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ハーバードのケーススタディのように多くの気づきや学びを得ることができます。本書の中でいくつもの「決断」がありますが、自分だったらという視点で読むといいと思います。一番印象に残ったのは日々の業務に追われ、経営で一番重要な「ヒト」のケアを怠ったのが失墜の始まりだったという点です。
人生にもビジネスにもタラ・レバはないが、もし当時の金融情勢が違っていたら倒産はなかったのではと思ってしまいます。これから起業を目指す人には絶対にオススメです。
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普通の人間が一生かかっても味わえないような濃密な時間をわずか数年の間に過ごしてきた著者の体験を知ると、サラリーマンとして日々悩んでいることが馬鹿らしく思えてくる.そう思えただけでも読んだ価値があった.
最近でこそ失敗談に関する本が増えたが、この本がきっかけとなっているのでは!?
○自分への教訓
・一筋の光明も見えずもがきく苦しんでいるときほど出口に近い
・周囲の人が誉めそやし大挙して来る時ほど、気を引締めて本質を見極めて冷静に行動すべき
・たとえ成功した(ように見えても)自信過剰になるべからず
(本人の力だけではなく、たまたm時流・協力者に恵まれた場合が多々ある.慢心すると逆境に陥った際に全てを失う)
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失敗から学ぶことは多い。
日本でベンチャーをやっていくのは大変なのだ。
読み物としても面白いが、経験を淡々と語りながら、そこに参考にすべき点が多々ある。
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ITバブルに踊らされた経営者の一人なのだろうか?
若くして大きな富を得て普通の人では出来ない体験と経験が出来た事は素晴らしい事だとは思う。
起業家とは良い意味でも悪い意味でもこういうタイプが一発当てるのだろう。
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まるで自分がベンチャー企業の経営者になったかのようなスピード感。
そして読了後は心にズシンと響くものがあった。
経営者としての視点や、銀行、取引先との付き合い方など、
いろいろと学ばされるところは大きい。
アメリカは会社を潰してもリトライできる。日本は犯罪者のように
扱われるというが、この状況をみるまさにそのとおり。
とてもリトライどころではなさそう。
(実際には規模はちがえど、再起している人も多いが。)
他のIT系ベンチャー経営も同じようなようなジェットコースター経営だ。
ただ、危機の時に大きなバックボーンから支持を得られるかどうかで
運命が変わっているように思う。
板倉氏の言うとおり、
倒産本というジャンルがもっと出てきたらとても勉強になるだろう。
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元ハイパーネット社長の方の本。ぜっちから倒産までの1年強を中心に倒産までの経緯が細かく書かれている。息苦しくなる。人。お金。売上。経費。コスト。夏野剛さん。早急な拡大。
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当時、IT社長としてメディアへの露出がたえなかった。高級車に乗り、豪華な食事をしてブランドを着こなしていた。Web広告のシステムが今後のカギになると他のIT起業が生まれたのも、それ以降であった。
ビジネスセンスがあったかどうか?は分からないが、現在している板倉研究所は金融面での事業内容であり軌道にのっていと感じられる。現在では、高級車にも乗らず、実家暮らしをしていると以前見たことがあった。
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バブルの仕組みが分かる本 - [書評] - 社長失格 ぼくの会社がつぶれた理由 | 諸葛亮孔明もびっくりですわのブログ
http://blog.amazedkoumei.com/2011/07/blog-post.html
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スピード感があって飽きさせない。文章も統一されていて読みやすい。
著者は大学をほとんどいかず、ずっと会社の創業をしてきた。自分を燃やせる壮大なビジョンを求めていた。PCゲーム作成からIT分野に強く、挑んだのはプロバイダ。加入者に無料でインターネット接続を提供し、そこに広告を連動させる。その顧客データを分析し有効な広告を打てる事が企業に広告を出させるメリットになる。
それが金策が回らず破産するのは、金融行政が変わり、銀行が自己資本比率を高める必要があった事が外部要因としては大きいが、当人も自身の経営責任と何度も述べるように、収益を固める事を優先せず拡大に走り続けた事と、人材をマネジメントできなかった事だろうか。
それでも実際の経験から裏打ちされた言葉は含蓄がある。
「ぼくには一つの理念があった。それはいかに自分の事業をつぶせるかである。」
「新規事業を立ち上げるに当たってぼくには一つのセオリーがあった。それは小さくテストして大きくスタートするというものである。」
それにしても、1996年にこの広告付き無料プロバイダが日本で一定の地位を得ていたら、その後のビジネス界はどう変わっていただろう。孫正義はいなかったかも知れないし、既成のメディアと組んで闘っていたかもしれない。今第4のメディアと言われるインターネットが広告とセットになったTVのような提供をされていたら、日本のITは進んでいたのか、遅れていたのだろうか。
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著者の板倉雄一郎氏が
経営していた
ハイパーネットは
インターネットを利用した
画期的なビジネスを展開して
ニュービジネス大賞と通商産業大臣賞の
ダブル受賞をします。
こんなに有望そうな会社が
その後数ヶ月で負債総額37億円で破産します。
アメリカのビジネススクールでは
「経営者の失敗」をケーススタディとして
学んでいくようですが
日本には
失敗した結果だけでなく
成功から失敗への過程を
詳細に記録したものは
あまりないため
この本は
そういう意味ではとても貴重だと思います。
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ITベンチャーの元社長がTVで薦めていた本。
学生時代にゲームソフト会社を設立し、その後数々のサービスを打ち出す。インターネット広告の新たなサービスで1996年には売上高約7億円、経常利益約2億円を記録したが、翌97年末に37億の負債を負って破産を迎える転落劇。
成功と失敗のケーススタディを通して、ベンチャーの在り方、そして起業家と経営者の違い、マーケットの変化の捉えることの重要性など多く勉強になった。
ビル・ゲイツや孫正義も登場し、実際のエピソードも非常に興味深い。
日本と米国のベンチャーを取り巻く環境に違いも考えさせられる。
読み物としても文章が巧くて非常に面白い。
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20億の融資を集めながら1年で倒産したベンチャー企業の記録。倒産に至る過程を赤裸々に綴った貴重な本。13年前の本だけど、日本でも失敗に学ぶ文化が必要じゃないか、っていう状況は何も変わってない気がする。
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単純に読み物として面白かった。
この手の企業話は個人的にすごく興味もあるし好きだ。
”渋谷ではたらく社長の告白”とか”すべては一杯のコーヒーから”みたいな本があればもっと読みたい。
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2012年記念すべき一冊目。
起業というもの、経営というものがどういうことなのか、この一冊でイメージがつかめた。
目の前のことだけにとらわれて、本来の目的を見失ってはいけない。
次に会社、事業をつぶすのは、何かを常に考えなければならない。
読み終わった時に、ふとアツいものが込み上げて来た。
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10年以上前の出来事だけど、気になったので読んでみた。
ハイパーネット社がわずか2年くらいの間に、頂点からどん底に落ちた状況…社長本人が書いているので、その時点での心情なども興味深かった。
しかし起業して成功する人のすごさって、誰が見てもすごいと思えるような発明をしてるんじゃなくて、「こう使えばいける」という気付きやアイデアなのかなと思った。