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いつの間にこんな装丁に!!(爆笑)
谷崎のM性が露顕した作品。
ナオミがとっても好きな私もどうかしてますね…。
独特の「。」を使わない文体は心地良い。
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生々しい。
ナオミのような女には決してないたくないと思う。なれるはずもないけど。でも、ナオミに狂う男たちがまったく理解できないというわけでもなかった。
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ほんとうに、どうしようもないバカ男の話。でも、笑えない話。なぜかというと、一歩間違えれば誰もが譲二のようになり得ることだから。理性で抑えているけれど、秘めた思いは誰もが持っているはず。譲二は理性という砦を破壊し、本能の赴くままにナオミに向かっている。その姿は愚かだけれど、そこまで自分を捨てられるほどに愛せる相手に出会えたことは、幸せに値するのではないだろうか?
人それぞれの幸せの形について、そして、恋をする・愛するということの危うさ、相手に甘えきることの愚かさ等、人事ではなく考えさせられた一冊。
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ナオミのようになりたいと思った時期もあったものでした。そういう魔力があります。ナオミにあこがれる時期はもうすぎたけど、たまにパラパラ見て日本語の美しさにはっとします。背筋が正される気がする、そんな日本語があったのだなと気づかされました。
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学もある。地位もお金もある。そんな男の一生を、自分の魅力だけで振り回して駄目にしてしまう、なおみ。その素行は、下女出身のなおみの、世間に対する復讐だったりするんかなとか、いやこれぞ女の本領だとか、いろいろ思ってはまってしまう。なおみになりたい。
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なんとなく、いやほんっとなんとなく、この本には本屋のカバーをかけっぱなしです。笑。昔の本でも普通に読めた!悪女とえろは、いつの時代も共通。笑
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痴人の愛という題名。
恥の文化が廃れつつある、今の日本人にわかるだろうか?
愚かだとわかりつつも、ナオミにのめりこむ男。
恥という感情を知りつつも、ナオミにおぼれる男。
現代にこれと同じことが起こったとしても、笑い話にしかならないことが哀しい。
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中学の頃ある人に勧められて読んだ。何事も依存しすぎる事は哀れで滑稽。でも自分の中ではもういっぱいいっぱいで周りが見えなくなって自分の世界でしか生きれなくなってんだよね。
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私のは新潮文庫版ね。 表紙が綺麗。昔の人は繊細でまどろっこしいわねぇ〜 、と。途中で苛々した。でも字面が素敵です。
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「ナオミ」という言葉を生んだ妖婦の物語。ナオミという女性と、彼女に溺れていく男たちの物語。男って哀れな生き物だよねぇ
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高校時代推薦図書になっていたけど、内容的に…これ推薦するものなの…?って感じです。主人公がどんどん脱落していく様子が読んでいるとき弄くらしかったです。でも、昭和でこれを書いたんだから、当時はセンセーショナルだったのかもしれないな。
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ミイラ獲りがミイラになった?
我ながらアホだと呆れつつ、あれよあれよと堕落天国。
共感したくないけど、理解は出来る自分がやぁねぇ〜
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◇この時代の小説にしてはかなりセンセーショナル。男というのはきっといつの時代においても、良くも悪くもナオミのような小悪魔に翻弄される運命なんでしょう。
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好きな人は凄く好きですよね。小学生の時に読んで非常に萌を感じた、と言う人も…。
朱鷺はというと、何度読んでも好きになれない。ストーリーを思い出くなるせいで、この本は三度以上は読んでます。実はこういう魔のループを止めるためにこのブログを作ったのです。
文章は巧みで、一気に読みきってしまう面白さはあるのですが、どうせ堕落系なら文章は多少退屈でも悪徳の栄えの方が好きですね。自他共に認める変態の朱鷺には、変態要素が無いのがポイント低いのでしょうか。
ストーリーは身も蓋も無くいうと、主人公が、カフェで知り合った女性を自分好みに育て上げようとして失敗し、結局手玉に取られるという話です。いかにして人は堕落していくかを描いた話と朱鷺には思えます。いかにして男性が女性に堕ちていくのを描いたとも…。そういった意味では、女性にとってはなかなか参考になるやもしれません。
美女の色香に迷った英雄の話は多々ありますが、何故、そんなことで国を滅ぼすのだ、という長年理解できなかった彼らの心情が少し分かるようになれたのと、自信という自己暗示の効力について考えさせられたのは良かったかな、と思います。
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これも一気に読めます。サディスティックなナオミちゃんにこの彼が完全に骨抜きにされていく過程がおもしろい。。