投稿元:
レビューを見る
就職浪人中のアズサは、履歴書の特技欄に“探し物”と書いて提出すると、山の上のぽつんとたたずむ不思議な郵便局からアルバイト決定の連絡が。
ようこそ、登天郵便局へ!
……郵便局に転職したいな(笑)
投稿元:
レビューを見る
特技は探し物という就職浪人中の女の子を、名指しでアルバイトに採用したのは不思議な郵便局でした。
荒んだ心を暖めてくれるようなストーリーを期待していたのですが、思っていたのと全然違ってしまいました。なりたいものが見つからないのはいい。こんなふうになりたい、と明確なビジョンを持っている人の方が少数だと思いますし。けど「なりたいものになるんだよ」の言葉でまず白けてしまいました。なりたいものが決まってて、一生懸命努力して、結果なれる人がどれだけいるの?いくらファンタジーでも呑気すぎないか?と。するとヒロインの呑気さがひどく苛立たしくなり、自分が見つけたものにたいする周囲の反応を見ても一人誇らしく思っていたりする態度に眉を潜め、そんな彼女が局員たちに大事にされるという展開にため息をつき…の負の連鎖。要は、友達になりたいと思えるヒロインではなかったんです。
きっと自分には優しすぎる作品なんだと思います。もっと気持ちに余裕のあるときに読んでいたら、また違ったかもしれません。いっそアングラ系のお芝居仕立てになっていたら楽しめたかも。
投稿元:
レビューを見る
あまりにも現実離れしている為に(タイトルも幻想だが…)うまく入り込めず、何度も途中で読むのをやめるか迷った。テンポが悪い…。最後まで読むとなんとなくスッキリするようなしないような…
投稿元:
レビューを見る
世界観はおもしろい。
けど、投じた物語が出だしはいいものの
きれいな放物線を描かずに
頂点に達する位に落下して着地失敗してる印象。
たとえば大奥さまと歩くん。
大奥さまの変貌ぶりが不自然。
着地が下手じゃないか?
歩くんはいきなり現れて消える。余韻を残さない。
また、テディベアに食い殺される郵便局員。
死に方あっさりすぎる。後で、甦ること前提に書きすぎてるだろ。
人とのつながりが冷淡すぎる物語。
作者の人柄が出ているのだろうか(文庫のあとがきを読んだ故の分析)
食い殺されると表現したが、この場面の表現のディテールが残酷。
冷淡さも相まって、不快になった。
というのも、煽り文から、私がこの物語に求めているものは
癒しだったからだ。しかし、所々期待を裏切られた。
彼岸と此岸を結ぶ郵便局。そこで働く少し不可思議な局員たち。
そこにふらっと入り込んでしまった、人生落ち込んでいる主人公。
そこで起こる心温まる物語...かと思ってたんだもん。
実際はわりかし霊的なホラーな表現が多くて怖かったりするし、
心温まる物語がひとつひとつ紡がれていくわけでもないし。
この作者はミステリーと何かの要素を掛け合わせるのが苦手なんだろうなと思った。その要領を得ていないというか。(あくまで私好みに)
一つの謎をほったらかしにしすぎてる。一つ一つの章の区切り方をミスってる感じ。木簡やら、真里子さんやら、歩くんの兄母登場のタイミングやら、カラス青木さんネタやら、、、、章を越し過ぎだろ。欲張りすぎ。せめて、例えば歩くんネタだけでも一つの章に収めるろかすればいいのにと思ってしまいました。
文庫のあとがきを読んだせいでなんだか批評家化してしまった。。。
とはいえ、買ったその日に一気に読み終えた。とてもあっさり読み進めることが出来た。 癒される物語を希求していたこともあるやろうけど。
===2014.04.14~自分の引用を読んで
諦めない人というのは、二度と戻ることのできない線が、実はすぐ近くにあることを知っているから。的な。
矛盾していること言っているとは思う。死という線ではなく一般的な線、たとえば本番一度きり勝負みたいな感じだったら、死と同じくもう一度挑戦できない訳で。だからこそ、本番までの期間に、諦めずにがんばるわけだけど。
何度も挑戦して、納得する結果が出るまで粘り強くがんばることは素晴らしいのだろうけど、それは恵まれていることを再確認。何度も挑戦することを癖にしないように気を付けよう。一度きりの勝負にきちんと照準当てて努力できる人間にならねば。
投稿元:
レビューを見る
解説から。
死が身近にない人間はらじつに簡単に弱音を吐きます。死にたい、とすぐに言ってしまうことがある。でももし身近に死があったら、軽々しく言葉にできるでしょうか。簡単に諦めない人というのは、死という二度と戻ることのできない線が、実は生のすぐ近くにあることを知っているからこそ、踏み越えてしまわないように全力を尽くすのではないか。堀川アサコという作家を知り、この物語を読んでそんな気持ちになります。
投稿元:
レビューを見る
微妙だな。
帯に
「読書メーター・読みたい本ランキング一位」
「ブクログ・文庫本ランキング一位」
とあったので、つい買ってしまったんだけど、
きらいじゃないんだけど、それほど面白いとも感じなかった。
このダブル一位攻撃って、映画の宣伝によくある、
「全米No.1」のパターンか?
