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行っては戻り、行っては戻り、の読み進め。読み終わるのに、いつもより時間がかかった分、世界に長く浸れて非常に困憊。
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今まで読んだこの作者の作品の中では一番面白かったかも。
少女マンガのファンサークルをやっているおばさん達っていうのが何とも面白い。
オムニバスのようにそれぞれの人を中心にして事件が起きていく。みんな個々にも事情を抱えつつ、サークル内の人間関係にも巻き込まれつつ。
想像すると恐ろしい光景。
ガブリエルの正体は何となく分かったけど、その目的は予想外。
それぞれみんなどうしようもない人たちで、彼女たちに巻き込まれている周りの人が気の毒だなーっていうのと、年齢関係なくドロドロした女の集団って怖いっていうことを思いました。
また別の作品も読んでみよう。
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先に読んだ「殺人鬼フジコの衝撃」や湊かなえの「告白」など、読んでいて不快なもの、読後感の悪いものをイヤミスというそうですが、この作品もその中に入っていますが、私は、読んでいて不快感はなかったし、読後感も悪くなかったです。どこにでもいるおばさんのサークルの中での位置関係や、どこの家にでもあるダークな部分が書かれていて、共感を持って読みました。最後にガブリエルが何者なのかがわかって、なるほどねー・・・なんて関心させられてしまいました。
湊かなえの「告白」のイヤミス加減には遠く及びませんね。
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感想*読後嫌な気持ちになるミステリーをちまたで略してイヤミスと呼ぶそうで。湊かなえさんも似ているけど、個人的には湊かなえさんの登場人物は客観的に観察できるんだけど、真梨幸子さんのそれはリアルに現代に当てはまるのが具体的に、しかも人間の汚い気持ちや嫌悪感の描写がえげつないので辛くなります。。たとえば50前後のおばさんが親離れできなくてパラサイトして少女漫画の妄想世界に逃避して時間の潰し方はパチンコしかなくて、親に感謝できず年金をうばって介護も放棄するなんて設定聞くだけで心臓痛くなるよ…!!でもいそう!
「みんな邪魔」とタイトルつくまえは「更年期少女」だったそうで。読んだあとは後者がしっくりきます。ストーリー構成は、小説ならではで映画なら特殊な視点が必要な技法でなるほど上手いなーて思いました。
ああ、しかし真梨さんは後味が悪い!(笑)
しっかり生きよう…( ; ; )
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相変わらず不快感がクセになっております。
真梨作品第二段。まとめて買ったからフジコから直で。
イライラも不快感も前回通り。
ちょっと登場人物がごっちゃになりかけたけども。
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あるサークル?の集まりでみんななんかしら嘘で固めあってる感じでそこに女の妬みとかなんであの人を奪いあうの?同性愛?と思わせたり!最後に得したのは1人だけ。
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相変わらず真梨さんの小説は強烈だなぁと思いました。
これぞ「イヤミス」。
なんかもう突き抜けちゃって、むしろ爽快感すら感じるほど。
とりあえず私はカタカナ名を覚えるのが苦手なんですが、本作では
“青い六人会”と呼ばれるサークル内でのカタカナハンドルネームで話が進んでいくので、誰が誰だか分かりにくくてちょっとそこは苦戦しました。しかも途中で本名が出てきたりして余計にややこしい・・・
内容紹介に「平凡な女たちの」って書いてあるんですが、私が思うに全く平凡な女は居なかったような・・・
はなからみんな強烈な個性を放ってましたよ。
家庭での問題から目を背けて“青い六人会”でのひとときを心の支えに生きる中年女性たち。
「夫のDV」「詐欺」「借金」「貧困」「親の介護」「遺産相続」「姑との不和」「高齢出産」「家庭崩壊」等、どこにでもありそうな問題がてんこ盛り登場します。
『青い瞳のジャンヌ』が好きって言う1点の共通点だけの関係。
家庭環境も年齢もバラバラ(年齢は基本的に中年ですが)。
見栄とプライドが渦巻く中での腹の探りあい。
あ~怖っ!でも分かっちゃう自分も居る(笑)
どこにでもありそうな問題ですが、真梨さんが書くとものすごく強烈でものすごく不快な気分になります。
そしてミステリー的にも面白かった。
単純な私はすっかり騙されてました!
この本単行本では『更年期少女』ってタイトルだったのですが、どうして変えちゃったんだろうと思います。
『更年期少女』ってインパクトもあるし、すっごい興味惹かれるのに。
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真梨幸子の本は、読んだの3冊目になりますが、しばらく、はまる。
面白い。すぐに読める。
ところで何で「更年期少女」から改題になったのだろうか?
みんな知ってるかもしれないけど、知らない。。
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大筋となる事件は創作性が強いのに、個々の登場人物が抱えている問題は大変リアルでした。自分も将来こうなるのでは?と恐怖に駆られてしまうほどです。
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買ってすっかり読み忘れてた本だけど、
面白くて2日で読んでしまった。
真梨さんの本は読んで
いい気分になることも、すっきりすることもない(失礼)。
だけど、いたるところに伏線があって、先が読めた!と思っても
また次の謎がでてくるといった感じで面白い。
文庫本読み終わって、表紙を改めてみたら、
あああっっ!って思う。よくできたブックカバーだなぁ…。
しっかし、女って怖いわ〜。これに尽きる。
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超ネガティブな印象のタイトル通りの内容。そういった意味では期待通りというか、期待以上すぎて「気持ち悪い」という感想。
40や50にもなって、お互いをエミリーとかシルビアとか呼び合ってる漫画のサークル幹部会の中年女子、という設定だけで微妙な嫌悪感を覚えました。その上で高級感あふれる“シャレオツ”な店で気取りつつも、厚かましくてマナーの悪いところを隠しきれず、にじみ出る下品さ。そして、一見仲が良さそうに取り繕っているけど、実際は嫉妬や欺瞞が渦巻くドロドロの人間関係。
あとがきで「読み終えた後、厭な気分になるミステリ」=「イヤミス」と本作を呼んでいますが、本当にその通りの内容。今の僕が読むには、ちょっと毒が強すぎました。
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ファン会といって集まってその人の話を自分の知り合いかのように話す女たちは街にたくさんいるし、グループでの表に出さない争いも女特有、女にしかわからないようなことが陰湿に描かれていて、面白い!でも読み終わってイヤな気分になることは間違いない。
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昔の少女漫画のファンクラの幹部たち。
女が多いと見えないいざこざでドロドロ。
エミリーとシルビア、マルグリット・・・とそんな風にお互いを呼び合う中年ババアたちが怖い。
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少女漫画のファンクラブに属する、中年女性たちの生活や心情を描いた作品。ミステリーとしては消化不良であったが、女性同士のどろどろとした関係を巧みに描く作風は顕在。ひとつの出来事でも、それを見る/語る人によって如何様にも解釈され得るという、人間の身勝手さが強調される作品。
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最近『イヤミス』中毒期間です。『イヤミス』いわゆる嫌な気分にさせられるミステリーですが、後味悪いのに読みたくなる理由が分かるようになるまで当分ハマりそうです。この『みんな邪魔』改題前のタイトルに惹かれる人はオススメです。
『更年期少女』、、、もうこのタイトルだけで、イヤミスの予感がしませんか?