投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
仕事ばかりしている女性にそっと手渡したい。
肩の力が抜けて楽になれる雰囲気をもった話だった。
旅に出て、ちょっと違う日常を過ごすことって、自分をリセットするのに必要なんだろうな。
旅する時間が欲しいわ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
2013/04/17読了
表紙で目を奪われた。軽く立ち読みして、購入決定。
旅かバイクか、その両方もしくは片方でも好きなら読んで損は無い。風を止めずに走る凪が、愛車サイハテと一緒に駆け抜ける。
それがもう、格好いいのなんの。
キャリアに悩まされ、社会の上のほうで生きることを決めた女性たちが、旅路の果てで出会う「出逢い」。
物語としてはすごく単純だがそのシンプルさがいい。
オートバイを愛し、オイルまみれになって、自慢のハーレーで日本を自由に駆け回る少女。冬の果ての地で鶴と一緒に生きる男性。
どんなに辛くても旅を続ける人々…
虚勢を張るのを止めたとき、ちょっとした爽快感が生まれる。
危険だけど自由にバイクを乗り回す娘を見守る母親の視点もあって、それで締めてるっていうのが一番効いたかも。娘がもたらした出逢いで、再出発できるというのも素敵だよね。
久々に良い短編集に出会えました。オススメです
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「旅に出よう。人生を、もっと足掻こう」って言葉、いかにもだけど、いいなあ、うまいなー。話の展開がうまくいきすぎて何度もツッコミをいれたくなったけど、いやされました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
様々な女性達の再生をテーマにした短編集、
中でも題名にもある「さいはての彼女」には、震えました。
サイハテに乗るひたむきさの美しい女性と、
それに感化されていく一人の強い女性、
“ナギ、生きるんだ。越えていくんだ。”
最果てを目指すその二人の在り様が、一陣の風の様で、
心の澱を洗い流してくれる、風のような物語でした。
また、「さいはての彼女」の sideB となる、
「風を止めないで」もよかった、、
“ハーレー乗りって、みんなロマンチストなの?”
こんな話を読んだら、バイクに乗ってみたくなりますね。
まぁ、免許は持っていないんですけども(汗
“この風、止めないでね。”
自分の心の風を止めずに、ただひたむきに、、
そして真っ直ぐに乗っていきたくなる、そんな一冊。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
楽園のカンヴァスに続き、原田マハ作品2作目。
短編集なので読み易く、あっという間に読み終えてしまった。
いろんなレビューに書かれているとおり、旅に出たくなる。そして旅先でいろんな人と出会いたくなる。
ちょっと日常から離れて、自分を見つめ直すのも必要かも。
もっともっと原田作品を読んでみたいな。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
一気読み!、、ギスギスした世界をぶっ飛ばす~雄大な冒険。心の靄を洗い流す~清らかな染みる風景と手紙。居場所の見つめ直し~秘密戦隊の地。ロマンチスト上等!~風みたいな子の里。・・旅へ誘う様な魔法も有り♪…ラスト一行まで魅せる女性たちの不思議な磁力を持つ各短編。良いわぁー、この本!読まれたり!!。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
安心を手に入れようとして、私たちは壁を作ったり、線を引いたりする。
いつしかなぜその壁を作ったか忘れ、線があることすら忘れる。
で、ふとした時にその存在に気付き、囲われた部分の狭苦しさに息もできなくなったりする。
誰より自由だと思ってる人ほど、実は。
行き詰まってムキになりかけてる人へ。
たまには投げ出してもいいんじゃない?
しつこく足掻けばいいんじゃない?
カッコ悪くてもいいんじゃない?
その「カッコ悪さ」って、実はそれほどでもないかもよ。
そんなスカッとした気分にしてくれる人と風が満ちています。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
短編4作。旅がしたくなる本。たまには距離を置いて色々なことを見つめ直すことも大切だなぁと思う。
2013/05/24
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
疾走感がきもちいい。
バイクで北海道を巡る物語だけあって、読み終えたらそういう気持ち良さが残りました
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
妙齢の4人の女性たちの再生物語。
セレブな上に美人でお高くとまってる・・・ときてマハさん作品にしては珍しく主人公に好感持てないなあと思って読み始めたけど
ハーレーのカスタムビルダー・ナギちゃんが素敵だなあと思った頃にはこの短編集をすっかり楽しんでた(#^.^#)
親友の二人の旅物語もじーんときたなあ。
ナギちゃんのお父さんの言葉にはグッときた。
自分で率先して引いてしまった“線”に自分で苦しんでいるんだな。
大変かもしれないけど自分が引いた線なら自分で取っ払って越えてくしかないんだよね・・・って実感した。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
原田マハさん初読み作品。
仕事や恋愛、そして日常に行き詰まったり、空疎感を抱いた女性たちが、旅での出会いや風景によって、都会生活では味わえない経験を経て人生を再生する物語。
登場人物の中で、ナギの存在感が圧倒的だ。風のごとく颯爽としていて、生きるエネルギーを与えてくれる。「線」を越えろ!どんどん越えていくんだ!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「凪」の漢字の中の「止」の部分を抜くと「サイハテ」と読むらしい。女の子の名前が「凪」(ナギ)バイク乗りなので止まらないというところから、ハーレーに「サイハテ」と名づけて各地へツーリングに出かけては、各地で男女問わず友達になってしまう彼女。ハーレーのカスタムを職にしていて、とても華奢であるが、いい女って感じが伝わってきます。風に乗ってどこまでも行くっていい気持ちだろうなぁ...
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
一直線に伸びている道。さいはての消失点を目指して前へ進んでいく。目的地ではあるけれど着いてしまいたくない気持ち。でも僕たちは、歩を止めるわけにはいかない、ということだね。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
さいはての彼女と風を止めないでが非常によかった。
主人公の女性たちが人の出会いを通じて立ち直っていく姿を描いた作品であり、さわやかに前向きになれる。
彼女の作品は言葉を操るのがうまいなと思った。
短編集ではなく、長編で読みたかった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
失意のまま、沖縄でのバカンスのはずが送り込まれたのは女満別だった。そこで偶然出会ったのはハーレー「サイハテ」に乗るナギだった。
定期的に女友達との2人旅行を楽しんでいたが、相方の母親が倒れて1人、憧れのホテルにバカンスに来た。
職場のトラブルで知床に来た彼女が出会ったのは冬の夜空に舞うタンチョウヅル。
旅っていいなって思わせる。単純な話なんだけど、読んだ後に爽やかな風が吹いたな。