紙の本
バランスがいま一つと感じた
2010/05/16 21:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は分量のバランスがいま一つだったのではないかと思う。第一話「呪われたゲーム」が約6割、第二話「ハクアの休日」と第三話「レイニー・ブルー・ストーリー」が約2割ずつ。しかも、最大の紙幅を取っていた第一話は、本物の悪霊が仕込まれたギャルゲーと、その悪霊を祓いに来たドジっ娘巫女お姉さんのエピソードだったのだが、桂馬が一人で呪いのゲームを攻略しつつ、並行して巫女の阿倉川紫埜とエルシィが悪霊と対峙するという展開で、肝心の桂馬と攻略対象者との間のコミュニケーションが不足しがちだったように思う。駆け魂狩りはどちらかというとおまけというか。
第二話はいつも通りのハクアだし、ちょっと遊びに行くだけなので短くても良かったのだが、第三話は分量が少なすぎて、展開が急すぎた気がする。
1冊で3度おいしいというのも良いかもしれないけれど、小説が持つ情報量の多さという特性を生かして、漫画ではなかなか難しい、深く掘り下げるという方向に行ってみるのも良いのではないかと思う。
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若木民喜先生が週刊少年サンデーにて連載中のマンガをノベライズ化したもの……の2巻目。
「テイストの違うストーリーを3編収録」とアナウンスされており、裏表紙にもその内容が書かれておりますがホントにその通り。
・プレイすると殺される呪われたギャルゲーの攻略
・ハクアとの1日デート
・天才少女の育成
この3編が収録されています。
ここで僕が評価したいのは3話目にあたる「レイニー・ブルー・ストーリー」であり”天才”という属性を持つ風瀬青羽の攻略。
今回、オリジナルヒロインがふたり登場するのですが、直球な攻略はどちらに関しても行っていません。
この風瀬青羽は”天才”です。
どんなことでも簡単に、人並み以上に出来るが故、何をしても満たされることがない。
何にも興味が持てない。
だから何も大切に思えない。
”欠けているものが多すぎる”少女。
欠けすぎている心を埋めることは不可能に近い。
限りなく攻略不可能な少女。
そんな少女を桂馬はどう攻略するのか。
彼女はすぐに理解した。
何を?
全てを。
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「お前はいったい、何者なんだ?」
「わたしは」 「あなたの」 「あなたを追いかける者。いつかあなたと並び立つ者」
理解していた。
いつか別れが来ると。
理解していた。
ずっと一緒にいることは出来ないのだと。
理解していた。
ならば。
「せめて誇り高く別れたい。わたしはあなたと並び立つ者になりたい」
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原作・ノベライズ。
どちらも含めて。
現在に至るまで唯一。
桂馬と対等なところ。
同じ場所にいたヒロイン。
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神のみぞ知るセカイのノベライズ2冊目
ホラーなお話、地区長とデート、後輩の育成についてのお話。
個人的には最後の話が一番神のみっぽくて好きだった。
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話が2本と、ハクアのインターバル短編。小説1巻が2人で1本だったのに対してこっちは2人の話が別れていてよかった。
ただ世界観やキャラが漫画と何となく違う、気がしてしまったので。。落とし方もあまり移入できなかった。あくまで個人的にっ。インターバル短編やイラストについては公式派生らしくイイと思うし、原作好きで揃えるのはアリっ!
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1が2人同時攻略でちょっと詰め込みすぎの感じがあったのだけど、
2はちゃんと話ごとに分割してくれていい感じでした。
が、最後の3話目がもう少しボリュームが欲しかったかなあという気はしました。
内容は、本編にあって遜色ない感じでとても良かったし、それでも今回は外伝なんだなあと思う感じでそれも良かったかなあと。
そして、なんと言ってもハクアの話を作った辺りはツボを押さえてるなあと。
まあ、僕はハクアそんなに好きでもないですけどね(w
本編でとりあげられる事はもう無いでしょうけど、良い話だったと思います。