紙の本
迷コンビが織りなす事件簿
2015/06/06 03:17
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者のデビュー当時のペンネームは円谷夏樹だ。その名の通り特撮や怪獣映画に詳しく作品のなかでもさまざまなうんちく話が聞ける。本作でも閑職に追いやられた警部補と人間嫌い動物大好きな巡査のふたりのやりとりを通して、動物に関する豆知識を披露してくれる。若干ワンパターンだが、4つの短編を楽しむことができる。
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ベテラン刑事と、動物のエキスパートの女性巡査のコンビが、動物のお世話をしながら難事件を解決していく、と。
うーむ。
警察モノというか、動物モノというか・・・・・。
主人公二人の会話のテンポが小気味よく、それぞれの動物のウンチクなどもなかなか面白いのですが。
なんとゆうか、何かが足りない気が。
最後もなんだかアッサリしすぎだし。
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おもしろかった。事件の犯人が飼育していた動物の処遇っていうのは、正直盲点でした。主人公である薄巡査のキャラは少々作りすぎなところは感じられましたが、飼育されている動物やその飼育方法など、すごく丁寧な取材に基づいて描かれているのが、ひしひしと伝わってきました。なかなか書くのが大変そうな話ですが、是非シリーズ化してほしいですね。
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動物の生態を鍵にして謎を解いていく、新米巡査と鬼警部補の連作ミステリ集。薄巡査の動物好きっぷりの異常さがポイント。やたらと特撮怪獣の名前が散見されるのも注目点。本編にはまったく関係ないけれど。
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容疑者の飼っているペットから容疑者だった人がきちんと犯人だと判明したり、または別の人が真犯人だとわかったり…。そのペットである動物の知識が詳しくて、楽しかった〜!
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タイトルに惹かれて購入。
楽しく読めました。常に動物目線の薄刑事が面白く 彼女のペースにはまって行く須藤刑事との掛け合いも楽しめます。
続編を期待します。
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頭部に傷を負ったために一線を退かなければならなくなった
鬼警部補 須藤と、「動物に関しては」エリートの新米巡査 薄の
コンビが迷宮入りの事件や冤罪事件を解決していくお話。
案外しっかりした推理物になっている。
(元々推理小説を書かれている作家の
作品のようなので当然かもしれないですが)
薄の動物薀蓄にうんざりしつつも
その動物好きに感化されていく
須藤の変遷が愉快。
ウミガラスに対する須藤の
謎の知ったかぶりに笑った。
あと、二人でタクシーに同乗する際には
必ず向けられる、運転手からの
薄に対するコスプレ疑惑の視線にも
笑わせてもらいました。
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男性ミステリ作家が書く若い女はなんか皆こんな感じだよな~ なんでなんかな~
薄は保護した動物は医者に預けてるけどその後どうなるのか…
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動植物管理係と言う実在しない組織を描いた作品ですが、
中々面白いです。
強面の元刑事と、コスプレにしか見えない新米巡査。
カバー画で、新米巡査の雰囲気がよくわかります。
それと、日本語が苦手(?)な新米巡査は、
一部の層には萌える要素大有りですね。
シリーズ化を期待します。
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ドラマ、結構期待しています。
このまま、素直に映像化すれば、それで十分素晴らしいドラマになる。
どうか、フジテレビが余計な伏線を張って世界観ぶち壊しませんように。
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拘留されている容疑者の飼っているペットを、飼い主不在の間の世話をする「警視庁総務部総務課動植物管理係(長い!)」。職務中の負傷により、第一線を一時降板しリハビリとして配属された敏腕刑事と無類の動物好きの専属係員の女性巡査のでこぼこコンビがキーアイテムとなる動物の生態や習性を通して難事件を解決して行くと言う趣向の警察ミステリー小説。
表題の小鳥の他ヘビ、カメ、フクロウがそれぞれの話で重要な役割を担うだけあって専門的な話になると思いきや、薀蓄の講釈も実に的確で判りやすく、事件の謎に見事に当てはめて行く文才は筆者の「オタク小説家」の真面目を如何なく発揮している所が心地よい。
動物をこよなく愛する優しさを持ちながら犯罪に手を染める飼い主の人間性に悲しくも切ない思いがする反面、地球上で最も優れた動物であるはずの人間の内面をシニカルに描いた良書。
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福家警部補シリーズに登場してた石松警部が登場するが特に直接の関係はない新シリーズ。動物ものもなかなか面白い。続編があってもいいんじゃないかな。いろいろ調べるのは大変でしょうが。映像化は動物ものは難しいでしょうね・・・
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須藤警部補と薄巡査の、息が合っていないようで合っている名コンビが動物の世話を軸に事件を解決していく。薄の動物最優先の言動や、二人の噛み合わない会話がユーモラスで、徐々に引込まれていった。そのくせ推理は絶妙で、捜査一課も凌ぐ。須藤の心境の変化もお約束ではあるが、好ましく、続編が楽しみだ。
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容疑者などのペットの保護を目的とする、警視庁総務部総務課動植物管理係という設定がまず面白いです。そこにリハビリ中の鬼警部と、動物を愛してあらゆる動物に通じている新米巡査という組み合わせが、面白さを膨らませています。ペットの様子から、事件の真相へとつながる筋道もきれいにまとめられ、楽しいミステリとなっています。
突飛な設定を利用することで、初めからシリーズものの面白さが色濃く出て、ドタバタコメディの要素も相まって読みやすさにつながっています。専門知識のみに突出した探偵役が、その専門知識を拠り所に推理を組み立てる。ミステリのネタとしてはおなじみのものも、味付け次第で新たな魅力が生まれる。そんなことを再認識しました。続きが楽しみです。
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容疑者の残したペットから事件を解決するという短編連作
同じ動物が出てこないところがすごい
ヒロインの行動原理がひたすら動物愛と言うところが面白い
調べるのが大変だと思うけど、また違う切り口でいろいろな動物を推理のネタに描いて欲しいなーと思いました