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妖怪研究家・化野燐氏の渾身の作家デビュー作。
待望の文庫化に文庫史上主義の私は飛びつきましたよw
第一巻ではオープニングに近い部分しか語られていないようですが、先を思うと期待大。
一つだけ残念なのは表紙のイラストが新書の方の物と違っていた事。
結構新書でイメージを膨らませていただけに残念ですw
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人間が持つ果てしない欲望と、その引き合いに出された妖怪、
そして巻き込まれながら懸命に戦う一人の女性と一匹の黒猫。
馴染みある妖怪たちが全く予想だにしない形で次々と現れる、
続きが気になって仕方ありません!!お勧めです!
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学園都市を舞台に一冊の本を争う謎の一派と司書。良い妖怪蘊蓄とアレなアクション描写のラノベでした。(つづく)
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この人、必要性を感じないところでセリフを改行する・・。例えば「間」があると改行するのかな、とかルールというか理由を見出そうと思いましたけど、結局はわかりませんでした。セリフが気になったっていうのもありますが、キャラクターにも魅力を感じず、展開も趣味じゃなく、ダラダラと読み終えた気がします。京極夏彦っぽいのかな、と思ったけれど、ぜんぜん違いました。有鬼派と無鬼派の戦いがすごいライトノベルちっくで・・って思ったら、新書版のときの表紙はアニメ絵でした。それなら納得です。あと、どうもセリフが嘘くさく、特に鬼神論についてディベートしているときの白石たち学生の会話なんて不自然極まりない。彼等が話している内容自体は興味深く面白かったですが。特に作中に出てくる文献の多さにはびっくり。歴史の教科書で学んだような文献もゾロゾロと出てきて、それらも関係あるのかと驚き。
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題名が面白い。
「なにそれ!」と思わず手にとってしまった。
シリーズもので、『蟲猫』はその第一巻にあたる。
憑霊(あるいは鬼神とも呼ばれるもの)を召還・行使できる”科学的な”技術が編み出された、という設定のもと、その技術が記された本『本草霊恠図譜』を巡る二派の争いが基軸となる。
”科学的な”霊の召還と行使というのは、設定だけ聞くとなかなか面白いのだが、読んだ限りだとまだ”非科学的な”ものとしか読み取れない。
呪法装置(これには人の死体が使われたりするようだ)の上に特殊な言語をソフトウェアとして走らせることで、人の妄想などを実体化させ行使する技術……らしいのだが、現時点ではその技術もよくあるオカルト的な儀式の範疇にしか読めず、”非科学的な”ものである。
現実的に考えればなにをどう説明しても、霊を行使するというのは”非科学的”なものなので、あとは作中でどれだけその技術を”科学的”なものとして読ませてくれるかだと思う。
登場人物において言えば、敵側の勝呂が一人だけ異様によくできている。
陰険で非常に気持ち悪く、読んでいると嫌悪感が沸く。
そのために作られた人物であろうから、役としては大成功であろう。
ほかにも登場人物はいるが、まだ第一巻ということであまりキャラ立ちはしていない。
これからどのように描かれていくのか、気になるところだ。
なお、文体はかなり軽め。
改行も多く、さくっと読める。
がっつりとした伝奇ものを期待すると肩透かしを食らうので注意。
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○2009/06/03
中古屋で背表紙に惹かれて手に取ってみた。状態が綺麗だったのでそのまま購入。妖怪モノか、わくわく、と気軽に構えていたら結構ヘビーというか色々と熾烈でびっくりした。妖怪描写というか戦いのこまごましたやりとりがリアルで怖い。
何でかタイトルのイメージから妖怪と絡みつつ探偵系で一巻ごとに事件解決でもしていくのかな、とか思ってた自分に教えてやりたい(笑)
いや、でも面白かった。元の講談社ノベルスってラノベの部類?確かにメイン何人かはすでにキャラは立ってたし妖怪憑きということで面白く動きそうではある。
というか、この人なぜ台詞を句読点ごとに改行するんだろう。学生たちの会話の応酬のあたり、無駄にスペース空きまくってて変な感じ。
でも色んな妖怪とか古そうな文献とか、見てるだけなら楽しそうな(実際読むのはすごい大変そうだ 笑)ものがずらりと並んでいて興味をそそられた。参考文献のとこを小話にしちゃうのも面白い。
てっきり1巻でなにかしらのケリがつくだろうと思ってたのにまったくの序章扱いでびっくりしたけど、後日気が向いたら今度は図書館にて借りようかと。
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妖怪伝奇アクション。
好きそうな内容だなぁ・・と思って読んだのですが、暗くて文章がカタイまだ5巻までしか読んでないけど。
ストーリーが進むうちに★×3くらいにはなっていきますが、この先は読むかどうかは未定・・
とりあえず、「蠱猫」「白澤」「渾沌王」の3冊でひとつの区切りにはなります。
第?部完結として1〜3巻を1冊として読むべき。
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文化人類学の色が強くて、非常に好みではあったんだけど
踏み込みづらくで、惜しかったなぁ
シリーズのラストだけよみたい
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妖怪ものが好きなのと、前評判もそこそこ良かったので、まとめて購入。
とりあえずまだまだ序章ですが、文章の表現が好きです。
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装丁と中の挿絵(というか版画)がとても良くて買ったのだけど、内容は……あんまり、かも。
ただの序盤戦でこの厚みなのか? と疑問に思ってしまった。
テンポが合わないんだろうなぁ。
図書館、化生の者、陰謀……と好きな要素は満載の気がしたのに。
残念。
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化野さん始めてだったけどこんな感じなのねー、という感じ。
正直に言うとラノベみたいだなっていうのがとても印象的でした。
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書籍についてのうんちくが一番面白かった。美袋玄山記念図書館の蔵に行ってみたい!個人的にキャラがいまいち盛り上がらない。続編読んでいけば違うかな…。
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話は、とても面白いと思うのですが、シリーズ全般に渡って、話の展開パターンが同じなので、ワンパターンが嫌な方にはお薦めできません。
でも、話は面白いです。私は、文庫の方で購入してしまったので、ノベルズで出ている巻まで早く読みたいです!!!
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岡山県出身の作者が県北の学園都市(津山?総社?)を舞台に描く妖怪変化がゾロゾロ出てくる学園伝奇ライトノベルでした。
3部作か4部作になるらしいので本作はほんの序章。登場人物と関連キャラのお披露目といったところ。
年末年始の暇つぶしのゴロゴロ読書には最適かと・・・
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久々に感想。
妖怪ものでかっこいいものが読みたい、で選んだのがこれ。
作者の名前が激しく妖怪を主張していたので(笑)
感想としては思ってたのとは全然ちがったけど面白い。
最初想像してたのは青白い男の人が妖怪についてどーのこーの言う感じ。
実際はキリッと格好良いおねーさんがドガーン!バーンとアクションする感じ。
読みやすさは格別で長さが気にならない。(しかし妖怪好きは本当に長編が好きだなぁ(笑))
逆に言うとラノベっぽい軽さがあって嫌いな人も多いかも。
仕立ては菊地秀行とかが近いかもしれない。
もうちょい見せ場をあざとく(ラノベもしくは某魔界都市並に)してもらえると萌え(燃え)要素が多くなるのになぁとか思う。
ラノベ・謎解き・妖怪・ハードボイルド・サスペンスどれも押し出せる素敵な設定なんだし。
ともあれ四冊ともぺろっとイケたので次にも期待。