投稿元:
レビューを見る
2006/10/10購入。未読。瀬名秀明は、ブレイン・バレー(上)を鞄に入れっぱなしのママ半年くらい経ってしまってしますが、つい購入。
投稿元:
レビューを見る
瀬名秀明の長編第三作です。
PEやBVのような圧倒的なスケールを感じさせるSF小説ではなく、藤子・F・不二雄的、少し不思議な物語でした。実際、本作は藤子先生に捧げられています。ドラファンの私は満月博士とミウにはちょっとにやりとしてしまいました。
ジュヴナイルものとしてもほのぼのとしたところがあって、なかなか面白かったです。
終盤の怒濤の展開もメタ的で面白かったのですね。
投稿元:
レビューを見る
パラサイト・イブの作者が放つどちらかというと青春モノ。こういうのをボーイミーツガールというのであろうか。
科学者である筆者が、フィクションつまり嘘を書くことに苦悩してるのがよくわかる。
そんなメタな話を抜きにしても十分面白かったのに。
投稿元:
レビューを見る
失礼ながら脱理系作家を目指す足掻きを感じた。
前半、まったく面白さを感じられず、なかなか読み勧められなかった。「お?」と思ったのは100ページを過ぎてからだった。
最初はバラバラだった物語が、後半絡まりあっていく様は、なかなか面白い展開だった。物語は「見せ方」が大切とは、この人の心の叫びのようでもあり興味深かった。
でも私は、いつもの理系物語が好き。
投稿元:
レビューを見る
2010 1/24 読了。友人に借りて読んだ。
中盤、Museumに関しての蘊蓄や描写、「見せ方」の話のあたりや啓太との確執部分が非常に面白かった。
アピスが出てきてからはあまり物語に入り込めなくなった・・・なんでだろう?
投稿元:
レビューを見る
冒険小説なのかどうかよくわからないけど、帯の文句で冒険小説にカテゴライズしました。
時空を超えて移動することができる不思議な建物「THE MUSEUM」から始まる、壮大なスケールのストーリーです。
投稿元:
レビューを見る
話の素材が面白かったし、展開も嫌いじゃないんだけど、いかんせん長すぎた…。
遅読の自分としては、話が長い上に歴史や博物館のシステムに関する説明が多すぎて読み進めるのがつらかった。
大枠のストーリーは好き。
投稿元:
レビューを見る
こんなミュージアム行きたいよ!!本当に!!行きたいと願った美術館博物館図書館・・・などなど、自分の行きたいところを心に浮かべるだけで行ける。時間を遡ることも出来るから、劣化していないそのものを見ることが出来るし、ただ見るだけでなく、手にとって触って…五感をフルに使って鑑賞することができるなんて素晴らしすぎるよ…!羨ましい。亨くん、わたしも連れてって。。。
このお話はトオルと美宇の冒険パートとそれを書く小説家となった亨くんパートと2つの視点で話は進められており、前者はとても面白かった。
だけど、この本を入れ子式にする必要はあったのかな?2人の冒険の物語にして最後は蛇足だったんじゃないかと思ってしまった。
解説を読むと瀬名さんが描きたいことの1つであるようなので、大切何だろうけれど、ま、個人的な考えです。
最後変なこと書きましたが、めちゃくちゃ面白かったです(^^)
わたしの博物館に行く意義や楽しさを文章に表してくださったのもあり、スッキリしました。
投稿元:
レビューを見る
***** 図書館抄録 ***** 20年前の夏の午後、ふと足を踏み入れた洋館で出会った不思議な少女・美宇。黒猫、博識の英国人紳士。その奇妙な洋館の扉からトオルは時空を超えて、「物語」の謎をひも解く壮大な冒険へと走り出した−。 *******************現代の世界・作家自身、20年前の世界・小学6年生の少年亨(トオル)、1859年エジプトの世界・オーギュスト・マリエット。>なぜ物語には始まりと終わりがあるのだろう。3つの時代を行きつ戻りつしながら、物語はながれていゆく。小学生最後の夏休みの午後。友達と過ごす時間、宿題、登校日、教室、プール、図書室。エラリー・クイーン、映画「ナイル殺人事件」、ドラえもん。なにもかもが、私にとっても懐かしい世界。思わず私も、瀬名氏と「同調」してしまいそう。ノスタルジックな部分だけではなく、アカデミックでSFでファンタジーで冒険もあり、てんこ盛りに楽しめた。現代の作家自身の部分で、盛り上がった気持ちがダレテしまったり、場面転換が急で、気持ちが繋がらなかったりする箇所が多かったのはちょっと残念。些か物語が複雑だったので、暑い夏の日にまたゆっくり読み返してみたいと思った。たなぞう「すずめ」さんのご紹介本。ありがとうございました。
投稿元:
レビューを見る
古代エジプト、19世紀の遺跡発掘、現代、そして未来を繋げる壮大なファンタジー小説。
理工系大学院生という肩書きでデビューした筆者が、おそらく様々な批評を受ける中で、小説論を追求してみた実験的な要素もあるようだ。
物語の構造が複雑で、半分くらいまでは読むスピードが上がらないが、後半にかけて一気にスピード感が増す。
が、やはり情景描写は、著者のイメージが高度すぎて、文章では伝わりにくかったように思う。
投稿元:
レビューを見る
冒険要素のあるSFが読みたいと思って購入。
少年時代の爽やかな感覚があり、そこはよかったのだが、かなり物語が長く、途中退屈してしまった。
文学的というより映像的な作品。
SFやファタジーの映像表現の技術が進んでいる今、この作品が持つような映像的な要素の価値は減っているのかもしれない。