あれって、やたら「全米No.1」があって、
結局のところ、何が「全米No.1」かが判らなくなる。
投稿元:
レビューを見る
世界観は好き。
彼岸と此岸をつなぐ登天郵便局。
死にゆく人と、何者にもなれない特技は探し物の主人公との交流
特別な環境なのに、まるで何事でもないように流れる異端の日常。ゆったりした話の流れは素敵。
ただ、作者の主張もぼんやりしてるし話としてもそれほど印象に残らない。マジックリアリズムもここまで平凡に帰すると物足りない
投稿元:
レビューを見る
一人称で綴られる出会いと喪失の物語
未だ成長過程である だけでは説明のつかない空虚さを孕んだ主人公から見える世界は、出会いは激動で、別れは唐突に思われる
結末に至る場面からすらすら読める本。
読後感に残るのはふわふわとした浮足立った感覚と、やはり激動である出会いへの仄かな期待感。
投稿元:
レビューを見る
此岸と彼岸の間に在るという郵便局を描いたファンタジー。
就職浪人中の主人公は、この不思議な郵便局にアルバイトとして雇われ、
およそ想像だにしなかった数奇な日々を体験するのでした。
読み易い文章で、読了まで数時間とかかりませんでしたが、
此岸と彼岸の間という設定も相まって、曖昧な内容だったように思います。
そしてまさかの終盤でのミステリー展開(汗)。
終盤の急展開の影響で、それまで積み上げた物語の印象が
酷く弱いものになってしまったのではないかと思います。
ただ、ファンタジー抜きで考えると、こんな郵便局もアリかなと思います。
残された遺族の「想い」を預かる郵便局。届けることは不可能でしょうが、
こんな公的機関があれば、勤めてみたいものです。
とりあえず、総評としては「なんとなく良い作品」といったところでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
ものすごく読みやすかった。一瞬。
就職浪人のアズサがバイトを始めたのは
曰く付きの登天郵便局。
郵便局には花がたくさん咲く、広い庭
愉快な職員たち。
そして近くには心霊スポット。
でも実はその登天郵便局に来るヒトのほとんどが幽霊。
職員も実は…
ホラーな話なのかと思いきや、
すごく暖かい、
幽霊による、人間ドラマ
幽霊の真理子さんを殺した犯人とは?!
郵便局vs神様
となんだかてんこ盛りの内容に
振り回されるアズサ。
一緒に楽しく振り回されました。
投稿元:
レビューを見る
作品全体になんとなくただよう倦怠感。ほんわか系なんだけど、たまに突然殺伐とする感じ。嫌いじゃないけど盛り上がりもしなかったなー。
投稿元:
レビューを見る
やりたいことがよくわからず、就職先も決まらない主人公が、死後の世界と現世との間にある郵便局でバイトをする話です。
郵便局では変わった職員やお客さんが登場し、不思議でおかしいけど、少し悲しいような寂しいような、という感じの話でした。
投稿元:
レビューを見る
ファンタジー込みのミステリーとして楽しむものではない。あんまり伏線が上手く活かされてる気がしないから。
キャラクターはみんな個性的ですごく面白い。最近の作品だと、生者と死者をつなぐという点で辻村深月さんのツナグと同じような世界観ではあるけども…考えさせられるものはまったく違う。あちらよりはこの幻想郵便局の方がまったりと読めるしどちらかというと癒されます。ぜひ続きを読みたい作品。
投稿元:
レビューを見る
ジャケ買い&設定買い。
ぽやーっとした主人公だったけど、意外とがんばる時はキリッとするような…慣れたと思ったらまだ驚くかーとか。全体的にぽわぽわか。
カテゴリーはホラーと迷ったのだけど、どっちかといえばファンタジー色の方が強く感じたのでファンタジーへ。
多分続巻(関連作?)の映画館も読みます。
投稿元:
レビューを見る
荒唐無稽なシチュエーションのお話。
スンナリ入れれば、爽やかな物語。
私にはチョット波長の合わないところがある。