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ミステリというよりは、探偵〈ソラ〉の葛藤や成長の物語。とはいえ、壮大な物語の序章を見たにすぎないという印象です。これからが楽しみ。
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うーむ、どうなんだろうこのシリーズ
いまいち人物に感情移入できないなぁ、特に主人公
前のはなしの、同級生二人のほうがいいキャラしてるような
終わりがかなり気になる終わりかったんで次も読むとは思いますが
ミステリとしてはどうなんだろ
私は当たらなかったけど、条件が限定されてて考えやすくはありました
少なくとも学生シリーズよりは。
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今回の“ソラ”シリーズは
本格にこだわって創作をつづけていらした有栖川有栖さんの著作のなかでは
別枠の位置づけになるのかなと思います。
本格の枠をちょっとはずれた叙情的な小説。
カテゴリは“幻想運河”などに近いでしょうか。
いつもの有栖川さんの著作で推理のかなめとなる
論理によるフーダニットは影をひそめており
トリックのみが本シリーズの推理の対象になっています。
意図的にそのように書かれているのでしょう。
有栖川有栖さんの書く本格推理小説の魅力は言うまでもありませんが
それ以外にも魅力がたくさんあります。
そのひとつとしてわたしは氏の叙情的な描写とそれが作り出す非現実的な世界観がとても好きです。
このシリーズではそれが充分に味わえます。
ところが、このシリーズの次作のタイトルは“論理爆弾”ということ。
有栖川有栖さんのお家芸である“論理”が
ついにこのシリーズでも見られるのでしょうか。
楽しみでしょうがないですね。
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シリーズ2冊目ということを知らずに読み始めてしまったけれど、とても楽しめた。
舞台はパラレルワールドの日本。
北海道が日ノ本共和国という日本の敵国になっていて、大阪では毎月十七日に空襲に備えて防空訓練をしている。
アメリカや中国との関係も詳しくは語られていないけれど、複雑なことになっていそうな雰囲気だ。
舞台設定に馴染むのに時間がかかったけれど、後半、純が探偵役になってからじわじわ楽しくなってきた。
ただ最も魅力的な謎について明らかになるのはまだ先のようなのが残念。
まずはシリーズ1冊目を近日中に読もうと思う。
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有栖川有栖の作品は初期のほうが好きかな。
探偵業が禁止された日本で探偵だった父は収監され、母は行方不明。
両親に仕事を回していた人物と接触を果たした娘だったが・・・
そこに出入りしていた元探偵が棺の中で水死体で発見される。
その謎に挑む娘。
読むには読んだけれど、面白味がよく分からない。
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大阪にやってきた空閑純。逮捕され収監された元探偵〈調律師〉の父親・誠。ソラの母親で行方不明になっている朱鷺子。一人暮らしをしながら母親の情報を集めようとするソラ。ソラの隣人・三瀬竜馬。誠の弁護を担当する森脇弁護士から呼び出され紹介された探偵たちの仲介をする押井。彼の屋敷で騒ぐ男。元探偵〈金魚〉の砂家。押井の運転手で探偵にあこがれているという常田。5人の女性を殺害した男・陶崎ミサ男の死刑執行。裁判中に彼のつぶやいた「約束を守った」という言葉。「北」の侵略から日本を守るために5人の女性を殺害したと語る陶崎。何者かに殺害された砂家。木の箱に詰められた水の中で溺死した砂家。現場は押井の別邸。砂家が写したソラの写真。三瀬の正体。砂家の生活資金の出所の謎。
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シリーズ二作目。舞台をお得意の大阪に移して、本格的なミステリーが始まるかと思いきや、、、主人公は探偵見習いゆえ、そこまで謎解きには深入りしない感じです。
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事件に関してが短くて、少々物足りないなあと思ったけど、次に続くならそちらを楽しみにする。ソラの現状に強い子だと感じた。
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有栖川有栖の作品だが、今作品は短めのページ数でまとめあげている。有栖川有栖さんの作品はページ数が多い作品が多くある意味無駄と思われる部分もあるの仮名と思っていた。今回は北海道と北海道以南で主権を異にしており情報合戦をしているという設定になっている。
