別大きな事件や目的などなく
精神病院から(ただ逃げたかった)躁症状の花ちゃんが、鬱症状のなごやんを誘い出し
ひたすら九州の南へオンボロ車で旅する話である。
特別な言葉で何かを得たとか、自分と向き合えたなんて表現がないところが絲山秋子さんの好きなところ。
「沖で待つ」も「海の仙人」も男女の友情的な関係が描かれていたけれど、恋心のない男女関係を描くのが
上手いなと思う。
この小説、第133回直木賞候補作品となっていたらしい。
読み終わって、最初に思ったのが、車でゆっくり九州を旅してみたいなーっと言うこと。
小説に出てきたところをまわってみたいと言う気持ちにさせられた。
躁鬱で苦しむふたりが主人公だか、あまり重い読感は残らなかった。
ある意味、そこれがこの小説の魅力ではないだろうか。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ロードムーヴィ物。
躁病(双極性障害の躁状態)の描写に所々首を捻りつつ、主観と客観は違うと納得して読めば割と面白かったなと。
(臨床)心理や精神医学を囓った人は客観性を一旦忘れて読んだ方が楽しめるかもしれない。
2009.08.16読了
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
以前読んだ2冊とは雰囲気の違う話。 こういう人たち、自分の周りに何人か居るもので、笑えないなあ。 それとも笑った方がいいのかなあ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
するっと読めて、すーっとする読了感。
2人の掛け合いが自然で良かった。それぞれの思い。
一緒に九州を旅してるみたいな気持ちになりました。
元彼が九州の人だったので、方言読んででちょっと懐かしくなったり。
そしてピーズ!!!!
リアルだなーと思ったら、絲山さんご自身も躁鬱病を経験しているんですね。知らなかった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
自殺未遂に理由なんか何もなくて、だから躁の自殺は怖い。
人間の精神は言語によって規定される。語りえないことについては沈黙するべきである。
鬱の治り際は案外長いから気をつけないといかん。何事も決めつけず焦らずのんびりだ。
人間の欲望は他者との相関性にしかない。
なんでも薬で解決できると思ったら、大間違いだよ。そこが一番間違っている。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
九州に住む私にとって、なじみのある場所が出てきて、身近に感じられる物語。
車でどんどん旅して、疲れちゃったりするところが、リアリティがあって大好きです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
精神疾患を持つ男女二人組が精神病院から逃亡するおはなし。
男は軽いうつで、女は躁状態。
九州各地を逃亡…というか旅行するのですが、二人の雰囲気がなんか好きです。
ただ、精神疾患を持つという状態がなんか薄い。少し思考がおかしな健常者二人組って感じです。
昔旅行で行った九州の景色が思い浮かぶので何度か読み直したくなる小説でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
九州出身名古屋育ちの私にはかなり面白い内容だった。
とにかく方言が楽しい。
内容は思ったほど暗くなくて、さくさく読めた。
二人の距離とか関係が好き。