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秘密おもれー!耽美だ!推理小説が好きでホームズなんかを読破した私にとっては何だかそれらを読んでいるようなドキドキ感も味わえつつ、全体に漂うエロスな雰囲気にドキドキしつつ、みたいな感じで大変よかったです。
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読み終わった後に、刺青を「いれずみ」と読んでいた自分を殺したくなった。
雰囲気だけで背中がぞくぞくする。
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谷崎潤一郎の処女作。
短編集さがどれも読み応えがある。
初期の段階でこれほどまでに完成された豪奢な文章を書いていたとは筆舌し難い驚きである。
なるほど、日本を代表する文豪だけのことはある。
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これは エ ロ い
あはんうふん描写がないはずなのに全体から漂うそこはかとない色気、そして背徳感。濡れた文章と言うべきか。谷崎氏の文章は総じてエロいです。
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マゾヒストかつエゴイスト。めっちゃ気色悪いこと描いてるのになぜか文章に美しさを感じる。とにかく妖しげな女性美に満ちている。
ただ、「少年」はランチタイムに読むとげんなりしますのでご注意を。。。
「二人の稚児」が一番好き。
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刺青は間違いなくいい。谷崎の世界。
女と色と、それに奉仕し、食われる男。
秘密。女と鬼と仏。そしてそれを見る子。
何が言いたかったか。世俗の汚わいに染まれと?
完全なる純粋を保てと?
保てないので、完璧に汚れます。
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三回目くらい。
「苦しかろう。体を蜘蛛が抱きしめて居るのだから」
ってとこが好きよ。
やっぱり女性を見る目が面白いんだなあ。
今まで気付かなかったよ。
そんなに変態じゃない。美しくてきれい。
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美しい肌・理想的な肌を持つ女に女郎蜘蛛の刺青を刺す『刺青』。粗筋は知っていたのですが、読んでみると、『えっこれで終わり!?』という感じでした。あっけないというか物足りないと云うか。『秘密』は探偵ものです。世の中には、知らないままの方が幸せだったと云う事が沢山有りますが、これも知らなければ甘く・幸せな時が続いたのに、という事が描かれています。
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「親方、私はもう今迄のような臆病な心を、さらりと捨てゝしまいました。───お前さんは真先に私の肥料(こやし)になったんだねえ」
耽美派・谷崎潤一郎の世界観はマゾヒズムやらサディズムやら色々言われるけれどどこか品がある。
高3の現代文の授業で扱った作品です。
レジュメ作って発表したり、墨汁で蜘蛛の刺青を彫られた女の背中を描いたり・・・懐かしいなぁ。
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後期の穏やかかつ鮮やかな文章も好きですが、私としては初期のけばけばしいくらい絢爛豪華な文体が好きです。
飽和状態まで充満した甘く腐敗した臭いがたまらん!
こんの変態おやじめっ!
09.09.02 再読
ザ・お耽美と名付けたい。
「少年」なんて反吐がでそうなくらい嫌な話やのに、いずれ再読してしまう事でしょう。
08.09.01
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『刺青』が特に良かった…表題になってるだけのことはある!傍目からしたら「普通」から逸脱した可笑しく見えてしまう愛情表現や欲望は、当の本人達にしたら真剣そのものであったりするし、人間は誰しも多少は歪んだ願望を持っている筈。背徳感溢れる作品は谷崎先生ならではだな。上品なエロス。
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刺青/少年/幇間/秘密/異端者の悲しみ/二人の稚児/母を恋うる記(解説:河盛好蔵)
初期の短編集。耽美的。唯美的。特に「刺青」は美しいものが強者で醜いものは弱者という谷崎の基本姿勢を強くあらわしている。
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谷崎潤一郎の初期作品を集めた短編集。表題作の「刺青」はやっぱり格別に好きですね。ここまで女性の「美」を描くことに固執した作家も珍しいんじゃないだろうか。
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これもうほんとにたまらない。
「少年」とか「秘密」とかたまらない。
耽美。いやらしいのに爽やかなのは、幼いからなんだろうか。
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「幇間」までは2008年に読了済み。
女性に対する描写が繊細で綺麗。男性目線での女性に対する得体の知れない恐怖と、そこに感じる美しさ、ある種の快感がどの作品にも描かれてて、マゾ気質が無く男性でもなくてもなんとなくドキドキする(笑)
情景描写も女性の描写と同じくらい繊細。空想っぽい演出が特に綺麗。