そんな状況の中、探偵という職業が違法とされ主人公の父親が入監されているところから話が始まる。母も探偵で、別の事件を追ったところで行方不明になっている。そんななか父親に仕事を依頼していた財閥系の金持ち落ちこぼれのところに母親の情報を聞きにいった時に現れた元探偵が殺される。その事件を解決しようとする主人公だがそうはいかない。ちょっとひねりがあって設定で探偵ものも違った方向に行ける可能性を示した作品だと思う。今後の有栖川有栖の作品がちょっと楽しみになった。
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少女探偵・ソラシリーズ2作目。両親の跡をついで探偵になると決めた空閑純。
元探偵が棺の中で溺死した事件に挑む。
前作同様、事件が起こるまで結構時間が…(-_-;)
やっぱりミステリーには物足りないです。
まあソラの成長物語って感じかな。
でも、設定は面白いのでこのシリーズは好きです。
母親・朱鷺子の行方がちょっとだけ出てきて進展が楽しみです。
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平世という時代を生きるソラという少女探偵。
パラレルワールド。探偵は非合法なので、父親は拘置中、母親は行方不明中。「闇の喇叭」の続編。
まだまだ続きそうな雰囲気です。
有栖川さんらしい緻密で計算されたトリックものです。
ソラ~純ちゃんの今後が心配なのでまた続編が出たら読み続けましょう。
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闇の喇叭(私は未読)に続くシリーズ二冊目、パラレルワールドの日本の話。
北海道が日ノ本共和国として独立を果たし、北海道を除く日本は日本国として存在し、いつくるともこないとも知れない北海道からのミサイル空襲に怯えている。平世二十二年、日本国では探偵行為が禁止されており、違反したものは禁固刑も辞さない。
この物語の主人公は、空閑純。父の誠は探偵行為の発覚により逮捕され、同じく密かに探偵であった母の朱鷺子は行方不明という身の上である。
母を探したいものの、何の手掛かりがあるあてもなく、アルバイトに励んでいる純だったが、突然ある人物から接触を受け、それがきっかけで不可解な殺人事件に関わることになる。
私は純粋なミステリファンではないので……免許制じゃないんだしなにもそんなに探偵にこだわらんでも、と思ってしまう。
というか、何を以ってして違法の探偵行為になるのだろう……。身辺調査なども含めれば、何かを邪推した時点で探偵行為の端に触れるだろう。うぬぬ。
どんな物語なのかとても興味を持っていたのだが、ちょっと、がっかりかも。苦笑。
依頼人のいない探偵はただの下賤な詮索好きになってしまう。ソラはどう成長していくのだろう。
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BookLive!で購入。
北海道とそれ以外の南北に分断統治された、今の日本とは少し違う日本が舞台。そこでは、市民が真実を追究する探偵活動が禁止されていた。
一見、荒唐無稽な設定だが、市民生活を覆う息苦しさに、妙なリアリティを感じる。
それは、今の自分たちが暮らしている世界でも、ソラが暮らしている世界でも、都合の悪い真実が隠されているからに他ならない。
真実は明らかにされねばならないし、少なくとも、明らかにしようと努力しつづけなければならない。
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新シリーズ2作目との事。前作を知らずに読み始めましたが内容は理解できました。
舞台はパラレルワールドの日本。独立国家「日ノ本共和国」となった北海道がミサイルを撃ち込んでくるかも……といった、某半島を思わせる世界。そこでは「警察官ならざる者の探偵行為は、国家の秩序を脅かす」とされる。
主人公は17歳の少女、空閑純。
探偵の父親が手掛けた事件と彼が警察に逮捕された経緯は前作『闇の喇叭』に書かれているんでしょうか。
有栖川さんにしてはハードボイルドで取っつきにくい印象。
ミステリとしてはあまりインパクトがなかったです。
終章が次回作の始まりを予感させます。
大阪の街が舞台になっているのは大阪人としては嬉しいです。
序盤に登場した「虹のまち」には思わずニンマリ。
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ソラシリーズ第二弾。
このシリーズはソラが探偵になるまでを描くのかな?
いまのところ火村シリーズや江神シリーズの方が好みだなあ。