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あああ、ごめんなさい。
こんなにSFの巨匠と言われる方の作品なのに、
まったく、ページをめくる手がすすまない。
なんど読み返しても、書いてある内容が
あたまにはいらない。
わたし、だめだなあ。
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人類を遥かに凌ぐ高度な知識と技術を持ったオーバーロードとの邂逅、そして地球管理する彼らの真の目的とは…?。
エイリアンとの遭遇物ですが、やっと姿を表した時のオーバーロードの容姿に対する驚きや、彼らの超科学の前に意気消沈し静かに停滞していく地球文明など描写がリアルで今読んでも衝撃があります。
また物語の後半では、物質世界を知り尽くしたオーバーロードでさえ進化の袋小路に入ってしまった事が明らかになります。これに対してもう一方の道を辿った種族の存在が明らかになりますが、この究極の対比が進化とは何かという問いに対する一つの答えなのだと思わされました。
全く古臭さは無く、新鮮に読む事が出来ます。必読推薦。
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ドラッカーの「ネクストソサエティ」に惹かれるか?それともクラークのこれか?どういうタイプの大人になるのかはそれでわかる。
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高度な宇宙人のもとに実現された理想的社会と、その末にある滅びゆく種族の姿。人間がよく描かれ、まあ良。
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高一ぐらいに読んで、それから20年ぶりに再読。
その後いろいろなSFを読んだり映画見たりしたが
オマージュとか引用みたいなの、リスペクトとかさ
後に作られた作品に見られるのに今更気がついた。
オーバーロードの緩やかな支配下に置かれた地球での話。
彼らの目的がなかなか出てこないが、なかなかに壮大な話だよね。
生きるものの可能性について考える。
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人類の”進化”を描く古典的名作SF。その壮大なスケールや、美しくも哀しいイメージの奔流に圧倒される。オーバーロードの意外な正体もだけど、何よりも「われわれ自身は、石女なのだ」という言葉に込められた悲哀、諦念が印象的。いや〜、面白かった♪
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終戦からおよそ30年。宇宙への進出を始めた人類の前に宇宙船団が現れた。
人類より遥かに優れた技術力を有する宇宙人との遭遇とそこから始まる人類の進化を描いた作品。
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学生の視点で見ると、モラトリアムに守られた主体性なき安泰、およびその崩壊と否応のないステップアップを示唆しているようにも感じた。
もっともオーバーロードとオーバーマインドのどちらになれるか、どちらが良いのかまでは分からない。トータルブレイクスルーの結果を、肉体的文化的特徴を放棄した原点回帰と考えると種としては不幸でしかないのではないだろうか。
そう考えるとクラークが以下の2点を取り扱ったのが皮肉にも思えてくる。
1.人類で一番最初にトータルブレイクスルーの兆候を見せたのが、人類が築き上げてきた芸術的文化の維持発展を目的とした島で育った少年であった。
2.物質的な進化を極めたオーバーロードが、トータルブレイクスルーの可能性を持つ地球人類のことを羨んだ。
もっとも1は因果律が場合によっては時間の前後に影響されなかった点を考慮すると違ってくるのだが
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人類はどこへ行くのか・・・、「2001年宇宙の旅」の巨匠、アーサー・C・クラーク作品の中でも一番面白かった。と言うか、考えさせられた。
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競争こそが進化を生むものだと思っていた。
古来よりひとは競争に打ち勝つために、進化を外に求めた。それが道具であったと思う。それ以来ひとは内なる進化を止めた。ユートピアは、道具の進化すらを抑制し、実はひとを堕落させるものだと思っていた。
進化は必然?抑圧された進化のはけ口がひとを幼年期の終りへ導いた?
