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乙武くんの著書、いろいろなテーマで始まるが、最終的には同じことにまとまるのだと感じる。自己肯定感。嫌み抜きでそれを真っ正面から発信するためか、同じことを繰り返し言われているのにも関わらず、毎回気づきがあり、感心してしまう。次の著書も読むことになるだろう。
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感想:大学の大先輩の乙武さんの最新刊。テーマである「自己肯定感」について、自分自身の幼少期、教師時代、父親という3つの切り口で語っている。
まず、この切り口が非常に分かりやすい。幼少期という「受ける側」の体験と、教師時代、父親という「与える側」の経験の双方の視点から語られているところが良いし、個人的には「教師」の経験がポイントになっている。やはり、自分の子供だけの教育と、教師として他人の子供も教えた経験があるのでは全く説得力が違ってくる。
子供に「愛を伝える」ことの大切さを語っているところが印象的。
日本人からすると、アメリカとか欧米人はいつも自信を持って自分の意見を言うイメージがあるが、それは著者が言う「自己肯定感」を幼少時から存分に育んでいるからではないのかなと感じた。例えば、"I love you."と親が子に日常的に言うこと一つとってもそう。自分のことを自分が認めてあげるには、他者から認められることが何より。ましてやその他者が日頃からいつも一緒にいて、最も近い関係にある親であれば、それ以上効果のあることはない気がする。
自分の頭で考えて、判断すること。1人ひとりが違っていていいんだということ。
どちらもこれからを生きていくためには欠かせない力であり、考え方。
この二つの土台となるのが「自己肯定感」。
それを育むためには、子供に対して「愛を伝える+ありのままを受け入れる」が大切。
分かりやすいし、いくつも共感できるポイントがある良本。
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新書特有の取っつきにくさがなくて、さらっと読めた。
『五体不満足』とも重複する内容がちらほらあるが、焦点の当て方が違うので良いのかな?面白く読めたが、これを読んで自分を愛せるようになるかといえばそうではない気がする。どちらかといえば、育児に悩んでる人やこれから親になる人向けの本、という印象。
巻末にある対談も興味深く読めた。専門家による分析は大事だなぁ、と納得しながら読んだ。
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手足があるとかないとか、そういうことに関係なく、乙武さんのまっすぐな瞳はとても魅力的だと日ごろから感じていた。その魅力の素となっているのが、この「自己肯定感」だったのかと納得した。
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「自己肯定感」ボクの中ではずっとキーワード。自分の生き方にしてもそうだし、子どもたちを見ていても大切なものだと感じていました。ボク自身の体験からも、「自己肯定感」が高い人でありたいし、高く持ってほしいと常日頃から思っています。
著者である乙武さんの両親の教え、そして教師としての目線…どちらも本当に素晴らしく、読み応えがありました。
ステキな本でした。
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五体不満足とダブる部分があるのはちょっと気になるが、乙武氏のポジティブさを語る上では欠かせないエピソードではある。
ほんとにご両親が素晴らしい。
子供が自己肯定感を持つには親の役割が重要だっていうプレッシャーがひしひし。
今現在子供の様々な問題に当たっている親にはかえってキツイかもなあ。
・・・キツイわ。
そして、今現在自分に自信が持てないでいるから、って手にとった人には、親や先生からの接し方でこうなったという話では、親や先生がそうしてくれない限り自己肯定感は持てないってことになっちゃう。
他に頼らないとならないんじゃなくて自分で自分を愛せるようになるにはどうしたらいいんでしょうね?
