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刑務所あがりの女性二人+ズッコケ新米巡査。
人間の持つ「悪」の部分を、万人が持つ要素として描かれ、それが表に出るか、止まるか。
こうやって生きている人がいるだろうな・・・と思わせる。
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乃南アサの本は、多分これが初めて。
会話と会話の間に過去語りが入ったり、
全体の組み立てが上手かったりと、読んでいて飽きない文章。
設定になっている人物、背景はあまり好みではなかったけど、
最後には少し泣かされた。
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さすが乃南先生。女性を書かせたら一味違うなあ。
思いテーマを、読みやすく、でも軽くは扱わない、
そして谷中の町を散歩したくなる、そんな一冊。
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暗い過去を持つ女性2人を
ガールズトーク中心で物語をすすめているので
そんなに暗くならずに、描いているところが
うまいな~と思った。
タイトルの付け方が最高。
ただ、もうちょっと期待しちゃったけど。
乃南アサだけに。。。
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刑務所から出所して、ひっそりと下町で暮らす芭子と綾香。
マイナス思考で過去に捕らわれがちな芭子と、明るく前向きで、夢に向かって頑張る綾香。
対照的な二人が、なぜかとてもしっくりきててとってもいい。
二人が暮らす下町の、二人を取り巻く人たちもいい。
下町ならではの温かさというか、面倒くささというか。
最後の弟からの手紙が、とてもぐっときました。
私も、色々がんばりたくなってきた。
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全体的に暗い。
というよりも、なんか 追いつけない。
いまいち つかみどころがなく ああ、スタートだなって感じの印象(まあ シリーズの第1作なわけで…)
でも 今後が気になりはしなかった。
(単に個人的に女くささが嫌いなだけかもしれないけれど)
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読みやすかった。
人間が生きて行く上での、哀しさ、辛さ、難しさ、嬉しさ、喜び、ささやかな日常が自然に描かれて、微笑ましい話でした。
人は人に助けられて生きてるんだなあと思いました。
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久しぶりに乃南アサ。「警官の血」に続いて今年はよく谷中に当たるよね。
下町は谷中で暮らす治療院受付嬢・小森谷芭子29歳、パン屋のパート・江口綾香41歳。二人にはそれぞれ過去があり、二人の中でしか口に出せない秘密があった…。
訳アリ二人の切ない日常が寄り添うように描かれる。ああいう経験したら、こうなっちゃうんだろうけどねぇ…、相変わらず上手い語り口でいつもながらに読ませるけれど、少し黴臭い話になっちゃって、そんな中で高木聖大クンはちょっと浮き気味。
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最近この人の作品読んでませんでした。
まぁほとんど読んじゃってるから、新作ゲット出来たときじゃないと読めないからなのですが…。というわけで、この人の作品はかなり好きです。
いろんなシリーズを出しておりますが、これも新シリーズの連作集です。
ふとした過ちで刑務所に入ってしまって出所した二人の女性の話です。
主人公の相棒は度重なるダンナのDVに耐えていたのですが、それが子供に及びそうになってしまったのに耐えかねて、ついにダンナを殺害してしまった女性。
主人公はホストに入れあげて昏睡強盗を繰り返した女性。
主人公は元々良い家のお嬢さんだったのですが、何故かホストに執着してしまい、周りが何も見えなくなってしまい、道を誤った、という設定です。
彼女たちが下町でお互い励まし合いながらまっとうな生活をしていく、という話です。
別のシリーズの主人公も脇役で登場し、もしかして下町サーガでも狙ってるのかな?とも思えてしまうのですが、そんなコトは多分ないでしょう。
派手な展開はないのですが、たんたんと彼女たちの生活が描かれており、結構面白いです。
でも、主人公の性格設定と犯した罪のギャップが気になります。
何故彼女のような人間がホストに執着してしまったのか?何故昏睡強盗まで手掛けるようになってしまったのか?といったところを掘り下げて、何か一本長編を書きそうなかんじがする、っていうのは深読みし過ぎでしょうかね?
実は楽しみなのですが…。
どちらのしてもまた次の作品を見つけたら読もうかと思います。
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さすが乃南アサ、人物造形がうまい、うますぎる。すっと物語の中に気持ちが持っていかれてしまいます。けなげに生きるふたりに、がんばって!と声をかけたくなります。
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アメリカ映画で似たようなタイトルの作品がありました。
主人公の青年がいつか陽のあたる場所に出たいと願い……
アメリカ映画にしては悲しく、虚しく終わりました。男の不条理さに嘆かされる作品でした。
本書の主人公も、陽のあたる場所を求めて生活しています。
誰もが送っている日常生活と、主人公の送っている日常生活にはなんら変わりはないのに、主人公にとっては針のむしろの上のようであるのが切なく感じました。
主人公はただ真っ当に生きようと心に決め、普通の生活を普通に送ろうとけな気なのです。
アメリカ映画のような苦いエンディングではなく、少しでもいいから幸せになってくれるといいなと応援したくなっています。
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刑務所で一緒だった、芭子と綾香。
年齢は一回りも違うけれど、刑務所を出てからは何かと助け合い、支えあいながら生きている。
もちろん、刑務所時代のことは隠して…
そんな二人の第二の人生。
辛い、悲しい、悔しいことがあっても、二人で励ましあいながら生きていく。
女性って、やっぱりたくましい!
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道を外れてしまった女2人がお互いに支え合いながら慎ましく暮らす。ささやかな楽しみがある平凡な日常は幸せなことなんだなぁと思った。ちょっと反面教師にしたいところもありました。
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年齢が一回り違う女性2人が、刑務所で出会い、刑期を終えて出てきてから新しい人生を歩き始める物語。
決して派手さは無いですが、生きることの喜びや悲しみ、幸福や苦悩をしみじみと感じさせてくれる物語。派手さが無いだけに、自分自身の生活の隣に、いつの間にか気がついたらあった…と言うことがありそうな感じを受けました。
いつも元気に見える人も、いつも笑顔の人も、生きていれば、誰にでも、他の人には見せたくない過去や傷があったりするのは当たり前の事。そんな思いも、数は要らない、信頼出来るたった1人の人とお互い支えあう事が出来るとするならば、痛みも一緒に生きていける…そんな強いメッセージを受けとりました。
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主人公が背負っているものがかなり重い。
短編集ではあるけれども、徐々に緩やかに進展してゆく。
それにしても、どうして罪を犯すようになったのか、
そのキッカケとなった男がどんなやつかが気になるなあ。