なんてことを想像してしまった。
「2001年宇宙の旅」を読み進めている時にも感じたが、この作者のイマジネーションの洪大さは、時に読者の頭を繁雑にさせる。
それは、この物語を読み解こうと頭を回転させるだけでなく、その溢れるイマジネーションに誘発されるように、物語に由来した、或いはそれと異なる想像の種を芽ざそうとするからかもしれない。
実際、読んでいる最中、作者の特異な発想に着眼点を得て、全然別のことに思いを馳せてしまっていた。
「これこそ、歴史が息をひそめる一瞬であり、現在が過去から断ち切られる瞬間なのだった。」
異星人とのファーストコンタクトを表現する言葉にはいくつも出会ってきたが、上述の言い回しは、シンプルでありながらも、この先待ち受ける物語の行く末に許多の期待と興奮を抱かざるを得ない描写であった。
以上に限らず、詩的な描写の数々は、この作品の魅力の一部であることに間違いない。
こんな風に、この本を読んでいると自分の言葉の稚拙さや、想像力の矮小さに嫌というほど気付かされる。
そんな繊細でありながらも巨大な小説を読めて良かった。まじで。
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突如地球上にあらわれた異星人オーバーロード。地球人との接触は国連の事務総長ストルムグレンのみ。姿をあらわさないカレルレン。オーバーロードの統治になれ黄金期を迎えた地球。ついに姿を現したオーバーロードたちの容姿。オーバーロードの補給船に密航し彼らの星に渡ったジャン。ある世代の子供たちにあらわれた変化。オーバーロード達の真の目的とは?
2011年11月1日読了
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初クラークでしたが、もう感動しました。構造で言うと『伝説巨神イデオン』『新世紀エヴァンゲリオン』が近いかな。オーバーロード=独立した主体性のある常識人、人類=依存した主体性のない(あくまで自分の論理ではなく模倣された)常識人、という見方もできなくもない。『彼』はきっと、生命が感じることの出来ない、感覚も論理も挟むことの出来ない透明で平板な、つまり『不感の領域』ではないか。
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人類と異星人の出会いは衝撃ではあるが、実際重要になるのは宇宙人の地球への訪問目的である。侵略ならばひたすら攻撃し、親睦ならば利益を追求するのだろう。人間とはかくや果てない欲求を持ち、いかに壊れているかを著した作品なのである。
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話の展開は良くも悪くも
あぁ、そっちにいっちゃうのか、と言う感はありましたが
随所の具体的な描写にリアリティがありながら壮大、
という好きなタイプのSFです。
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2001年の宇宙の旅を映画で観ただけで、初のクラーク作品を読んだ。(SF自体初かもしれない)
とにかく序盤からオーバーロードについての謎への好奇心がずっと続いていて、その気持のまま終盤になっていくので、最後はページを捲る手が止まらなかった。宇宙や地球外生命体に関しては今でもわからない事だらけで、フィクションなんだけど、「もしかしたらあり得るかも」っていう気持ちがあるのでロマン溢れる作品だった。
途中までは当然人間側の視点で読んでいて、圧倒的な力を持つオーバーロードへの好奇心と畏怖が混じり合っているんだけど、中盤くらいから人間がオーバーロードに近親感を持ち始めるようになった。ルーパートやジョンの企みや、オーバーロード同士の会話などである。そして、終盤から当初神であるようなオーバーロードに人間が近付けたのではないかと思い始めると、実は更に上位の存在であるオーバーマインドというものが登場し、その考えは打ちのめされる。
これは、実はオーバーロードが人間でオーバーマインドが神である、という風な解釈をしてみました。どんなに人間が発展しようと、更に偉大なもの(=神)が存在するという話なのかなと。
少しキリスト教的な考え過ぎるかもしれないけどね。
でも、自然への畏怖というものは東洋的な考えでもあるか。
まぁ他にも潜在能力の無いオーバーロードと有る人間の対比で、人間の方が救いのあるというような解釈もあったり。
なんにせよ、面白い展開でかつ壮大な物語でした。個人的にはもう少し具体的なラストも見てみたかったです。