教員時代のエピソードやお子さんとの話、発達障害の話などもあるのでいろんな人に読んでもらいたい1冊。
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自己肯定感という一見「何のこっちゃ?」
ということについて書かれているにもかかわらず
数時間ですらすらと読んでしまった
それがこの本の一番良いところであると思う
文章がこなれているということも言えるし
乙武さんの歩んできた道
考えてきたこと
今やりたいことなどを
そのままストレートに表現しているからとも言える
だからこの本を読めば
全ての人が自分を愛することができるかというと
そうとは言えない
でもそれがいいんだと思う
一般化したり
客観化することで
自己肯定感や自分を愛するという言葉が
一般人からするとすごく難しくて
遠い言葉になり
あえて日常の生活の中で
自己肯定感について考えようと思わなくなる
そういう意味で
自己肯定感について考えるための
入門書として最適な本であると言える
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あっという間に読んでしまった。五体不満足を小学生の時に読んでいたのと、Twitterで著者をフォローしていて、ぜひ読みたいと思っていた本。
ついやってしまいがちな、愛情や都合の押し付けに気づかせてくれる。
人とどう関わるか。
今のわたしは、
子どもとしての自分(もう成人しているが社会人でないのでまだまだ養われているという点で子どもである自分を感じる)と、今後親になる自分
の間にいて、どちらの視点からも感じる事があった。
自分は親に放任されていた、愛情が薄かったのでは?と少し前まで感じていたので、信頼として、成長のために干渉しない親の懐のおおきさを改めて確認した。
就職活動をしている中で読んだ事で
ちょうどタイムリーに考えていた親との関係、どんな親になりたいかなどのヒントになったと思う。
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私は自己肯定感を持たずに育ってしまった。
所謂高学歴の家庭で育ち、美大に進みたいという思いは親の反対にあい、あきらめた。しかれたレールの上を歩んで生きてきてしまった。
表面上は何不自由ないエリートコースを歩む幸せな人間に見えただろう。
だがその中身は、自分で物事を決められず、深層心理で人に責任を押し付けてしまう弱い人間だった。
そんな人間が挫折を味わうとどうなるか。結果は無惨なものだった。
プライドとコンプレックスに苛まれ、人に望まれる自分であることを行動原理とする自分がいた。ひと度、望まれる自分でいられなくなると、他人からどう思われてしまうのか怖く、身動きがとれなくなってしまっていた。
親が私を陥れようとしているのではないかという強迫観念さえ生まれていた。親が私の可能性を信じてくれないことが悲しかった。
そんな自分が偶然こんな文言を目にした。
「自分の人生は自分のもの。誰の指図も受けないし、自分でやったことの責任は自分でとる」
それは啓示のようで、私は衝撃を受けた。
こんな当たり前のことが、24歳になるまで理解できていなかったのだ。
それから私は少しずつ変わろうとしている。
父に自分の人生は自分で決めると(当たり前のことだが)宣言すると、父は言ってくれた。
「お前のことは、どこに出しても恥ずかしくない立派な娘だと思っている。どんな道を進もうと、明るく生きてくれればそれでいい。」
この「自分を愛する力」はそんな殻を破り始めた私を後押ししてくれる本だった。
親は完璧な人間ではない。
親に出来る事は子供が人生という道を進んでいくのを見守る事だ。
時には支えが必要なこともあるだろう。
子供が分岐に差し掛かった時は、手を添えるだけで十分だ。
どちらかのベクトルに力をかけるようなことはしてはいけない。
本当は4本の分岐なのに、子供には2本の道しか見えてないこともあるだろう。
残りの2本を照らしてあげることは、いいだろう。
だが、どの道を進むかは子供が決める事なのだ。
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20130321
自己肯定感、自己愛。
私が大好きだーー!
と、言えると思う。
だって自分が好きだから。
新しいエピソードも交えつつ、とても読みやすかった。
同世代、男兄弟を持つ同じ親として、育児本の感覚でも読めた。
下手な育児本よりわかりやすく子供の気持ち、親の気持ちが理解できた。
前から思ってたけど、乙武さんって涙もろい。
そこがさらに親近感がわく!
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最近乙武くんフェアが続いている。
ひさびさにメディアで見かけることが多くなったときには、
自身の小説が映画化されるタイミングだったようで、
その頃から、ここ最近の近況を知ることなり、
彼の活動に関心を持つようになった。
ここ半年くらいのことかな。
加えて先月観た「朝まで生テレビ」
これも大きなきっかけだった。
前後してtwitterでのつぶやきなどもあいまって、
出版されたばかりのこちらも読んでみた。
方々でよくお話されているであろう内容もわたしには多く、
重複するところも多く感じたが、
唯一読めてよかったと感じたのが、とりわけ奥様とのことについて。
ベースは「自己肯定力」が高い乙武くんだが、
お子さんの件で、迷い憂いている乙武くんの姿を、はじめて目の当たりにしたようにに思う。
これが逆に、わたしにはとっても親近感が沸いた。
多くは語らないし、それ以上は解りかねるが、奥様もやはり凛とした考えがある方のようにお見受けしたし、だからこそ不断の努力で日々支えている奥様はすごいと思う。さらにそのことに日々感謝していることを伝え続ける乙武くんの人柄に、また改めて脱帽している次第です。
もともと持ってる教育感みたいなものも似ているからか、
ほんとにすんなり読みきれる1冊。
教育云々にかかわらず、読めるのでは。
余談だが、なまじ年代が一緒なだけに、どうしても乙武くんと言ってしまう。
これもまた親近感。
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ものすごく恵まれて育てられたのね。そりゃ健全な自己愛を育めるだろうな。正義のヒト?ではあるかも知れないけど、思いやりや慈愛とは違うかな。Twitterレストラン事件があって、この本売りました。
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半分はネガティブ思考につける薬。もう半分は教育論。
巻末の精神科医との対談は、小さな子供を持つ親にも一読をお薦めしたい。
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泣いた。
特別悲しいことも書いていないのに。
何の涙かわかんないけど、読んでいる間ずっと泣いていた。
いつか、子育てをする日が来た時も、この本のこと、覚えていられますように。
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130428読了。
みんな違ってみんないい。
社会人一年目、うつのように病んでたけど、今はなんとも思わない。
あの時期を乗り越えた今、ダメなとこもあるけど、自分を受け入れられるようになった。
みんな違っていいんだってことに、ようやく気づけたからかも。
そんなことを考えた一冊。