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新聞記者とはこうあって欲しいという著作。自分の目で見て、自分の耳で聞き、自分の頭で考える。東京新聞が他の新聞より一歩抜きん出るのも宜なるかな、である。
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先日アカデミーヒルズで行われた著者と元経産省官僚の古賀茂明氏の講演に参加し、著書を買って帰ったのがこの一冊だった。
内容は現代ビジネスに毎週連載されたコラムが30本収録されている。WEBサイト上の記事が書籍になった体裁となっており、非常に読みやすく、内容は官僚とメディアの問題、原発・東電問題、野田政権から安倍政権にかけての増税問題・金融政策などについて書かれている。
官僚の既得権益を批判する立場は一貫しており、東京新聞論説副主幹という立場でありながら、ここまで率直にモノが言えることはすごいな、と思いました。
建設国債日銀引き受けの報道の誤りについては、メディアの報道をそのまま鵜呑みにしていた自分は、コラムを読んで目からウロコが落ちるような気分でした。
色のついていない情報を取捨選択していると思っていた自分としては、実は客観的に見える新聞・テレビの報道の裏側にさまざまな世界が広がっていることに驚きでした。
古賀茂明氏と同様、舌鋒鋭く既得権益や組織に孤軍奮闘しています。長いものにまかれない戦闘力の高いお二人です。
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人間は、生きていく上でいずれかの組織に属さなければならない。
しかしながら、組織の論理に埋もれてしまってはいけない。
常に、当事者でありながらも、大きな正義の下で、常に俯瞰する立場で自らの行動をコントロールしなけらばならない。
ジャーナリストそいう身分であれば、尚更上記の態度が求められる。
財務相を筆頭とする霞が関官僚の資質も劣化の一途を辿っているが、マスゴミの劣化はそれ以上に由々しい現状だ。
インターネットの世界がますます広がっていく状況の中で、ジャーナリズムが生き残れるのか、日本の今の状況を鑑みれば今後の展開は悲観的にならざるを得ない(涙)。
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ますます東京新聞を読みたくなった。
だが悲しいかな地方では無理か。
検察が今の政権に「困った問題」を起こしそうと長谷川さんは予想する。
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端的に言えば、官僚も、政治家も、マスコミも、自分のことしか考えてない小物ばかりだということ。
自分のことでなければ、手にした権力で神にでもなったつもりかね。
無知なる力の集合である「国民」は力の源泉ではあるのだが、それをいかに利用するかしか考えないのかねえ。
ネットの再録というのがちょっと気に入らないんだけどね。その時代がわかっていいかも。
ちなみに、ここでいう政府は、民主党だよ。
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【由来】
・amazon
【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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